9月3日は「睡眠の日」と言われています。
睡眠は、疲労回復には非常に重要な行動です。
十分な睡眠をとって、体調を整えましょう。
今回は、「睡眠」の重要性や気持ちよく眠りから目覚めるコツなどを紹介します。
心身の健康保持や事故防止につながる
睡眠時間の不足、睡眠の質の悪化は、「生活習慣病のリスク」を高めることにつながります。
また、日中の眠気は「ヒューマンエラーに基づく事故」につながります。
就寝時刻、起床時刻が遅い生徒は学業成績が低く、メンタルヘルス所見のある割合が多いといわれています。
また、睡眠不足により、昼過ぎ以外の時間帯でも強い眠気に襲われる場合に、著しく生産性が低下するといわれています。
睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる
人間が十分に覚醒して作業ができるのは、起床後12~13時間までとされています。
15時間以上では、酒気帯び運転と同程度の作業効率まで下がります。
仕事をなるべく早く切り上げて、帰宅し、しっかり睡眠を取るというサイクルにしたいですね。
良い睡眠のためにする2つのこと
【1日30分以上の歩行を、週5日以上実施する】
1日30分以上の歩行をしている人は、入眠困難、中途覚醒する割合が低いことが分かっています。
強い運動では、逆に寝付けなくなることがあります。
日常生活の中で、細切れでもよいので、少しずつ運動を取り入れていきましょう。
歩行するタイミングは、いつでもかまいません。
ランチを早めに切り上げて、少し遠くまで行ってみてもいいでしょう。
1駅分、多く歩くなどでも大丈夫です。
歩数にすると、今より3000歩多く歩けば良いとされています。
【起床後、朝日を浴びて、朝食をとる】
起きたら、まず朝日を浴びて覚醒しましょう。
朝食の欠食頻度が高い,朝食の摂取量が少なく,昼食や夕食の摂取量が多い人は,睡眠‐覚醒リズムが不規則とわかっています。
また、朝食を欠食している人ほど、不眠を訴えることもわかってきました。
まず、起床時には朝日を浴びて体内時計のリズムを修正します。
さらに、朝日には眠気を低減させて、覚醒度を維持する効果もあります。
次に朝食をとって、血糖値を上昇させましょう。
しっかり朝食で、眠りと目覚めのメリハリをつけましょう。
朝食は、バナナ1本、おにぎり1個、カップスープ、野菜ジュース1本と、簡単なもので構いません。
ただし、ブラックコーヒーは、血糖値をあげることが難しいので、カロリーあるものを摂取しましょう。
弊社で提供している「ヘルス×ライフ」では、歩数の他、睡眠時間や起床時間なども管理することが出来ます。
また、目標を立てて、現在どの程度達成できているかを確認することも出来ます。
是非、生活習慣の改善に、「ヘルス×ライフ」をご利用ください。
参考
健康づくりのための睡眠指針 2014~ 睡眠12箇条 ~に基づいた保健指導ハンドブック
監修:佐藤祐造(医師、愛知みずほ大学特別教授・名古屋大学名誉教授)