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    特定感染症保険

     

    私たちの体は、食べたものからできています。

    病気にならないために、なるべく「カラダにいいものを」と注意している方も多いでしょう。

    本日は、毎日に一度はきっと口にしている「コーヒー」と「緑茶」のお話しです。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

    毎日口にしているコーヒーと緑茶。実は長寿に効果的

     

    緑茶・コーヒーを愛飲する方は、そうでない方に比較して死亡リスクが低下する事が判明しました。

     

    お茶

     

    コーヒーや緑茶を愛飲する人は、そうでない人に比べて心疾患や脳血管疾患、

    呼吸器疾患などの病気で死亡するリスクが低いという事が分かりました(2015年、国立がん研究センター)。

     

    これまでも、コーヒーや緑茶の健康効果は認められていましたが、この研究では、コーヒー・お茶の摂取習慣と死亡リスクの関連性が調査されました。

     

    10都府県在住の40歳から69歳の健康な男女9万人に、1990年以降19年間の追跡調査を行ったところ、

    ①コーヒーを一日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まない人より死亡リスクが24%減りました。

    ②緑茶を一日5杯以上む人は、1杯未満の人に比べ死亡リスクが男性で13%、女性で17%減っていました。

    (もちろん、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患の危険度も低下しています)

     

     

     

     

    コーヒーや緑茶に含まれる成分

     

    コーヒー

    コーヒーの「クロロゲン酸」、緑茶の「カテキン」、両方に含まれる「カフェイン」が健康効果をもたらします。

     

    コーヒーに含まれるのは、「クロロゲン酸」です。

    クロロゲン酸は、血圧の調整、血糖値改善、抗炎症に効果があるといわれています。

     

    緑茶は「カテキン」を含み、カテキンにも血圧、体脂肪調整、血糖値改善に効果があるといわれています。

    そして、双方に含まれる「カフェイン」は血管内皮の修復、気管支拡張作用があるといわれています。

    こうした効果が相互して、リスク低減に作用したようです。

     

     

    日常生活に取り入れるには

     

    ドリンク

    マイボトルに入れて、適量を少しずつ飲むのもおススメです。

     

    今回の調査で、コーヒーには適量があることがわかりました。

    コーヒーは一日34杯でリスク低下が止まります。

    飲めば飲むほどリスク低下するわけではないので、飲みすぎないように注意が必要です。

    コーヒーを飲む際には「無糖」がオススメです。インスタントコーヒーでも効果があるようです。

     

    緑茶の場合は一杯100mlから150mlとしています。

    一日に5杯以上飲むとすると、ペットボトルで1本以上になります。

    できればペットボトルであれば「濃い」もの。

    自分で濃い目に淹れて持ち歩くという方法が良いようです。

    飲み方としては、カテキンの体内吸収率が決まっているため、一気飲みをせず、少しずつちょこちょこ飲みをするほうが良いようです。

     

     

     

     

    生活に密着したものから取り入れる

     

    今回ご紹介したコーヒーや緑茶は身近な飲み物ですね。

    もし日常の水分を、炭酸ジュースや糖分入りのコーヒーで摂取しているのであれば、無糖のコーヒーや緑茶に変えてみてはいかがでしょうか。

    生活習慣の改善は、こうした身近なものを代替していくという方法から入ると、ストレスなく進めていけます。

     

    生活習慣の改善は、身近なものをより健康的なものに代替えする事から始めると、継続しやすいです。

    生活習慣改善をストレスのない小さな一歩から始めてみませんか。

     

     

    出典

    文藝春秋「カラダにいい食事決定版・人生を変える!食の新常識」平成28年10月29日発行