【最重点取組① ロコモティブシンドロームの予防】
1)健康づくり講座
健康管理事業団では、18歳以上の方を対象に、健康づくりに関する各種講座を開催しています。
2017年度は、保健センターと総合保健医療センターで「ロコモ予防教室」と題し、ロコモティブシンドローム及び低栄養予防の啓発を行いました。
2)市民健康づくり講座
疾病の予防には病気を正しく理解し、日頃から正しい食習慣、運動習慣などの生活習慣を身に付けることが大切です。
そのきっかけづくりとして、医師や有識者等による講演を行っています。
2017年度は、「骨・コツ学ぼう!ロコモ予防」と題した講座を実施しました。
3)レッツ!健康チェック
生活習慣病の正しい知識の普及や現在の健康状態を確認してもらうとともに、ロコモティブシンドローム予防の啓発、がん検診受診の促進を図るため、市内の商業施設で体成分分析と骨密度測定、血管年齢測定、ロコモティブシンドロームに関するパンフレットの配布、健康相談等を実施しています。
2017年度は、イオン春日井店で骨密度測定や健康相談などを行いました。
4)健康手帳の交付
自身の日頃の健康管理に役立ててもらうため、40歳以上の市民に無料で手帳を交付しています。
手帳には特定健診や各種検診等の記録が記入できる上、肥満や生活習慣病予防対策、ロコモティブシンドローム等についての健康づくりのポイントが掲載されています。
市役所や公共施設の窓口13か所の他、商業施設等でのがん検診受診啓発イベント開催時にも随時交付しています。
5)広報等での周知啓発
広報春日井、ホームページで健康づくり等に関する情報提供を定期的に行い、市民への周知・啓発を実施しています。
2018年3月1日号広報では、スマートフォン向け「かすがい健康マイレージアプリ」の活用を周知・啓発を行いました。
6)骨密度検査
骨量を測定する検査を行うことで、骨粗しょう症による骨折などを未然に防ぎ、寝たきりなどの介護予防に努めています。
7)出前講座
事業者や学校、団体、個別のグループからの依頼により、市職員が事業場や学校などに出向き、健康に関する内容について講座を実施します。
その中で、ロコモティブシンドロームの予防について周知・啓発を行っています。
2017年度は、2つの事業所と3つの団体でロコモティブシンドロームの紹介を行いました。
8)かすがい健康マイレージ事業
後掲
9)お気軽運動教室
2016年度からの新規事業で、運動で体の健康を促すエクササイズと脳の活性化を図るコグニションを同時に行う軽運動を取り入れた教室を開催しています。
身体を動かすきっかけづくりや認知症予防への支援を行うことで、高齢期における自立度の低下を防ぎ、健康寿命の延伸を図ります。
また、開催する曜日と時間を固定し、事前申し込みを不要とすることで、思い立ったときに気軽に参加できる教室としています。
総合保健医療センターにて毎週金曜日午後に開催しています。
2017年度から会場を増やし、保健センターでも毎週火曜日午後に開催しています。
10)出張スポーツ講座
スポーツ・ふれあい財団の職員が老人クラブ、企業等の地域へ出向き、運動講座を実施しています。
その中で随時、ロコモティブシンドロームの概要を紹介し、周知・啓発を図っています。
11)生涯スポーツ教室
スポーツ・ふれあい財団では、スポーツによる健康・体力づくりを推進するため、気軽に取り組むことのできるスポーツ教室を開催しています。
運動器の機能維持を促すとともにロコモティブシンドロームの紹介を行い、予防啓発に努めています。
2017年度は「脂肪燃焼エクサ」を始め、フィットネスプログラム、水泳教室、アクアビクス等を実施しました。
12)体育館やトレーニング室の利用
温水プールのトレーニング室に常駐するトレーナーが効果的なトレーニング方法を指導しています。
その中で、ロコモティブシンドロームの予防についても随時啓発しています。
13)イベントでの啓発
健康救急フェスティバルにおいて、骨密度測定や足指力測定、お気軽運動(頭と身体を同時に使った運動)の実施しています。
