皆さんは、以前と比べて運動する機会が減っていませんか?
実際、コロナ禍で運動不足を訴える方が増えているそうです。
今回は、少しの時間と体を動かす体力があれば出来る運動をご紹介します。
運動不足の人は増えている
新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や休業要請により、私たちの生活習慣は大きく変化しました。
ピーク時に比べると規制は緩和されてきましたが、一度定着した生活習慣を元に戻すのは難しいものです。
第一生命経済研究所の調査によると、新型コロナウイルス感染拡大によって「運動不足だと感じるようになった」と回答した人の割合は、全体の53.4%だそうです。
つまり、過半数の人が運動不足だと感じるようになったことがいえます。
また、スポーツ庁によると、民間調査の結果、以下のような生活習慣の変化や体への影響が報告されているようです。
当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。
・ 1日当たりの歩数が、減少している
・ 体重が、増加している
・ 休校中に運動不足や生活リズムが乱れている、自宅学習の集中力が続かない
・ テレワークによる「肩こり・腰痛」「目の疲れ」等の不調が起きている
・ 座位時間が長くなることにより、血流の悪化や血栓ができるリスクが上昇する
テレワークが運動不足の原因に?
生活習慣の変化の中で「運動」に着目すると、「テレワーク」の影響が考えられます。
テレワークになると当然のことながら、出社することがなくなります。
そのため、歩数が激減した方が多いのではないでしょうか?
自宅から駅までの歩数、駅での乗り換えの歩数、社内で動き回る歩数など、多くの人が5000歩ほど減っているそうです。
【5000歩】といえば、約50分のフォーキングに相当します。
70キロの方であれば約184kcal、およそ3kmに相当します。
【184kcal】いえばコンビニのチキン1個分、ごはんはお茶碗に2/3膳になります。
産業保健新聞によると、満員電車で30分立って通勤した場合、40歳男性(70kg) では、65kcalになるそうです。
往復すると、【130kcal】です。
通勤電車と歩数を合わせると、およそごはん茶碗1杯分のカロリーを消費できなくなってしまいます。
毎日電車通勤する方にとっては、大きな問題です。
さらに問題なのが、「食べる量」です。
運動量が減るということは、それに応じて食べる量も調整しなければなりません。
しかし、同じ量以上で食べてしまっている方が多いようです。
「同じ量以上食べているな」、「飲酒や間食が増えたな」と思った方は、一度食生活を見直してみましょう。
運動不足の悪影響
以下は、スポーツ庁が発表している感染症対策による活動制限や運動不足の長期化による影響の一例です。
・ ウイルス感染の不安
・ ストレス蓄積
・ 体重増加
・ 生活習慣病発症/悪化
・ 体力低下
・ 腰痛、肩こり、疲労
・ 体調不良
運動不足による悪影響が、多岐にわたることが分かります。
新型コロナウイルスの感染から身を守ることはもちろん不可欠ですが、運動不足によって健康に好ましくない影響が及ぶことも避けなければならないことも事実です。
自宅でできる運動や、“3密(密集・密閉・密接)”にならない方法での屋外での運動を促すことがさらに求められています。
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