現在の課題と小・中学校での健康教育
習志野市では、「あかちゃんから高齢者まで健康づくりをサポート」するために、ぞれぞれの年代に応じて次のような事業を行っています。
特に働き世代への取り組みは、集まって、何かの事業を実施する時間がとりづらいという点があるため、一つの課題となっています。
そこで、習志野市では、小・中学生に対して行っている「生活習慣病予防健康教育」を、保護者に対する啓発の機会としています。
この「生活習慣病予防健康教育」は、市教育委員会と連携して小学校、中学校の保健体育や総合授業(総合的な学習の時間)で教育を行っています。
子どもの頃から、生活習慣病を予防する習慣を身につけることが目的です。
その中で、子どもが健康宣言(「毎日運動する」など)という形で、子どもなりの言葉にしたものを親に持って行きます。
そして、今度は親からのメッセージ(「家族でがんばろう」など)をもらって来るようにしています。
子どもの視点で「健康」というテーマを親に伝えることで、健康の大切さや、生活習慣病にならないためにはどうすればいいのかという意識を持ってもらうだけでなく、子どもの健康や生活を通して、保護者が自らの生活を振り返り、健康を見直すきっかけとなることを狙っています。
健康づくりを推進するためには、様々な領域で連携していくことが必要不可欠です。
こうした取り組みにより、地域保健と学校保健との連携・協働を「見える化」できたことは成果であると言えます。
習志野市は、群馬県の上野村とも協定を結んでいます。
これは、それぞれの地域住民の健康増進と地域の活性化を図ることを目的としたものです。
また、2017年4月には、オービックシーガルズとも「相互連携・支援協力に関する協定」を締結しました。
「健康なまち習志野」を実現するために、様々な領域の人たちと連携・協力しながら取り組みを進めています。