定義
コレステロールの運び役であるリポたんぱくの一つです。
LDLコレステロールが過剰になると、動脈硬化症の原因になるため、悪玉コレステロールと呼ばれています。
高LDLコレステロール血症の原因と対策:LDLコレステロールを血液中に溜めやすくする飽和脂肪酸の摂取量を減らし、多価不飽和脂肪酸を摂取するようにします。
また食事からコレステロールを多く食べ過ぎている人は、コレステロールの摂取を制限することも必要です。
また積極的にコレステロールを対外へ排泄するためには、野菜や海藻、きのこ、大豆など食物繊維の摂取量を増やすことが役立ちます。
生活改善提案
<食事>
・コレステロールを多く含む肉の脂身、内臓、卵黄などの摂り過ぎに注意しましょう。
・3食を規則正しく摂取し、間食や夜食は控えましょう。
・食物繊維はLDL-コレステロールを下げるので、食物繊維(野菜、海藻、キノコ類等)を多く摂りましょう。
・夕飯は少なめに、遅い時間の摂取は控えましょう。
<運動>
・有酸素運動をしましょう。ゆっくり大きく筋肉を動かすようにしましょう。
<喫煙>
・喫煙者は禁煙をしましょう。
<アルコール>
・禁酒、節酒しましょう。
<肥満>
・食事や運動で肥満を解消しましょう。
脂質の酸化を予防する:血液中の脂質が多いと、その脂質が酸化変性をうけて動脈硬化を起こしやすい状況になります。
ビタミンC・ビタミンE・カロテノイド類やポリフェノール類などの酸化を防ぐ成分を積極的に摂取するようにしましょう。
関連する疾患
高値:脂質異常症、糖尿病、脂肪肝、甲状腺機能低下症
低値:肝硬変、甲状腺機能亢進症