健康診断までに中性脂肪を減らすには? 中性脂肪が増える7つの原因

揚げ物

 

 

「中性脂肪が高めなので、生活習慣を改善しましょう、と言われたけど、具体的に何をすればいいか分からない」

という方は、いらっしゃいませんか?

今回は、中性脂肪が高くなる原因と、食事で気を付けるべきことなどを紹介します。

 

 

中性脂肪が高くなる原因

 

まずは、原因を知ることから始めましょう。

中性脂肪が高めと言われても「普通の生活をしているのに、なぜ?」と思う人は多いでしょう。

生活習慣に隠された問題は、本人ほど気がつきにくいものです。

中性脂肪が高くなる最大の原因は、偏食や食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎといった不健康な食生活です。

運動不足やストレスも、中性脂肪を高める要因になります。

中性脂肪は高いまま放置してしまうと、重大な病気を招く恐れがあるため、 注意が必要です。

 

 

中性脂肪が増える7つの原因

 

中性脂肪が増える原因

 

中性脂肪が増える原因は、上の図のような7つが考えられます。

特に、食事は、毎日3回ずつ取りすぎていると影響も大きくなります。

ただ、中には遺伝や加齢、避けられない病気など生活習慣ではどうしようもない原因もあります。

そういった場合には、必要に応じて、医療機関で適した治療を受けることもあります。

 

 

 

 

「偏った食事」チェック

 

偏った食事チェック

 

上の図は、中性脂肪が高い人に良く見られる生活習慣の中で、「偏った食事」に着目したチェック表です。

 

いくつ当てはまったでしょうか?

中性脂肪は、食事やお酒によって摂取されたエネルギーから体内で作られます。

作られた中性脂肪をどんどん使いきっていけばよいのですが、エネルギーを摂りすぎると中性脂肪を消費しきれず、どんどん脂肪組織に蓄積されていきます。

 

 

「偏った食事」は、こうして改善

 

「偏った食事」とは、何が偏っているのでしょうか。

答えは、ずばり「エネルギー」です。

 

たとえば、油もの、主食(炭水化物)、甘いもの、果物、お酒などです。

これらエネルギーの高いものを好んで摂取していると中性脂肪が上昇しやすくなります。

 

改善するには、以下の行動を心がけましょう。

① 主食(炭水化物)は重ねないこと

 ラーメンは汁物ではないので、ご飯と一緒に食べるのは避けましょう。

 

② 果物は重ねないこと

 果物は一日100から200g、みかん二個分が目安です。

 

③ やせていた時と同じ量を食べないこと

 何年も前から食べる量が変わっていない人は、食事の量自体の見直しをしましょう。

 今の自分に本当に必要な量か、食べる前に手を止めて考えてみましょう。

 

 

体質は遺伝 生活習慣は伝染

 

これは、ある保健師さんの言葉です。

体質は親からの遺伝であり、努力では変わりませんが、生活習慣は親から子へと家族中で伝染します。

しかし、家族全員が同じような生活習慣では、「少し違う」「改善しなければいけないのでは?」と気がつくことが難しいのです。

 

そのため、健診結果で出た「注意しましょう」というアラートをしっかり受け止めてもらう必要があります。

また、健診結果の経年変化も、アラートに気づくチャンスです。

 

弊社が提供する「ヘルス×ライフ」では、健康診断の結果をシステム及びアプリ内に登録し、いつでも確認することが出来ます。

また、人間ドック学会や会社独自の判定基準で、自身の健康状態や改善項目を把握することも出来ます。

健康状態の改善に、是非「ヘルス×ライフ」をご検討ください。

 

 

出典

健康診断で中性脂肪が高めの人が読む本 幻冬舎 宮崎滋

 

監修:佐藤祐造(医師、愛知みずほ大学特別教授・名古屋大学名誉教授)