花で癒しを!フラワーセラピーとは?色による効果の違いと活用方法

花

 

最近疲れやストレスが溜まっていませんか?

ストレス解消の方法として、花の持つ力に頼ってみるのはどうでしょうか。

今回は花から得られる効果と、その活用方法を紹介します。

 

監修者情報

佐藤祐造

名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

 

フラワーセラピーとはなにか?

 

フラワーセラピーとは、花の色、香り、形が人の5感に働きかけ、人の心身を癒す心理療法です。

芙和せら氏が1989年に「花の芸術療法」として始めたものが原点になります。

 

フラワーセラピーを本格的に行う場合には、専門的な知識が必要になります。

この専門的な知識を持った人たちを、フラワーセラピストと呼びます。

 

彼らは、心理学を基に人の心理分析を行い、一人ひとりに寄り添った生花を提案します。

花には様々な種類があり、その色や香り、そして飾り方によっても受ける印象は大きく異なります。

フラワーセラピストは、花が人に与える影響を十分に考えることで、私達をより良い心理状態に導くのです。

 

 

 

 

花から得られる効用

 

なぜ人は花を見ると癒されるのでしょうか。

その理由は、人は花を見ると交感神経が低下し副交感神経が上昇することで、

ストレスが緩和され、リラックス状態になるからです。

これを医学的に示す研究が、千葉大学で行われました。

 

ストレス状態で高くなる交感神経と、リラックス状態で高くなる副交感神経の活動は、

心拍変動性と呼ばれるものを測定することで調べることができます。

これを利用し、花を見た人とそうでない人との比較を行いました。

 

すると、花を見た人は、交感神経の活動が25%低下し、副交感神経の活動が29%上昇しました(図1)。

これによって、花には人をリラックスさせる効果があるということが、医学的に証明されました。

 

花を見たときの心理変化

(図1)

【出典】

花きの視覚刺激がもたらす生理的リラックス効果(千葉大学 環境健康フィールド科学センター 李宇営 宮崎良文)

 

また、この際行ったアンケート調査でも、怒り・抗うつ・緊張・不安・疲労・混乱の傾向が減り、活動的になる傾向が見られました。

つまり、実際の心理的にも落ち着きのある状態になり、元気になったといえるでしょう。

 

実際私も、きれいな花を見たり、ハーブの香りを嗅ぐことによって、気分が落ち着いたという経験があります。

多くの人は似た経験があるのではないでしょうか。

 

このように、医学的にも感覚的にもリラックス効果があることが分かります。

イライラした時や、落ち着かない時には、この花の効果を上手に活用し、ストレス解消に用いると良いでしょう。

 

花の色による効果の違い

 

色ごとの心理効果表

 

各色の代表的な花、その色のイメージと心理的効果をまとめました。

このように、色によって受ける印象や効果は大きく変化します。

 

また、同じ種類の花でも、色違いのものが数多く存在します。

例えばバラやカーネーションは、上に挙げた色は全て存在しているので、自分の好みの色や、気分に適した色を選ぶと良いでしょう。

 

各色の詳しい心理的効果と、取り入れたいオススメのタイミングは以下のとおりです。

リラックス効果のある花を最大限活かすために、参考にしてみて下さい。

 

 

赤色はエネルギーに満ち溢れた色で、リーダータイプの人が好む色です。

人の交感神経を刺激し、人を活動的にする効果があります。

赤は人間の本能を刺激し、食欲や性欲などの人間が持つ基本的欲求が強くなります。

 

おすすめタイミング:やる気がほしい時や元気がほしい時、活動的になりたい時

 

 

橙はポジティブさを表し、陽気で社交的な人が好む色です。

橙の優しく暖かい色は、不安や抑圧を取り払う効果があります。

また、疲れた身体を温めて、血行を良くする働きもあります。

 

おすすめタイミング:ポジティブになりたい時、大きな不安やプレッシャーがある時

 

 

光や太陽のイメージがあり、人に希望と喜び、楽しい感情を生み出します。

元気、無邪気といったイメージもあり、コミュニケーションを円滑にすることができます。

他にも、黄色は左脳を刺激し、知性や判断力、理解力を高めると言われています。

 

おすすめタイミング:勉強する時や集中したい時、気持ちが落ち込んだ時

 

 

安らぎ、癒し、穏やかといった印象を与え、リラックス効果があります。

視覚的にも刺激が少なく、安心感を与え、疲れを癒すことができます。

 

