感染予防に!正しい手洗い方法を紹介!

手洗い

 

「感染症が流行する季節だけど、
実際、どのような手洗い方法が効果的なの?」

「何とかして感染症にならないように予防したいけど、
正しい手洗いができているか不安…」

 

このように、普段の手洗いが

しっかりできているか気になりますよね。

 

ウイルスによって異なりますが、

ドアノブやエレベータのボタンなど平らな面では

数日間生存しているといわれています。

 

ウイルスが体内にいつ侵入してもおかしくない

状況を少しでも避けるためには、

正しい手洗いを実践する必要があります。

 

正しい手洗い方法を身につけ、感染予防に努めましょう。

 

まずは、ウイルスの特徴について紹介します。

 

ウイルスを体内に入れないことが大切!

 

コロナもインフルエンザも原因はウイルス感染です。

 

ウイルスは、細菌や真菌(カビ)よりも

はるかに小さい微生物。

生物の体内に入り込むと、その細胞内で

増殖を始めるという性質を持っています。

 

つまり、予防のためには、これらのウイルスを

できるだけ体内に入れないことが大切なのです。

 

コロナやインフルエンザなどの呼吸器感染症の場合、

感染した人の鼻水や唾液のなかには、

ウイルスがたくさん含まれています。

 

その人が鼻をかんだり、咳・くしゃみするときに

手で口を覆ったりすると、手にウイルスがつき、

その手で触ったところにはウイルスがべったり。

 

インフルエンザウイルスは、

衣類など凹凸の多い表面では8~12時間、

ドアノブやエレベータのボタンなど

平らな面では24〜48時間、

乾燥した空気中では1日以上生存するといわれています。

 

新型コロナウイルスの場合は、

変異ウイルスの種類によって異なりますが、

プラスチック表面では

数日間生存することがわかっています。

 

また、感染者が、咳エチケットをせずに

くしゃみや咳をすれば、

ウイルスは数メートル飛び散り、

それを吸い込むことでも感染します。

 

新型コロナは空気感染もするので、

換気も重要な対策です。

 

感染予防にもっとも有効な手段とは

 

ウイルスが体につくのを、完全に防ぐことはできません。

では、どうすれば体内への侵入を防げるのでしょうか。

 

その答えは「手洗い」です。

 

呼吸器系感染症のウイルスが

私たちの体内に入り込む経路は、ほとんどが口ですが、

食事の前や外出から帰ったあとに

石鹸と流水で手を洗うことによって、

口から入り込むウイルスの量はぐっと少なくなります。

 

手洗いの感染予防効果は、科学的に証明されています。

 

手を洗うときは、石鹸をよく泡立て、

指の間や指先、手のひらのくぼみ、

手の甲や手首も洗うのがポイント。

そして、流水で十分に洗い流しましょう。

 

手洗いを習慣にすることは、

健康を保つうえでとても大切なことです。

ぜひ、正しい手洗いの方法を身につけましょう。

 

手洗いの仕方

 

新型コロナ拡大以降、建物の入り口や、レストランなどに、

手指用の速乾性アルコール消毒薬が

よく設置されているので、

これを利用するのも予防に有効です。

 

また、携帯用の消毒液が市販されているので、

薬局やドラッグストアで購入し、

持ち歩くのもよいでしょう。

 

マスクは、感染している人が、他人にうつさないように

着けるのが本来の使い方ですが、予防にも役立ちます。

 

人は無意識のうちに、5分に1回程度、

手で顔を触るといわれています。

 

ウイルスが付着した手で、

口のまわりを触るのを防ぐという意味で、

マスクの着用は決して無駄ではありません。

 

ただし、マスクの扱いには注意が必要です。

予防で着ける場合、マスクの表面は

外気に触れてウイルスが付着している可能性が高いので、

あまりに触らないようにしましょう。

これらの対策を行っても、

多少のウイルスは体内に入ってしまいます。

 

しかし、体の免疫機能が

きちんと働いていれば問題ありません。

 

過労や睡眠不足、偏食などを避け、

免疫機能が低下しないようにすることも、

大切な予防策です。

 

咳エチケット

 

ウイルス感染症に抗生物質は効かない

 

抗生物質(抗菌薬)は、細菌を殺す薬なので、

ウイルスにはまったく 効きません。

 

新型コロナ、インフルエンザには、

それぞれのウイルスに有効な治療薬があります。

 

新型コロナワクチンの接種は、

高齢者と基礎疾患のある人は「努力義務」、

それ以外の人は一人ひとりの判断にゆだねられます。

心配な人はかかりつけ医に相談しましょう。

 

 

取材・文:NPO法人 医療機関支援機構 カルナの豆知識 編集部

医療ライター/看護師  天野 敦子

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※記事/図版等の無断使用(転載)、引用は禁止といたします。

 


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