「最近のどの渇きが続いている」
「耐え難いのどの渇きを感じることがある」
これは、もしかしたら糖尿病のサインかもしれません。
のどの渇きといえば、運動などで汗をかいたときや
空気が乾燥しているとき、塩分を摂りすぎたとき
といった場面で感じるのが多いイメージですが、
慢性的なのどの渇きには
病気が潜んでいる可能性があります。
今回は、糖尿病ののどの渇きに焦点を当て、
そのメカニズムや予防方法についてご紹介します。
危険なのどの渇きの見分け方
のどの渇きは日常的に起こり得る生理現象ですが、
過剰な渇きには注意が必要です。
糖尿病ののどの渇き方
糖尿病によるのどの渇きは、
血糖値が高い状態が続くことで長期間にわたって持続し、
頻繁に水を飲んでも収まらないことがあります。
また、多尿、体重減少、疲労感、視力のぼやけなどの
症状が伴っている場合は、
糖尿病の可能性が高いといわれています。(※1)
熱中症ののどの渇き方
熱中症によるのどの渇きは、暑い環境で体温が上昇し、
急に発生することが多いです。
また、汗を大量にかくため
体内の水分とともに塩分も急速に失われ、
めまいや頭痛、吐き気などの症状が伴うこともあります。(※2)
糖尿病でのどが渇くメカニズム
糖尿病でのどが渇く主な原因は、
高血糖による浸透圧利尿です。
血糖値が高くなる糖尿病では、腎臓から過剰に
糖分が排泄されるため尿量が多くなる傾向にあります。
尿量が増えると、当然ながら
体内の水分も多く失われるため、
のどが渇きやすくなるのです。
このメカニズムは、からだが高血糖状態を
排除しようとする自然な反応ですが、
適切な治療がないと慢性的なのどの渇きが続くので、
注意が必要です。
糖尿病予防、脂肪の燃焼を促すヨガ(ストレッチ)
糖尿病になりやすくなる原因のひとつは
「内臓脂肪の増加」です。
ヨガは呼吸と連動させてからだを動かすのが特徴で、
内臓脂肪燃焼にも効果が期待できます。
そこで、今回は脂肪燃焼におすすめのポーズを
3つご紹介します。(※3)
体側を伸ばすポーズ
- 足は肩幅の2倍程度に開いて、左のつま先は90度外側に向ける。
- 息を吐きながら左ひざを90度曲げて左ひじを左ももに添える。
- 息を吸いながら右腕を上げて、吐きながら耳の横でキープする。
余裕があれば目線は脇の下から天井へ向ける。 - 3呼吸ほどキープしたら反対も行う。
太ももに添えた手に体重がかからないよう、
おなかにしっかり力を入れて上半身を支えます。
からだは真横に倒して脇の下から
脇腹にかけて伸びを感じましょう。
コブラのポーズ
- うつ伏せになり、おでこを床につける。
- 両脇を締め、手を胸の横につく。
- その場で一度息を吐く。
- 息を吸いながら、両手で床を押し上半身を持ち上げる。
- 3呼吸ほどキープする。
肩の力は抜いて首を長く保ちます。
ひじを伸ばしきるのが難しい場合は、
ひじを曲げたまま上半身を少し起こすだけでもOKです。
三日月のポーズ
- 四つん這いになり、両手の間に片足を置く。
- 後ろの脚を可能な限り後ろにずらす。(足の甲は寝かせる)
- 上半身を起こして、息を吸いながら両手を天井に向かって伸ばす。
- 息を吐いて重心を真下に落とす。前のひざがかかとより前に出ないようにする。
- 3呼吸ほどキープし、左右の脚を入れ替えて同様の動きを行う。
上半身を起こしたときにからだが安定しない場合は、
後ろの脚を少し外側に置きます。
また、腰は反りすぎると痛めてしまう可能性があるので、
おなかにしっかりと力を入れて上半身を支えましょう。
脂肪の燃焼には漢方薬を試してみて
脂肪燃焼が糖尿病予防に
効果的なことがわかったところで、
ヨガなどの運動に加えておすすめしたいのが漢方薬です。
漢方薬は体内のバランスを整える働きがあり、
根本改善を得意としています。
具体的には「脂肪燃焼をサポートする」
「脂肪の吸収を抑える」
「血流をよくして基礎代謝を上げる」
「水分の循環をよくして老廃物を排出する」
といった働きのある漢方薬を選びましょう。
決められた量を飲むだけなので、
まずはお試しで飲んでみるのもいいかもしれません。
<脂肪燃焼におすすめの漢方薬>
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
老廃物の排出を助け、脂質代謝を促して
脂肪燃焼をサポートします。
便秘がちでおなかに脂肪がつきやすい人におすすめです。(※4)
大柴胡湯(だいさいことう)
気分や食欲を落ち着かせるとともに、
体内の余分な熱をとり除いて、
脂肪燃焼をサポートします。
ストレスで食欲が増して脇腹が張る人におすすめです。(※5)
スマホで気軽に専門家に相談できる
「あんしん漢方」のような、
オンライン個別相談も話題です。
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漢方のプロが効く漢方を見極めて
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糖尿病予防のために
日常で感じるのどの渇きは、
糖尿病のサインかもしれません。
生活習慣を改めて健康的な生活を送ることを
意識するのはもちろん、自分のからだの状態が
少しでも気になる人は、専門の医療機関を
受診してみてくださいね。
参考サイト
(※1)国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター「糖尿病の症状ってなに? ~無自覚に進行させないために~」
(※2)公益社団法人 全日本病院協会 みんなの医療ガイド「熱中症について」
(※3)富士森内科クリニック「糖尿病を予防するために」
(※4)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)」
(※5)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)」
<この記事の監修者>
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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