薬を服用する

    特定感染症保険

     

    気温が10度近くになってくるとインフルエンザが気になります。

    2020年度40週(9月28日から10月4日)のインフルエンザ発生状況では、

    千葉県で1件

    大阪府で5件

    岡山県で1件の

    合計7件のインフルエンザ発生が報告されています。

    昨年同時期と比較すると遅いインフルエンザ発生の滑り出しです。

     

     

    学級閉鎖も

     

    初発9月11日に北海道で1件(5人)ありましたが、それ以後は発生しておらず、昨年同時期にすでに1000人を超えるインフルエンザ患者がいたことからみれば、かなり少ない発生率と言えます。

     

    これは、新しい感染症対策のため、皆さんがしっかりと手洗い、うがい、マスクなど予防対策をしていることが良い影響を及ぼしている結果ですね。

     

     

     

     

    新型の感染症ウイルスもインフルエンザも予防が大事。

     

    十分に予防をしているつもりでも「かかったかな?」と思う瞬間はどなたにもあると思います。

    もし、そんなとき今年はどうしますか?

    ① すぐに病院へいく

    ② 病院で新しい感染症になるのはイヤなので、家で様子をみる。

     

    医療従事者でも、今年は①と②、すごく判断が難しいところです。

    というのも、じつは、今年の対策がまだでていない・・・ところであるからです。

     

    本来であれば、厚生労働省のホームページで「かかりつけ医を受診しましょう」と例年は呼びかけられています。

     

     

    ごくごく初期の対応策としては

     

    (1) 人混みや繁華街への外出を控え、無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。

    (2) 咳やくしゃみ等の症状のある時は、家族や周りの方へうつさないように、飛沫感染対策としての咳エチケットを徹底しましょう。

    インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。

    たとえ感染者であっても、全く症状のない(不顕性感染)例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症例も少なくありません。

     

    したがって、周囲の人にうつさないよう、インフルエンザの飛沫感染対策としては、

    1. 普段から皆が咳エチケットを心がけ、咳やくしゃみを他の人に向けて発しないこと
    2. 咳やくしゃみが出るときはできるだけ不織布製マスクをすること。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けないこと
    3. 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと

     

    などを守ることを心がけてください。

    (3) 安静にして、休養をとりましょう。特に、睡眠を十分にとることが大切です。

    (4) 水分を十分に補給しましょう。お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。

    (5) 高熱が出る、呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

     

    とインフルエンザQ&Aではお知らせされています。

     

     

    今年の厚生労働省の対応策

     

    厚生労働省では、9月4日に事務連絡「次のインフルエンザ流行に備えた体制整備について」を行い、対応しています。

    住民は、発熱などの症状が出た場合には、まず、かかりつけ医に電話で相談をすることになります。

     

    1.発熱等の症状が生じた場合には、まずは「かかりつけ医」などの身近な医療機関に電話相談し、「どの医療機関を受診すればよいか」「どのタイミングで受診すればよいか」の指示を受ける

     

    2.相談する医療機関に迷った場合には、「受診・相談センター(仮称)」に電話相談する

     

    3.「発熱等を伴う受診」の際は、事前に電話予約の上で受診する(院内感染防止ために非常に重要である)

     

    電話対応していただくのは、基本的に看護師などの医療従事者になるので、症状などの問診を受けます。

    問診内容に基づき受診や自宅待機などの指示が出ることが予想されますが、重要な「どのタイミングで受診をするか」の資料がないことが気になります。

     

    電話を受けた「かかりつけ医」などでは、いったいどのように受診のタイミングを判断するのかとても知りたいところです。

     

    相談、受診流れ

     

     

    医療従事者の中でも意見が分かれるポイントはここ

     

    医療従事者の中でも、

    「インフルエンザかもしれない = 受診しなければならない、ではない」

    という考え方をお持ちの方もいらっしゃいます。

     

    理由として、かぜ症候群の症状が出たとき、どのタイミングで医療機関を受診するのかということですが、基本的には慌てて受診しなくても大丈夫であり、日頃から元気な方が、「風邪かな?それともインフルエンザかな?」と悩むくらいであれば、そのままご自宅で様子を見ていただいて大丈夫なことが多いためとしています。

     

    この理由にも良いところがあり、体調不良の中、混雑した病院で、横になることなることもできず、ツライ思いをして検査も受けて、在院時間が長くなった挙句に、風邪薬と胃腸薬だけ処方された、という思いをすることも往々にあるためです。

     

    在院時間が長くなれば、それだけ、感染リスクも高くなりますし、体調も悪化します。

    それであれば、在宅治療をするのもありという考え方です。

     

    もし、家族や身近にインフルエンザなどの人がなく、発熱も38度以上でなく、筋肉痛などもないという「かぜ症状」であれば、元気な人であれば、在宅で様子を見るのも今年の対応策になるのかもしれません。

     

    ただ、38度以上の熱があり、筋肉痛もありひどくだるい「これはインフルエンザだ!」と経験的にわかったら、抗ウイルスエンザ治療薬を2日以内に飲むという方法がありますので、受診をお勧めします。

     

     

     

     

    病院に行くにもマナーがあります

     

    喉が痛くて熱が出ているから、医療機関へ受診に行こうと思ったとします。

    実は、ウイルスなどの感染源は症状が出ていなかった前日から、ウイルスが喉から周囲に飛び散り始めています。

    そのため、咳、鼻水などの症状があり、風邪かインフルエンザのどちらかにはかかっているだろうと思われる方は、できれば、しっかりとマスクを付けて、病院を受診しましょう。

     

    マスクはご自身の体調悪化を防ぐというよりも、周りに唾液を飛び散らせないためです。

    医療機関には、さまざまな病気を持った方がいます。

    その中には持病を持った方も大変多くいます。

    ウイルスが飛び散り始めている段階で病院へ来ることで、感染を広げてしまう可能性があるのです。

    症状に自覚がある方は、咳によって周りに唾液を飛び散らせない工夫をしていただく必要があります。

    これは本当に重要なことなので、皆さん、ぜひご配慮くださいね。

     

    また、病院から帰ってきたら手洗いはもちろんですが、ぜひうがいを。

    喉、口などの上気道から入るウイルスによってインフルエンザが発生します。

    まず、上気道をキレイにしましょう。

    まずは、定番のイソジンです。

     

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    また、ヨードにアレルギーがある方は利用を控えてくださいね。

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    今年の冬は、うがい薬でインフルエンザ予防をしましょう。

     

     

    出典

    厚生労働省 発熱等の症状のある方の相談・受診の流れ

    厚生労働省事務連絡 令和2年10月6日 インフルエンザ流行期に備えた発熱患者の外来診療・検査体制確保に係る 診療時間等の変更に係る医療法上の取扱いについて

    厚生労働省 インフルエンザQ&A(令和元年)

    厚生労働省 インフルエンザの発生状況について 令和 2 年 10 月 9 日

    日本赤十字 日赤和歌山情報局 Hot 冬の感染症② インフルエンザかもと思ったら、どうする?

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。