おすすめタイミング:目が疲れている時、特にリラックスしたい時

 

 

副交感神経を刺激し、興奮を鎮める力があり、冷静に物事を判断できるようになります。

心身を落ち着かせ、集中力を高める働きがあります。

 

おすすめタイミング:集中して作業がしたい時、どうしてもイライラしてしまう時

 

 

紫はスピリチュアルを象徴し、宗教的な色として使われています。

直感力や想像力を高め、芸術的センスを引き出す力があります。

紫には心身を癒やす力もあり、体調や精神的バランスを取りたい時に惹きつけられる色でもあります。

 

おすすめタイミング:ひらめきを得たい時、疲れやストレスが溜まっている時

 

ピンク

 

恋愛、幸せなどの優しいイメージを持つ色です。

ストレスを解消し、人に対して優しくなることができます。

緊張を解して、穏やかな気持ちにさせてくれます。

 

おすすめタイミング:気持ちを落ち着かせたい時、幸せを感じたい時

 

 

花でリラックスする方法

 

花を様々なシーン使うことで、良い効果をもたらすことができます。

 

家の中に取り入れることで、家族に安らぎを与えることができるため、

家がより居心地の良い空間となり、家族とのコミュニケーションも円滑になることでしょう。

 

職場に用いることで、ストレス軽減や、集中力アップが期待できます。

商談や会議の場では、場を和ませるためプラスの働きがあります。

 

医療現場やカウンセリングの際にも活用でき、身体と心の癒しになったり、心の壁を取り除くことが期待できます。

 

ここで、花でリラックスするための、おすすめの方法を3つ紹介します。

 

飾る

 

花を楽しむ一番シンプルな方法は、花瓶に挿して飾ることです。

花を一輪飾るだけでも、部屋が華やかになり、私達の生活は豊かなものになります。

 

何も手を加えず花を飾ることで、その自然が作り出す色や形、

香りを全て楽しむことができるため、花の癒し効果も高まることでしょう。

 

花は夏なら4~5日、冬なら10~15日程度で枯れてしまいますが、

逆にいうと、その度に花の種類を変え気分も変えることもできます。

 

一輪の花ならば、それほど値段も高くありませんので、興味のある方は試しに一度買ってみることをおすすめします。

 

ハーバリウム

 

ハーバリウムとは、ドライフラワーを入れたガラス瓶に専用のオイルを注いで作るので

手入れをしなくても花を良好な状態に維持し続けるというものです。

 

香りを楽しむことができない一方、手入れが不要で長時間楽しむことができるというメリットがあります。

 

普段から忙しく、花の手入れになかなか時間が取れないという方にはぴったりではないでしょうか。

最近では、素材がセット販売されているので、手軽に作ることもできます。

 

アロマセラピー

 

アロマセラピーとは、エッセンシャルオイル、すなわち植物から抽出された精油を用いた「芳香療法」です。

香りが心身を癒し、リラックス効果があると言われています。

 

アロマセラピーの方法や香りには実に様々な種類があり、色々な楽しみ方がありますので、

自分に合ったものを試してみるのも良いでしょう。

 

オススメのエッセンシャルオイル

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ラベンダーの香りは、安眠効果があると言われています。

就寝前に嗅ぐことで、気持ちよく眠れるようになることでしょう。

この商品は、ラベンターの中でも良い香り、柔らかい香りでリラックスできると評判です。

お値段も手頃な価格となっていますので、是非試してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

フラワーセラピーは心理療法の一つで、専門的な知識が必要になります。

 

しかし、専門的な知識が無くとも花で癒やされることは可能です。

実際の研究でも、単純に花を見る効果は証明されています。

 

そして、花の色によって効果は異なります。

例えば赤にはやる気を上げる効果、青には興奮を鎮める効果があります。

色を使い分けて、花の持つ効果を最大限活かしましょう。

 

花で癒やされる方法として、生花を飾ること、ハーバリウム、アロマセラピーを紹介しました。

特に生花は、タイミングに応じて自由に色を選択できるのでおすすめです。

 

もしも気分が優れない、憂鬱だと感じている方は、まずは今日、お近くの花屋を覗いてみてはいかがでしょうか。

それだけでも、気分は爽快になり、リフレッシュされることでしょう。

 

【出典】

花きの視覚刺激がもたらす生理的リラックス効果(千葉大学 環境健康フィールド科学センター 李宇営 宮崎良文)

フラワー心理セラピスト養成講座 | 花と心の学校&ハートステップ・カレッジ