チェンジしてすっきり
身の回りの環境や、感情を抑え込む習慣を変えてみましょう。
たとえば、以下のような行動がおススメです。
【外からチェンジ 】
服装や髪型、めがねなどをいつもと違うものにしましょう。
少し、居心地が悪いくらいがベストです。
落ち着かなくて、そわそわしているといつの間にか、イライラも飛んでいきます。
「10歳くらい若返る」ようなファッションに、チェンジしてみてもいいかもしれません。
【イヤなことを紙に書いて破る 】
心が晴れない原因や、今の気持ちを紙に書いてみましょう。
例えば、「仕事で苦手な人に無茶な仕事を押し付けられた」時は、その人の悪口を紙に書いてみましょう。
箇条書きでも大丈夫、心の整理がついて、すっきりします。
その上で、紙をビリビリ破りましょう。
「破る」という行動は、ストレス解消に効果抜群なのです。
【クッションをたたく 】
腹のたつこと、辛いこと、不愉快なことを急に思い出すことは、ありませんか?
そんな時は、その気持ちを声にしながら思いっきりたたく、投げる、踏みつぶすなど怒りに任せてクッションを叩きましょう。
思いっきり、手加減なしでやってください。
手加減なしでできるように、周囲に被害を与えないように、クッションはやわらかく大きめのものをたくさん準備しましょう。
また、ケガをしないように手袋などをはめることもおススメします。
この方法は、感情を解放させる治療法としても実際に行われています。
終わったら、きっとすっきりしているはずです。
イライラに効く食べ物をとってみる
食べ物で、イライラを解消する方法もあります。
ビタミンCとたんぱく質、そしてビタミンB群は、ストレスを感じた時に消費される栄養素です。
よく言われているカルシウムやマグネシウムは、不足した場合に神経を興奮させ、イライラの原因となります。
そのため、不足は注意が必要です。
これらの栄養素を主食で取る場合、ごはんやそばが当てはまります。
ビタミンB群やマグネシウムが豊富に含まれる玄米や胚芽精米にするのもおススメです。
主菜なら、タンパク質とその代謝に不可欠なビタミンB6を含むカツオ、サケ、マグロ、大豆製品がオススメです。
副菜には、ビタミンCを含む野菜を多めにしましょう。
カルシウムが豊富なモロヘイヤ、チンゲンサイ、小松菜、セロリが良いでしょう。
単体で取るとかなりの量のように思いますが、スープにすると手軽に大量摂取できます。
また、食事は楽しくおしゃべりしながら、リラックスして摂るとよいでしょう。
イライラ、ストレスは興奮作用がありますが、リラックスすると副交感神経が優位になり、ストレス、イライラも解消します。
おいしく食べて、気分転換も図れます。
寝つきが悪い場合には、イライラ、ストレスの原因になります。
そういう時には、温めた牛乳を少し飲んでみましょう。
牛乳は、脳のセロトニンの材料になるので、イライラやストレスが収まる傾向にあります。
また、カモミールなどのハーブティーにも同様の効果があります。
モフモフもオススメ
モフモフしたものには、「癒しオーラ」があります。
他にも、猫や犬など存在自体が癒しオーラを放つ動物もいます。
最近流行の「モフモフ」には、攻撃性を和らげ、心を安定させる効果があります。
イライラしがちな仕事中に、「モフモフ」した動物の写真などを眺めるのもいいですね。
(筆者はモルモットが好きなので、モルモットの写真をよく見ています。)
「さらばストレス ようこそリラックス」
ストレスは今日中にリセットし、次の日をすっきりリラックスして始めましょう。
出典
東京法規出版「心が元気になるヒント」
監修:佐藤祐造(医師、愛知みずほ大学特別教授・名古屋大学名誉教授)
- 1
- 2