全国で、新型コロナウイルスワクチン接種されましたが、ウイルスそのものの猛威は止まっていません。
日本全国でも患者数の記録が更新され、「誰が感染していてもおかしくない」と自治体首長がメディアで発言するなど物議を醸しだしています。
今回は、新型コロナウイルス感染症の潜伏期間について調べてみました。
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
感染から発症までどれくらい?
気になるのは、「感染から発症までどれくらいかかるのか?」ですよね。
知らない間に他人に移してしまうことがあったり、クラスターの原因になってしまったり・・・心配ごとは絶えません。
そのため、今回参考までに感染してから発症までの期間を調査してみました。
感染がわかるまでは10日前後
罹患(病気がうつること)から発症までは、10日前後と言われています。
10日前後と期間があるのは、以下のような要因が影響するためです。
・個人の体力
・個人の免疫力
・新型コロナウイルスのタイプ
もともと病気がある人と元気な人では、病気の進行が違うように発症の仕方も違います。
また、参考文献によって考えられる潜伏期間もバラバラで、なかなか「何日からが発症です」とは言い切れない状況です。
・「10日前後」(新型コロナウイルス感染症 診療の手引きCOVID-19 第3版)
・「潜伏期は、約 5⽇で最⻑14⽇程度」(医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応)
・「平均して5〜6日で、1〜14日の範囲」WHO(世界保健機関)
目安として
WHOや日本の厚生労働省では、「14日隔離」を基準にしています。
14日症状がない、重症化しないようであれば、「だいたい大丈夫かな?」という考え方です。
ただ、この基準も「絶対ではない」ものであり、一つの目安です。
心配な症状があれば受診してPCRなどの検査を受けましょう。
大切なのは、まずは予防をすることです。
・人の多い場所へ行かない
・マスクをする
・手洗いをする
・日頃から元気でいる
これが、予防の基本です。
完璧な予防方法はありませんので、個人個人が注意して「かからない、うつさない」に注意をしましょう。
【気になる環境の消毒用に】
医療機関でよく見かける健栄製薬さんの商品です。
スプレー式がおすすめです。
消毒というのは、本来、手指のみでなく、全身にスプレーするほうが効果的ですので全身にシュッシュッとスプレーしましょう。
また、色落ちなどに注意しながら、家具やカバン、服、靴などにも利用できます。
どこで、新型コロナウイルスにくっつかれて帰宅したかわからないので、スプレーシュッシュッは個人的におすすめしたい方法です。(賛否はあります)
また、高価なものやアルコールにアレルギーのある方には使用をお控えください。
用法は注意書きなどをよく読んでご利用ください。
こちらは、医療用の消毒用エタノールです。
採血するときや注射をするときに肌を消毒するものと同じもので、医療機関で使用されているものです。
サイズは、1人分がワンパックになっているので、利用しやすく、バックの中に入れておくと便利です。
※
なお、この商品は医薬品です。
アルコールでかぶれる方には利用できません。
参考
新型コロナウイルス感染症 診療の手引きCOVID-19 第3版
⼀般社団法⼈ ⽇本環境感染学会 医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 3 版
国立感染症研究所 国立国際医療研究センター 国際感染症センター 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理
国立感染症研究所 国立国際医療研究センター IDWR 2020年第44号<注目すべき感染症> 直近の新型コロナウイルス感染症およびインフルエンザの状況