また、ロコモティブシンドローム予防の啓発文書を配布し、周知を図っています。
さらに「レッツ!健康チェック」において、骨密度測定や健康相談などを実施しています。
14)スタイルアップ教室
18~49歳の若い世代を対象として、生活習慣病やメタボリックシンドームなどについて学ぶとともに、健康運動指導士等による運動指導を行う教室を開催しています。
2015年度から、新たにロコモティブシンドロームの内容を追加しています。
15)60歳からのスロートレーニング教室
60歳以上の市民を対象に、安全に正しく筋力を高める方法を身につけてもらうための教室を、福祉の里レインボープラザで開催しています。
16)「かすがいいきいき体操」の普及活動
市が介護予防を目的に製作した「かすがい いきいき体操」に気軽に取り組んでもらえるよう市のホームページで周知させています。
その他、ふれあいセンターなどの施設で体操のDVDやビデオテープを貸し出しています。
また、指導者養成講座を隔年で開催し、体操の普及に努めています。
【最重点取組② 職場で支える健康づくりの推進】
1)かすがい健康マイレージ事業
後掲
2)運動指導事業
スポーツ・ふれあい財団が、市や外郭団体からの運動指導要請に応え、その職員(従業員)を対象に運動に関する講義や運動指導を実施しています。
2017年度は、市の新任課長補佐職や新任主査職研修等に講義や運動指導を実施しました。
3)職域におけるアンケート実施
2014年3月に策定した「かすがい健康計画2023」の中間評価及び改定のために、事業所における健康づくり等の取組状況を把握するため、食育推進協力店や健康マイレージ協力店、市内従業員100人以上の事業所などを対象に、健康・食育に関するアンケート調査を実施しました。
4)職場のメンタルヘルスセミナー
職場での健康管理に係る担当者等を対象として講習会を実施しています。
2017年度は、「対人援助職のための心の健康づくり~元気に仕事を続けるために~」と題し、講演を実施しました。
5)出前講座
事業者の依頼により、市職員が事業所に出向き、健康に関する内容についての講座を実施しています。
2017年度は、製造業事業所に対して「かすがい健康マイレージについて」の講座を、人材派遣事業所に対し「心身ともに健康であるために」の講座を行いました。
6)仕事と家庭の両立を支援する企業をホームページで紹介
仕事を育児・介護・地域活動など仕事以外の活動を両立できるよう積極的に取り組む企業をホームページに紹介しています。
企業が仕事以外の活動を支援することで、家庭などでのストレス発生の抑制やこころとからだの休養を促進することを目的としています。
また、市内で仕事以外の活動を支援する企業が増えるよう周知・啓発を行っています。
2017年度は、仕事と家庭の両立を支援する市内企業2社を新たに取材し、ホームページで紹介しました。
7)基本健診
労働安全衛生法に基づく健康診断と同等の健診を実施することにより、企業の安全衛生業務を支援しています。
2017年度は337事業所、3,271人がこの制度を活用して基本健診を受診しました。
8)協会けんぽとの協定
春日井市と全国健康保険協会(協会けんぽ)愛知支部は、2014年度末に協定を締結しました。
健康づくりの分野で相互に連携・協力し、職場や地域における健康課題を抽出・共有するとともに、様々な取組を行うことにより、市民の生活習慣病の予防を図ることが目的です
市のがん検診や協会けんぽの特定健診の受診率向上、生活習慣病の予防などに向けて、次の連携・協力を行っています。
<2017年度に実施した連携・協力>
・3月末に協会けんぽが発送した2018年度特定健診受診券に市のがん検診の啓発チラシを同封
・ホームページに協会けんぽの特定健診と市のがん検診が同時に受けられる医療機関を掲載
・協会けんぽ被扶養者特定検診未受診者に対して、受診勧奨を行う際に市のがん検診の啓発チラシを同封
※以上、最重点取組の実施状況について、春日井市提供資料より抜粋
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