ドラッグストア

    特定感染症保険

     

    突然ですが ドラッグストアで風邪薬を買うときに困ってはいませんか?

    冬になると、ドラッグストアには「かぜ薬コーナー」なるものが設置され、各社のかぜ薬が並びます。

     

    この一角のメインとなるのは「総合感冒薬」という名前のかぜ薬です。

    ル〇とかベ〇ザブロ〇〇とかという大手メーカーの薬なのですが、何を購入したらよいか迷いませんか?

     

    実は、かぜ薬というのは、かぜに効果があるといわれる成分のうち一つでも入っていればかぜ薬として販売ができるのです。

    ひょっとして、あなたも「結構高額な総合感冒薬を購入したけど、効果がなかった・・・」一人ではありませんか?

     

    ※今回は、成人のみに関する記事になります。

     

    小児、18歳以下に関しては、厚生労働省医薬『「かぜ薬の製造販売承認基準について」の一部改正について』により改正があり、今回の記事には適応されません。

     

     

    ドラッグストアに行く前にあなたが知るベき3つのこと

     

    1. 実は、医者が処方するかぜ薬はドラッグストアにある
    2. 咳・痰だけなら総合感冒薬でなくともよい
    3. とにかく初期には葛根湯

     

     

     

     

    ドラッグストアにある処方薬と同等の薬

     

    1.実は、医者が出すかぜ薬はドラッグストアにある

     

    病院で処方される「PL顆粒」と同じくシオノギ製薬が発売している「パイロンPL顆粒」。

    病院のPLより少し成分が少ないのですが、妊婦さんにも処方される薬です。

    総合感冒薬に迷ったときには、こちらがおすすめです。

    【指定第2類医薬品】パイロンPL錠 48錠

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    シオノギヘルスケア
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    病院勤めの時にはよく処方されていました。

    今でも、風邪のために常備しています。

     

    2.咳・痰だけなら総合感冒薬でなくともよい

     

    かぜのひき始めや長引くかぜの症状の一つに咳・痰があります。

    これらは、かぜを原因とした炎症反応が原因として起こる症状の一つです。

    基本的に、「痰」とは細菌・ウイルスなどの異物を絡め取って体外に排出する正常な防御反応です。

    そんなとき病院でよく処方されるのが

     

    「ムコダイン(成分:カルボシステイン)」

    「ビソルボン(成分:ブロムヘキシン)」

    「ムコソルバン(成分:アンブロキソール)」

     

    などですが、この内、「ムコダイン」、「ビソルボン」は薬局・通販の市販薬で買えます。

    しかも、合剤(2つの成分が1つの薬に入っている)で入っていることが多いです。

    ちなみに、含有量は病院の薬の半分くらいになりますが、こちらを選択するとよいでしょう。

    【第2類医薬品】ストナ去たんカプセル 36カプセル ※セルフメディケーション税制対象商品

    成分・分量 6カプセル中に下記が含まれています。 

    分量

    L-カルボシステイン(ムコダイン)

    750mg

    ブロムヘキシン塩酸塩(ビソルボン)

    12mg 

     

    3.とにかく初期には葛根湯

     

    「風邪に漢方薬・葛根湯」でお馴染みの葛根湯です。

    こちらも病院で一般的に処方される「ツムラの葛根湯」と同じくツムラさんから発売されています。

    悪寒・寒気・ちょっと熱っぽい・・・などの症状を感じると「葛根湯」のドリンクや顆粒などをドラッグストアで購入する医療関係者は意外に多いものです。

     

    とくに、小児・産科などかぜ症状に神経質な科のナースは葛根湯を常備していることもありました。

     

    寒気を感じたら葛根湯。おすすめです。

    信頼のツムラの葛根湯です。

    【第2類医薬品】ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A

     

     

     

     

    まとめると

     

    1. 総合感冒薬ではなく、症状にあった対症療法薬を利用することも検討
    2. 病院に行かなくとも、ドラッグストアで処方薬に似た成分のものを購入できる
    3. コロナ禍で病院に行くことがためらわれる今こそ、自身で薬の知識をもとう

     

    「病院に行きたいけれど、コロナだし、忙しいしなかなか行けない」とか、

    「ちょっと熱っぽいけど、今日は休めない」などというちょっとしたときに思い出していただき、ドラッグストアで薬を選択する際の手助けになればと思います。

     

    ただ、注意しなければならないこともあります。

    インフルエンザ時に飲んではいけない解熱薬があります。

    また、年齢や持病によっても服用薬は限定されます。

    それらのことを薬局で薬剤師さんにご相談の上で、購入することが重要です。

     

    コロナ禍で、病院に行くことをためらうこともありますが、自覚症状があれば、必ず受診をし医師の診断を受けましょう。

     

     

    参考

    薬生発0704第2号 平成 2 9 年7月4日 「かぜ薬の製造販売承認基準について」の一部改正について

    かぜ薬の製造販売承認基準 平成 29 年7月4日 薬生発 0704 第2号 一部改正

    かぜ薬の製造販売承認基準

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。