新型コロナウイルスの第三波が猛威を振るっています。
今回のウイルスは、「症状が軽く無症状の人が多い」と言われていますが、本当のところはまだわかっていないようです。
ウイルスの型も武漢型からヨーロッパ型に変化した第二波。
さらに第三波は、進化を遂げているのでしょうか。
こうなると、自己免疫を高くすることで予防するしかないのだろうか?とつい思ってしまいますよね。
そこで、今回は、免疫が上がり、新型コロナに打ち勝つようなものって何かあるのでしょうか?と調査してみました。
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
健康食品などについて
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所では、HPで
「現時点で、新型コロナウイルス感染症に対する予防効果が確認された食品・素材の情報は見当たりません。」
とはっきり謳っています。
しかも赤字トップです。
他にも、ペパーミント、みそ、大豆など知らない間に話題になっていたのでしょうか、様々な素材がダメ出しされていて、ちょっとショックな感じです。
風邪やインフルエンザに対して予防効果が確認された素材は、「新型コロナウイルスに対する効果がある」といったような、誤った健康情報が流される危険性があります。毎日の健康情報には注意しましょう。
とまで、書かれているので本当に効果がまだわかっていない状況なんだなと実感します。
1つのものだけを食べていて「ダイエットができる」とか「筋肉がつく」とかいかにも健康によさそうな言葉をよく見かけますが、実は、食品はオンリーワンで摂取することでよい結果が出るものはないようです。
免疫システムをサポートする食べ方とは
免疫システムは多くの栄養素のサポートを必要とします。
全粒穀物、豆類、野菜、果物、ナッツ、動物性食品など、健康的でバランスの取れた食事のためにさまざまな食品を摂取することをお勧めします。
COVID-19の感染を妨げる単一の食品はありません。
食べ方のコツは
・多くの種類の食べ物を食べること
・種類は多くしても、量やカロリーは多くしないこと
・加工食品を控えること
・日本人はとくに塩分量に注意すること(今の半分がちょうどいいくらいです)
・脂肪の摂取量、特に飽和脂肪と工業的に生産されたトランス脂肪の摂取量を減らすこと
(日本人はそれほど多くはありませんでしたが、最近の若者の食事内容はリスキーです)
サプリメントはどうでしょう?
現在、健康な人のCOVID-19の予防またはCOVID-19の治療のためのビタミンやミネラルなど微量栄養素の効果に関する証拠はまだありません。
微量栄養素は、免疫システムがうまく機能するために重要であり、健康増進と栄養改善を促進する上で重要な役割を果たします。
可能な限り、微量栄養素の摂取は、果物、野菜、動物由来の食品など、栄養的にバランスの取れた多様な食事から摂取する必要があります。
口から様々な食品をバランスよく食べることができれば、サプリメントは必要ないと言えます。
他の単品食品は?
ショウガやニンニクなどの食品がよく議論に上がりますが、いくつかの抗菌性と抗炎症性を持っている可能性はありますが、まだはっきりしていません。
また、それらがあったとしても、人間の体の中で新型コロナウイルスに打ち勝つ効果があるかどうかもわかっていません。
他には、コショウやトウガラシなども良く話題にされるようですが、こちらも新型コロナウイルスの予防や治療ができるというエビデンスはありません。
新型コロナウイルスの予防のために自己免疫を上げることはとても良いことなのですが、単品食品で効果を上げることはかないません。
運動や栄養、偏らずに日常生活の中に取り入れることが新型コロナウイルスの予防につながるでしょう。
自己免疫をアップする運動量を知りたい
私もスマートウォッチを利用してから歩数が伸びました。
やはり、手元で歩数がわかると気になりますよね。
この歩数もスマホアプリ ヘルスライフで管理ができます。
他にも、免疫に重要な睡眠も見える化できます。
睡眠に興味がある方も是非!
最近は、スマートウォッチをしている方をよく見かけますが、こういったおしゃれな型はなかなかないので、オススメです。
もちろん、スマホアプリで管理をする場合にはヘルスライフ連携が便利です。
参考
WHO HP Coronavirus disease (COVID-19): Food safety and nutrition
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 新型コロナ|更新「感染症予防にビタミンDが効く」等の情報に注意