定義
体液中のイオン濃度を測定し、そのバランスを調べる検査です。
電解質は食べ物として、体内に摂り入れられ、水分調節や神経刺激の伝達、筋肉の収縮など人間が生きていく上で重要な役割を果たします。
人体に必要なミネラルの一種で、浸透圧の調整などの働きをする。
主に食塩の形で摂取される。人体に必要なミネラルの一種で、主に食塩(塩化ナトリウム)の形で摂取されています。
成人の体内では、ほとんどが細胞の外の体液(細胞外液)に含まれています。
細胞外液の浸透圧を調節して、細胞外液量を保つなどの役割を持っています。
生活改善提案
・異常値の場合は医師にご相談ください。
・夏は特に暑さや水分量の不足により、脱水になりやすく、熱中症につながります。
こまめに水分を摂るようにしましょう。
・塩分の摂り過ぎにも注意しましょう。塩分量8g/日未満未満を目指しましょう。
通常、健康な人では欠乏することはありません。
摂りすぎるとむくみや口の渇きのほか、高血圧・胃がん・食道がんのリスクを高めることが報告されています。
本来必要な1日の摂取量は2〜3g程度ですが、塩味の好みは習慣的なもので個人差も大きく、つい摂りすぎてしまいがちです。
カリウムを多く含む野菜や果物を一緒に摂ることで、ナトリウムの排泄を促進することができます。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、摂取量の減少を目指すものと位置づけられており、目標量(食塩として)は成人男性で1日当たり8g未満、成人女性では7g未満と設定されています。
関連する疾患
高値:脱水症、尿崩症、腎不全、ネフローゼ症候群症候群、甲状腺機能低下症
低値:腎不全、アジソン病