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    特定感染症保険

     

    実は、かぜ薬の選び方に困っている人って意外に多いんです。

     

    なぜかというと、それは「種類が多すぎてわからない」という人が大半。

    そうですよね。

    わかります。

     

    でも、実は、かぜ薬の選び方って、法則を抑えておけば意外に迷わず購入できるものなのです。

    そして、それが実は、その時点であなたに一番よく効くかぜ薬である可能性が高いのです。

     

    なぜかというと、

    かぜに効く薬はない! からなんです。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

    実際、こんなことに覚えはありませんか?

     

    ・かぜで病院にいったら、総合感冒薬ではなく

     「咳止め」「胃腸薬」「解熱剤」をそれぞれ処方された

    ・葛根湯や漢方薬を処方された

    など、思っていたような薬を処方されなかった・・・・

    CMで見るような「速効!」を期待して受診したのに・・・という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

     

    その理由は

     

    市販の総合感冒薬には「かぜ」のさまざまな症状をやわらげるために、鎮痛・解熱薬、抗ヒスタミン薬、鎮咳薬などいろいろな成分が配合されています。

    したがって、総合感冒薬は1剤だけでさまざまな症状をやわらげる利点があます。

     

    その逆に、いろいろな成分が配合されているだけに、際立った効果を感じない人も多くいるのではないでしょうか。

     

    でも、この法則でかぜ薬の選びかたがうまくいきました。

    実は、このかぜ薬の選び方は、薬剤師直伝であり、医療者の間では結構知られたものなのです。

     

    その選び方とは

     

    薬剤の成分を覚えて、症状に応じた成分が多いものを選択する。

     

    総合感冒薬といっても成分と配合はそれぞれ違います。

    以下に、主な成分をまとめてみました。

    ドラックストアに行く前にぜひ参考にしてみてください。

     

    まず主成分は3つ

     

    ・解熱・鎮痛薬

    ・くしゃみ・鼻水薬

    ・咳止め・去痰薬

     

    1.鎮痛・解熱薬:

    熱を下げ、喉・筋肉・関節の痛みを改善する成分です。

    アスピリン、エテンザミド、アセトアミノフェン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリンなどがあります。

    イブプロフェンは、他の成分に比べ炎症をおさえる作用が強い成分です。

    イソプロピルアンチピリンはピリン系の成分で解熱作用は強力です。

    小児にはアセトアミノフェンを使います。

    イブプロフェンが450㎎配合されている風邪薬です。

    熱だけでなく、のどの痛みが強い場合におすすめです。

     

     

    2.くしゃみ・鼻水薬 (抗ヒスタミン薬):

    鼻水、くしゃみをやわらげる成分です。

    主なものにはクロルフェニラミン、ジフェンヒドラミンがあります。

    眠気や口の渇きが出るのはこの成分のためです。

    クロルフェニラミンは抗ヒスタミン作用があるため、少し眠くなってしまうのがネックです。

    こちらは眠気を生じにくいと言われている、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩を使用しています。

    鼻水やくしゃみを和らげてくれるのはもちろん、眠くなりにくいのが嬉しいですね。

     

     

    3.鎮咳・去痰:

    デキストロメトルファン、ノスカピン、チペピジンが一般的な咳止めの成分です。

    リン酸コデイン、ジヒドロコデインは麻薬系鎮咳薬で効き目が強力です。

    12歳未満の小児はコデイン類を含む製剤を服用してはいけない(禁忌)ことになりました。

    メチルエフェドリンは気管支を広げる作用があり、喘鳴ぜんめいがあるときに有効です。

    デキストロメトルファンが配合されているので、咳が止まらない時におすすめです。

    こちらの風邪薬の解熱作用はアセトアミノフェンによるものなので、5歳以上のお子さまにも使用できます。

     

     

     

     

    まとめてみると、この法則は、

     

    症状に合う薬剤の成分を覚えておきその成分が多いものを選択する。

     

    かぜ薬は対症療法なので症状に合った薬を選ぶようにします。

    喉の痛み、咳、鼻水、熱、頭痛などの一般的なかぜの症状があるときには総合感冒薬なら有効です。

     

    熱や喉の痛みがなく咳と鼻水くらいのときには、抗ヒスタミン薬が配合されている咳止め(鎮咳・去痰薬)の服用でも十分です。

    それは、必ずしも総合感冒薬ではないかもしれません。

     

    ただ、持病がある方は飲み合わせなどがあるので必ず薬剤師に相談してから購入しましょう。

    また、ウイルス感染症は市販薬では効果がありませんし、まだ、効果的な薬剤も決定的ではありませんので、必ず医療機関でご受診いただくようにお願いいたします。

     

     

    参考

    一般社団法人 愛知県薬剤師会HP 薬に関するQ&A