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    高尿酸血症とは

     

    血液中の尿酸が高い状態が高尿酸血症です。

    痛風や腎結石、尿路結石の原因となります。

    アルコールとのおつき合いも増えるこの時季は、特に注意が必要です。

     

     

     

     

    尿酸って何?

     

    尿酸は体の老廃物で、プリン体という物質から作られます。

    このため、プリン体を含む食品には警戒の目が向けられます。

    よく知られているのは、ビールです。

    ワインやウイスキーの10倍ほども、プリン体が含まれているといわれます。

    焼酎はプリン体をほとんど含みませんが、実はアルコール自体に尿酸の排泄を妨げる働きがあるので、ビールに限らずアルコールは適量を守りましょう。

     

    ビール

     

    また酒のつまみになることの多い白子、レバー、魚介類の干物や乾き物などはプリン体が多いので要注意です。

    プリン体はうまみ成分でもあるので、おいしいごちそうをつつきながらアルコールをグビグビやるのは、体内で尿酸を大量生産するようなものかもしれません。

     

     

    尿酸が高いとどうなるの?

     

    尿酸が高いだけでは、自覚症状はありませんが、進行していくと、結晶となった尿酸が関節・足趾や耳たぶなどにたまります。

    そしてその部分に炎症が起こり、激痛の痛風発作が起こります。

    また腎臓にたまって結石ができると背中に痛みが生じ、尿管や膀胱に移行するとその部分で炎症を起こし、激痛を生じます。

    尿管で起こった場合は尿管結石、膀胱で起こった場合は膀胱結石といい、これらを合わせて尿路結石と言います。

     

     

    男性は特に注意が必要!

     

    高尿酸血症や痛風・尿路結石は、男性に圧倒的に多い病気です。

    女性は女性ホルモンによって尿酸値がコントロールされるため、男性に比べると高尿酸血症の割合は少ないです。

    しかし女性ホルモンの分泌が低下する閉経後にはやや増加します。

     

     

     

     

    高尿酸血症の予防

     

    予防には、まず食事の量とともにすべての種類のアルコールの量を減らし、プリン体の多い食べ物やアルコールを控えること、水分と野菜を多くとること、軽い有酸素運動を行うことなどが有効です。

    なお、過度な運動を行うと、尿酸が産生されやすくなり、尿酸値が上昇しますので、尿酸がすでに高い人の場合、ウォーキング程度の軽い有酸素運動にとどめる必要があります。

    痛風発作を起こしやすい典型的なパターンは、たまの激しい運動→脱水→アルコール摂取です。

    思い当たる方は、注意するようにしましょう。

     

     

    出典

    厚生労働省 e-ヘルスネット

    協会けんぽ 健康サポート

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

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