新型コロナウイルスの感染者数が、増え続けています。
軽症者の場合、自宅で療養したり宿泊施設で療養したりと、不安な気持ちも多いかと思います。
特に、咳は飛沫感染のもとにもなりますし、他の人に様々な影響を与えるため、気も使います。
でも咳って、体力を奪っていく、とても辛いものなんです。
なので、今回は、新型コロナにも対応でき、しかも、他の咳症状にも対応できる方法をお伝えします。
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
寝る姿勢
呼吸しづらい場合には、頭を少し上げると楽になります。
咳はあおむけに寝ると息を吸うことが楽になります。
しかし、浅い呼吸や浅い咳しかできなくなります。
そのため、体が辛くなければ横向きなどで寝るとよいでしょう。
横向きのほうが、腹式呼吸優位となって深い呼吸もできますし、強い咳ができるので咳の回数が少なくなるかもしれません。
水分量
水分は、適切な水分量にしましょう。
水分が不足していると、体の機能もうまく働きませんし、免疫機能もあがりません。
また、微熱などが続く場合には、脱水症状を起こします。
適切な水分摂取を行いましょう。
WHOでは、一日に16~20カップの水分摂取(約1.5リットル~)を勧めています。
ハチミツ
海外で発見された方法ですが、いくつかの論文などをまとめて強化した「メタアナリシス」という方法で証明されています。
上気道感染症の症状、特に咳の頻度と重症度を改善するために、ハチミツが通常のケア(鎮咳薬など)よりも優れていることがわかりました。
ご存じのようにハチミツは、1歳以上の子供であれば摂取可能です。
方法は、小さじ1杯のはちみつをそのまま舐めても良いですし、温かいお湯に溶かして飲んでいただいても結構です。
ハチミツは、咳などの上気道感染症の症状改善に抗生物質の利用よりも優れているという紹介がされていました。
ハチミツは抗菌薬耐性の拡大を遅らせることができ、抗生剤の代替品として利用することも取り上げられていました。
しかし、まだそれは今後の研究結果を慎重にみていかないとわからないことです。
理由は現時点で不明ですが、ハチミツが咳などの症状改善する可能性を秘めていることが報告されているのは確かなようです。
あとは換気
窓やドアを開けて、空気循環を改善するようにしましょう。
新鮮な空気を肺に取り入れることは、とても良いことです。
一度温まった部屋の空気は、2,3分窓を開放してもすぐに温度の上昇がみられるので、窓やドアを開けることに躊躇することはありません。
特に、多くの人が一つの部屋にいる場合には1時間に一度窓をあけて換気をしましょう。
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