特定感染症保険

     

    青春のシンボルともいわれるニキビ。

    時期を過ぎれば自然に治ると思われていますが、それは間違いです。

     

    ニキビは「面ぽう」(コメドともいう)という毛穴のつまりから始まり、

    この面ぽうがなくならない限り繰り返しできます。

    面ぽうを根本的に治す治療薬(塗り薬)が、日本でも使えるようになっていますが

    それを知らず、間違ったケアで悪化させている人が多いのです。

     

    ニキビは塗り薬で治ります!

    公的医療保険で受けられる、最新のニキビ治療を紹介します。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

    ニキビのもとの「面ぽう」はなぜできる?

     

    正しいニキビ治療を理解するために、

    まず、ニキビがどのようにしてできるかを知っておきましょう。

     

    ニキビができる原因は、

     

    ①過剰な皮脂の分泌

    ②毛穴の出口に角栓ができてつまる

    ③ニキビ菌(アクネ菌)の過剰な繁殖 

     

    の3つです。

     

    毛穴にある皮脂腺でつくられた皮脂は、毛穴から表に出て行きますが、

    毛穴の出口に角栓ができてつまり、皮脂がたまるようになります。

    この状態が「面ぽう」です。

     

    角栓は、皮膚のターンオーバーが遅くなっていると、できやすくなります。

    毛穴に皮脂がたまると、ニキビ菌が繁殖しやすくなり、

    そこに炎症が起こることで赤いニキビができます。

     

    ニキビ菌は健康な毛穴にも存在する常在菌ですが、

    皮脂が大好物なので、面ぽうの中でどんどん増えてしまうのです。

     

    また、ニキビ菌は、空気のないところで増える嫌気性菌であり、

    面ぽうは格好の繁殖場所になります。

     

    ニキビがどのようにしてできるか

     

    思春期にニキビができやすいのは、

    性ホルモンが増え、皮脂もたくさん分泌されるようになるからです。

     

    面ぽうは自然に治ることもあります。

    しかしそうでない場合は、ニキビが治っても面ぽうは残り、

    繰り返しニキビができることになります。

     

    大人のニキビも同じで、面ぽうを治療しない限り何度でも再発します。

    ニキビの炎症が進むと、膿を持つようになることもありますが

    これを自分でつぶしてしまうと炎症がひどくなり、ニキビも悪化していきます。

     

    このようなことを繰り返すうちに、皮膚がダメージを受け、

    クレーターのようなニキビ跡が残るようになるのです。

     

     

     

     

    ニキビ治療で面ぽうの根本原因を治すには?

     

    では、ニキビ治療において、面ぽうの根本的原因を治すためにはどのような治療が必要なのでしょうか?

     

    ニキビ治療薬の種類

     

    ニキビを根本的に治すには、ニキビのもとである面ぽうを治療しなければなりません。

     

    そのために開発されたのが、ニキビ治療薬の

    「アダパレンゲル」(アダパレンクリーム)

    「デュアック配合ゲル」

    「ベピオゲル」

    「エピデュオゲル」

    です。

     

    アダパレンゲルやデュアック配合ゲルは、主にニキビに炎症が起こっている急性期、

    ベピオゲルやエピデュオゲルは、主に炎症が治まったあとの維持期に用いられます。

     

    維持期とは、再発を防ぎ、面ぽうをしっかり治療するための期間です。

    急性期の治療によって見た目がきれいになっても、

    毛穴の中の面ぽうを治療しなければ、またニキビができます。

     

    ニキビ治療薬の種類

     

    急性期における治療法

     

    まず急性期の治療ですが、

    この時期はニキビ治療薬のほかに、抗菌薬の塗り薬や飲み薬も使うことがあります。

     

    炎症が軽症の場合は、ニキビ治療薬と抗菌薬の塗り薬、

    炎症が中等症以上の場合は、抗菌薬の飲み薬も追加されます。

     

    きちんと治療を行えば、多くの場合1〜2カ月ほどで治療効果が現れます。

    急性期の治療期間は、長くても3カ月です。

    なぜなら、急性期の治療は抗菌薬に対する薬剤耐性ができるのを防ぐためで、

    『尋常性痤瘡治療ガイドライン 2017』(日本皮膚科学会)によって決められています。

    ※尋常性痤瘡とは、ニキビのことです。

     

    維持期における治療法

     

    次に維持期の治療ですが、

    重要なのは、根気よくニキビ治療薬を塗り続けることです。

     

    途中でやめてしまうと、面ぽうや、ごく小さな微小面ぽうが治りきらず、

    再び炎症が起これば、再び赤いニキビができ、

    一から治療をやり直さなければならなくなるからです。

     

    いわゆる黒ニキビや白ニキビも同様です。

    維持期の治療期間の目安は、1年くらいです。

     

    ニキビ治療薬は、使いはじめに皮膚の乾燥や赤み、ピリピリ感などが

    生じることがありますが、保湿剤などを併用することで多くは軽減します。

     

    皮膚科医とよく相談しながら、治療を続けましょう。

     

    面ぽうがなくなれば、ニキビはできません。

    もし、新たに面ぽうができても、早期に治療をはじめることにより、

    それ以上の悪化や再発を防ぐことができます。

     

    ニキビの治療

     

     

     

     

    間違ったニキビ治療にご用心!ニキビは皮膚科で治そう

     

    洗顔を徹底的に行えば、ニキビは治ると信じている人は、少なくありません。

    しかし、どんなに洗浄力の高い洗顔料を使っても面ぽうを取ることはできず、

    したがってニキビも治りません。

     

    洗顔は基本的なスキンケアですが、洗いすぎ、こすりすぎは皮膚を傷め、

    かえって状態を悪化させてしまうこともあります。

     

    ニキビ治療を始めたら、洗顔や保湿などのスキンケア、お化粧などについても、

    皮膚科医や看護師からきちんと説明してもらいましょう。

    肌の状態を整えることは、治療にもよい影響を与えます。

     

    ケミカルピーリングや、圧出療法は、絶対にNGというわけではありませんが、

    ニキビ治療薬に比べて面ぽうを取る効果はずっと低いので、

    まずはニキビ治療薬による治療を、しっかり行うことが重要です。

     

    ニキビ治療薬による治療は、思春期の子どもから大人まで受けられます。

    正しい治療で、ニキビの悩みにさよならしましょう。

     

     

    とはいえニキビ予防・治療には、肌の「保湿」が必要不可欠。

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    普段から肌の保湿ケアを徹底し、皮膚科で正しいニキビ治療を行いましょう。

     

     

    mis医療機関支援機構カルナの豆知識

     

    取材・文:NPO法人 医療機関支援機構 カルナの豆知識 編集部

    医療ライター/看護師  天野 敦子

     

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