毎月17日は「減塩の日」 高血圧予防に出来ることとは?

毎月17日は減塩の日

 

毎月17日は「減塩の日」

 

17という日付は世界高血圧連盟が制定した「世界高血圧デー」と、

日本高血圧学会が制定した「高血圧の日」の5月17日から。

 

一年を通じて減塩を進めることを目指して毎月17日としたもの。

高血圧の予防や治療において大切な減塩をより多くの人に実践してもらうことが目的です。

 

 

 

良塩(よしお)くんとうすあ人(うすあじん)

 

良塩くんとうすあ人

 

減塩啓発キャラクターの良塩(よしお)くんは、料理大好き、健康にとっても気を使う6歳児。

アタマのキャップはお塩の計量スプーン、腕にはいつも血圧計。

友達のうすあ人と一緒に、いつも健康について情報をチェックしています。

 

うすあ人は、良塩くんを応援するために、地球にやってきた宇宙人。

生まれた星は、光輝くシリウスの隣で薄く控えめに光るシオウス。

シッポは塩分チェッカー。

お塩の取りすぎには特にうるさい。

地球の住まいは、良塩くんのおなかのポケットです。

※イラストは、日本高血圧学会に許可をいただいて掲載しています。

 

 

高血圧と減塩について

 

塩分6g

 

高血圧の治療においては食塩制限が重要で、日本高血圧学会は1日6g未満を推奨しています。

 

日本では塩分の摂取がまだ多く、一般の人の食塩摂取量について、

男性は1日8g未満、女性は7g未満とされていますが、まだまだです。

 

高血圧は、心疾患・脳血管疾患など大きな病気へつながることはよく知られていますが、

自覚症状がないため軽視されがちです。

 

 

さあ、減塩!

 

まずは、調味量を減らすことから始めましょう。

そして、減塩のためにできる以下の2点に努めましょう。

 

① 汁物は全部飲まない

ラーメン、うどんなどの汁はとてもおいしく、最後までいただきたいところですが、

ラーメン1人前には約4~6gの、ざるそば1人前に約2~3gの塩分が含まれています。

 

味噌汁などの汁物は、極力残すように工夫しましょう。

 

② カリウムで排泄する

とはいうものの、塩分は体の中に入ってきます。

その塩分をずっと体内に蓄積させておくと高血圧になる確率も高くなります。

 

そのため、塩分を排泄しやすいカリウムを摂取することで、血中ナトリウム濃度を下げます。

毎食1品食べるといいですね。

 

特に、干し柿や干しあんずなどのドライフルーツや、のりやひじきなどの海藻の乾物は、

成分が凝縮されているので効率的にカリウムを摂取できます。

 

まずは、薄味に慣れましょう。

 

カリウムを多く含む食べ物

 

 

参考

日本高血圧学会HP

 

監修者情報

佐藤祐造

名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

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