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    皆さんは、「痛風」という病気をご存じですか?

    「風が当たっても痛い」から「痛風」、というちょっと変わった名前の病気です。

     

    痛風は、「プリン体」が原因と思われがちですが、大きな要因は「食べ過ぎ」と「飲み過ぎ」です。

    摂取エネルギー量を抑えることと、おつまみにも注意し、適正飲酒を心掛けることがポイントです。

     

    今回は、痛風・高尿酸血症の方の食事療法についてご紹介します。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

     

    痛風とプリン体の仕組み

     

    血液中の尿酸値が高くなった状態が「高尿酸血症」です。

    さらに、血液中に尿酸がたまり続けると結晶化し、やがて痛風発作を引き起こします。

    尿酸は、食品中や体内の細胞の中にある「プリン体」という物質が、主に肝臓で代謝されて生じた老廃物です。

     

     

     

     

    摂取エネルギーを抑えよう

     

    ビールとハンバーガー

     

    油を控えた調理法で、摂取エネルギーを上手に減らすことが出来ます。

    同じ食品でも、調理法でエネルギー量はずいぶん変わります。

     

    「揚げる」よりも、「網焼き」「蒸す」「ゆでる」などの料理を選びましょう。

    調理法に変化をつけ、かんきつ類や香辛料を上手に効かせると、油や塩分の摂り過ぎを防ぐことができます。

    あくまで油は「風味づけ程度」と考え、効果的に使いましょう。

     

     

    アルコール自体には尿酸値を上げる働きが・・・

     

    お腹とビール

     

    アルコール類の中で、ビールはプリン体の含有量が多めというのは、確かです。

    しかし、アルコール飲料に含まれるエタノールには、尿酸の産生を促し、排泄を抑制する作用があります。

    そのため、ビール以外でも飲み過ぎれば、尿酸値を上昇させることに変わりはありません。

    最近は、プリン体を減らした発泡酒も市販されていますが、アルコール度数はあまり変わらないので、飲み過ぎは禁物です。

     

    また、飲酒で問題なのはおつまみです。

    ついつい食べ過ぎてしまうことで、摂取エネルギーが過剰になりがちに。

    結果的に、尿酸値を押し上げることになります。

    飲酒は適量のアルコール、野菜の煮物や酢の物といった野菜たっぷりのおつまみで楽しみましょう。

     

     

     

     

    アルカリ性食品の野菜や海藻類は積極的に

     

    尿酸を多く排出する上で、酸性に傾いている尿を中性化するのに、アルカリ性食品が効果的です。

    アルカリ性食品はにんじんなどの野菜、わかめ、ひじきなどの海藻類、いも類、果物、大豆などです。

    毎食摂るように、心掛けましょう。

    かさばる野菜も加熱したり、汁物に入れるとたっぷり摂れます。

     

    ホイル焼き

     

    また、水分は十分摂取しましょう。 

    尿酸のほとんどは尿から排泄されるので、尿量を増やすことが大切です。

    1日2000㎖以上の尿量の確保を目標に、十分な水分を。

    おすすめは、水やお茶などの無糖飲料です。

    ※果実ジュースや炭酸飲料、スポーツドリンク、アルコールなどを多量にとるのは避けましょう。

     

    牛乳や乳製品は、尿酸値を下げ、痛風のリスクも増加させない効果があることがわかっています。

    1日200gを目安にとるようにしましょう。

     

    食べ過ぎなどの食生活の乱れは、内臓脂肪を増やす要因です。

    それが高血糖や高血圧、脂質異常、脂肪肝などにつながり、さまざまな生活習慣病の発症リスクを高めます。

    できるだけ早い段階で食生活を改善していきましょう。

     

     

    参考

    MSD株式会社 痛風・高尿酸血症の方のためのやさしい食卓

     

    あなたのカラダは あなたが食べた物からしかできていない。

    今日 食べるものは今からあなたの血液になり、筋肉にもなる。

    ヘルスライフで心と体の健康を記録しよう。