食育マルシェと食のオタクを通じて社会を健康に ヴァカボ

365マーケット

 

 

株式会社ヴァカボは、食育機会を作る食育コンテンツカンパニーです。

「食」について豊富な知識を有する「食のオタク」の力を活用し、「食べるをつなぐ」を

ミッションを掲げ、コミュニティサービス「365マーケット」を展開しています。

 

「株式会社ヴァカボ」の長岡康生社長にインタビューさせていただきました。

 

 

食育マルシェについて

 

【勤次郎】

NPO法人健康経営研究会主催の「健康経営フォーラム2018」でプレゼンテーションをされていた企業様が、

貴社の提供されている「食育マルシェ」を活用して社員の健康増進に取り組まれていることを説明されていました。

 

社員の方々が、熱心に野菜に関する食育セミナーを聞かれている写真も紹介されていました。

 

セミナー

(写真出所:食育マルシェ ホームページ

 

【長岡社長】

昔は、野菜に関する知識を近所の八百屋さんが教えてくれたりしましたが、

今はそういった八百屋さんの数が減少しています。

 

また両親が共働きで忙しく、外食中心の生活になっている家庭も多いと思います。

このような背景から、昔と比べて、「食育の機会」が減少していっていると言えます。

 

そこで弊社では、「食育の機会」を増やすことを目的として事業を開始しました。

「食育マルシェ」は、その一環であり、オフィスで野菜の食べ方や保存の仕方など生活に

役に立つ情報をセミナー形式で伝えて、その場で弊社契約農家の産直野菜を提供しています。

 

「従業員の食生活におけるヘルスリテラシー向上のきっかけづくり」として、健康経営の

推進の中で活用していただく事例が増えています。

 

男性とディスプレイ

(株式会社ヴァカボ 代表取締役社長 長岡康生 氏 )

 

 

【勤次郎】

セミナーには、男性の方もたくさん参加されているのですね。

 

【長岡社長】

男性の比率が高い職場が多いので、男性の方にも積極的に参加していただきたいと思っていましたが、

ここまで男性の方々に参加していただけるとは当初は思っていませんでした。

いろいろな背景があると思いますが、「食育マルシェ」で学んでいただいたことを、家に帰って

食事をするときに家族に伝えると、「お父さんすごい!」と言われることもあるそうです。

 

こういった形で、親から子に「食育の機会」が広がっていくことにお役立ち出来ていることを

お聞きして、うれしく思っています。

 

 

食のオタクと食育マルシェ

 

【勤次郎】

(実際にセミナーで実施されているクイズを体験して)

私は自信があったのですが、こんなに間違えるとは・・・。

野菜について、知っているようで知らないのですね。

 

スライド

(資料出所:食育マルシェ ホームページ

 

【長岡社長】

例えば保存の仕方など、意外と知らない方も多いと思います。

 

食育は幅広いテーマです。

そしていずれも、生活の役に立つ知識です。

本来は知っているべき知識であり、正しい知識を持って生活していれば健康にとって

プラスになる一方で、知らずに日々過ごしていると健康を損なっている危険もあります。

 

「食育マルシェ」では、そういった知識を持っている「食のオタク」がオフィスに

訪問して、セミナーを実施させていただいています。

 

【勤次郎】

「食のオタク」ですか?

 

【長岡社長】

管理栄養士・調理師とか、野菜ソムリエなど、何らかの食の資格を持っている方

もしくは、資格はなくとも主婦経験が豊富な方など食への感度が高い人に登録して

いただいていて、その方々を弊社では、「食のオタク」と呼んでいます。

 

「食のオタク」の方には、セミナーの講師をつとめていただくだけでなく、

産地直送の野菜も紹介していただいています。

食に関する知識をお持ちの方々は、おいしい野菜を作っている農家の方も知っています。

 

そうやって、「食のオタク」の方に紹介していただいた農家の方々と契約させて

いただいており、2019年1月時点で20件の契約農家があります。

契約農家の方々の産直野菜を「食育マルシェ」を通じて、提供させていただいています。

 

食のオタク

(資料出所:食育マルシェ ホームページ

 

 

増えていく食育の機会

 

【勤次郎】

健康経営フォーラム2018の企業様でのプレゼンテーションでも社員の方が

行列をつくられている写真がありました。

産直野菜はすごい人気なのですね。

 

【長岡社長】

弊社では、健康に関心のない人にも、食育の機会を持っていただくことを目指しています。

野菜に関心がない人に、野菜を食べてもらうことは大変です。

 

そこで、企業が社員への福利厚生の一環として、「食育マルシェ」を活用して

食育の機会の提供に取り組んでいただいています。

食育セミナーをきっかけに野菜への関心を高めていただき、実際に産直野菜を

食べていただいています。

食育セミナーを受講された皆様に、野菜のおいしさを実感していただく

ことが出来ていると思います。

 

弊社以外にも、オフィスで野菜を提供されるサービスは存在していますが、この

「健康に関心のない人にも野菜を食べていただくことを目指している」点が、

他社のサービスとの差別化を図った「食育マルシェ」の特徴です。

 

【勤次郎】

まさに、人に寄り添うサービスですね。

これまで野菜をあまり食べることがなかった人が、「食育マルシェ」で、野菜に関心を持って、

今度は教える側になっていくと、食育の機会はどんどん広がっていくことになりますね。

 

【長岡社長】

「食のオタク」が増えることが重要だと思っています。

弊社では、「食のオタクコミュニティ 365 market 」を運営しています。

「食のオタク」による、人と人のつながりを通じて、食育の機会を増やすための取り組みを続けていきます。

 

【勤次郎】

本日はありがとうございました。

 

365マーケット「食育マルシェ」は、女性のあしたが輝く社会に貢献しているサービスや商品を

表彰する「女性のあした大賞」(主催:株式会社ハー・ストーリィ)にて、

第3回女性のあした大賞(サービス部門)を受賞しました。

 

賞状

(写真:勤次郎撮影)