なかなか減らない体重。若いころに比べて、
太りやすくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。
歳を重ねると筋力が低下して代謝も落ちやすくなるため、
それに比例して脂肪燃焼効果も弱まります。
忙しい毎日、ダイエットをするなら少しでも
効率的に痩せたいですよね。
そこで、今回は効率的なダイエットのために
知っておきたいことと具体的な方法についてご紹介します。
Lカルニチンは脂肪を燃焼させる?
「Lカルニチン」という言葉を
初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
ダイエットとはどんな関係があるのか、
詳しくみていきましょう。
Lカルニチンとは?
Lカルニチンは、アミノ酸由来の化合物です。
遊離アミノ酸とも呼ばれ、
血液中や細胞内に存在しています。
脂肪をエネルギーに変える役割を持つため、
ダイエットや運動パフォーマンス向上に
寄与するといわれています。(※1)
Lカルニチンが脂肪を燃焼させるメカニズム
Lカルニチンは、体内で
脂肪酸をミトコンドリア(脂肪の焼却炉)へ運ぶ
シャトルの役割を担っています。
このミトコンドリアで脂肪はエネルギーとなります。
脂肪はそのままの形では
ミトコンドリア内膜を通過できないため、
Lカルニチンは脂肪をエネルギーとして
利用する過程を助ける重要な要素なのです。(※1)(※2)
Lカルニチンの摂取方法
Lカルニチンは食材からも摂取できますが、
野菜や豆、卵などにはほとんど含まれていません。
主に動物性の食材(赤身肉か牛乳など)に
含まれていますが、積極的に摂取したい人にとって、
食事だけで補うのは正直厳しいかもしれません。
そこでおすすめしたいのがサプリメントです。(※2)
サプリメントの形態
カプセル型のものが多いです。
余分なカロリーや成分が入っていないものを
選ぶとよいでしょう。(※3)
推奨摂取量
基本的には体内でも作られる栄養素です。
そのため、食事やサプリメントで
摂取するのに下限はありませんが、
上限は1日1000mgとしてください。
普段の食事のみで上限を超えることは
ほとんどありませんが、サプリメントを摂取する際は
摂りすぎに注意しましょう。
過剰に摂取すると、吐き気、嘔吐、腹部痙攣、
下痢、生臭い体臭などの副作用を
引き起こす場合があります。(※1)(※4)
摂取のタイミング
朝食後や夕食前など、自分が忘れない
タイミングで摂取しましょう。
もし運動をする場合は、運動を始める60分前に
摂取するのがおすすめです。
カルニチンを摂取して運動することで、
より脂肪が燃焼されやすくなりますよ。(※5)
脂肪の燃焼を促すヨガ(ストレッチ)
脂肪燃焼にはからだを動かすのも大切です。
今回はストレッチ要素も強いヨガで
おすすめのポーズをご紹介します。
三角のポーズ
(1) 両腕を肩の高さに伸ばして、両手首の下に足首がくるように脚を開く。
(2) 右足先を90度外側に向ける。
(3) その場で息を吸って、吐きながら上半身を右に倒す。
(4) 3〜5呼吸キープする。
(5) 反対も同様に行う。
右手は足首に添えるか、難しい場合は
ヨガブロックなどを下に置いてサポートしましょう。
両腕は一直線にし、からだが前に倒れないように
おなかに力を入れます。
余裕があれば目線は左手の先へ向けましょう。
ダウンドッグ
(1) 四つん這いになる。
肩の真下に手首を置いて、手のひらで床をしっかり押す。
(2) 息を吐きながらお尻を天井へ高く突き上げる。
(3) 息を吐く。
(4) 3〜5呼吸キープする。
ポイントは頭頂からお尻まで一直線にすることです。
背中が丸まってしまう場合は、ひざを曲げましょう。
目線は足の指先に向け、もも裏の伸びを
感じられるところでポーズをキープします。
プレイヤーズツイストのポーズ
(1) 四つん這いになる。
(2) 両手の間に左足を踏み出し、右足を後ろに引く。
右ひざは床につけたままでOK、左ひざは90度に曲げる。
(3) 息を吸いながら上半身を起こす。
(4) 両手のひらを胸の前で合わせて、息を吐きながらからだを左にねじる。
(5) 余裕があれば右ひざを床から離して右のつま先を立てる。
(6) 3〜5呼吸キープする。
(7) 左右の脚を入れ替えて反対も行う。
からだをねじるポーズは、内臓が刺激されて
デトックスや便秘解消に効果が期待できます。
やや難易度の高いポーズなので、
後ろのひざは床につけたままでもOKです。
脂肪の燃焼には漢方薬を試してみて
脂肪の燃焼には、漢方薬もおすすめです。
漢方薬は体内のバランスを整え、
脂肪の燃焼にも効果があります。
気になる部分に根本からアプローチしてくれるので、
痩せやすく太りにくい体質を目指せますよ。
決められた量を飲むだけで負担も少ないため、
Lカルニチンの摂取と一緒に習慣化してみましょう。
ダイエットには、下記のような働きのある
漢方薬を選びましょう。
・代謝を上げて、運動の効率をよくする。
・脂肪の吸収を抑える。
・脂肪燃焼をサポートする。
・自律神経を整えてストレス過食を防ぐ。
<ダイエットにおすすめの漢方薬>
防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
おなか周りの脂肪が気になる人や、
便通が悪い人におすすめです。
脂肪の分解や燃焼を促し、ため込んでいる脂肪の
代謝に働きかけ、肥満の改善に役立ちます。(※6)
大柴胡湯(だいさいことう)
ストレスで食欲が増してしまう人におすすめです。
自律神経を整えることでストレスによる過食を抑え、
肥満や便秘の改善に役立ちます。(※7)
スマホで気軽に専門家に相談できる
「あんしん漢方」のような、
オンライン個別相談も話題です。
あんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、
漢方のプロが効く漢方を見極めて
自宅に郵送してくれるオンライン漢方サービス。
スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも
気軽に相談できますよ。
お手頃価格で不調を改善したい方は、
医薬品の漢方をチェックしてみましょう。
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まとめ
今回は脂肪燃焼のための
手段と方法についてご紹介しました。
全部を一気に行うのは難しいかもしれませんが、
自分に合った方法を見つけて、
太りにくい体質を目指しましょう!
参考サイト
(※1)厚生労働省 e-JIM「カルニチン」
(※2)株式会社分子生理化学研究所「脂肪燃焼の重要成分-L-カルニチン-」
(※3)株式会社分子生理化学研究所「L-カルニチン」
(※4)共立美容外科「L-カルニチンにダイエット効果はある?摂取方法や推奨摂取量について解説」
(※5)メディカル・ケア・サービス株式会社 健達ネット「カルニチンのダイエット効果を徹底解説!食べ物や副作用をご紹介」
(※6)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ防風通聖散エキス顆粒(医療用)」
(※7)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)」
<この記事を書いた人>
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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一般社団法人日本サプリメント協会理事長
後藤 典子(ごとう のりこ)
同志社大学文学部を卒業後、編集プロダクションを経て、医療・健康ジャーナリストに。
Youtubeチャンネルで健康リテラシー向上のための情報を発信している。
2023年よりSフードプロジェクトのリーダーとして、機能性表示食品ののぞましい発展を支援する活動をしている。
●Sフードプロジェクト:https://s-food.net/