2017年9月に、大腸がんと食事、運動に関する世界の文献レビューが発表されました。
今回は、「結腸・直腸がん」の最新情報をお伝えします。
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
結腸・直腸がんは、がん死亡数の第3位
結腸・直腸は肛門に近い部分です。
快適な生活を送るという面で、とても大切な部分です。
がん統計2016によれば、日本人男性のがん死亡数の第三位は結腸・直腸がんです。
女性も同様に第三位でした。
予測によれば、結腸・直腸がんは2020年には、女性の死亡数の第二位に、男性では第四位になるといわれています。
結腸・直腸は大腸の一部ですが、肛門に近い最終部分です。
ここを手術すると排便コントロールが難しくなり、外出や食事内容などが影響されると予想できます。
快適な生活を送るという意味ではとても重要な部分です。
結腸・直腸がん最新調査発表
このたび、“ダイエット、栄養、身体活動および体重が、がんリスクおよび生存にどのように影響するか”という研究を、グローバルかつ継続的に行う「継続的アップデートプロジェクト」(Continuous Update Project)の一環として、調査が発表されました。
報告書は、どの要因が直腸結腸癌を発症するリスクを増減させるかを報告したものです。
全部で111ページととても長いので、重要な箇所を下記の表にまとめてみました。
「直腸結腸癌を発症するリスク要因について」所見のまとめ(CUP Colorectal Report_2017_Digitalより作成)
報告書によると、直腸・結腸癌予防には、まずは運動不足の解消と適正体重の維持が必要ということのようです。
ヘルス×ライフで日常生活データとともに記録をつけていくと、体重も管理しやすいようです。
スマートフォンと連動した歩数計は入力する手間もなくヘルス×ライフと自動連携するものもあります。
ポケットから始まる健康管理をあなたも始めてみませんか。
出典
World Cancer Reseach Fund Internationl HP CUP Colorectal Report_2017_Digital
ドクターがすすめる日々の健康管理法。
毎日の健康管理はヘルスライフで歩数を確認することから。