新型コロナウイルス感染症拡大により、マスクの着用が義務付けられています。
コロナ予防のために必須のマスクですが、このマスクが暑いんですよね。
通勤や通学で汗をかくし、普通にしゃべっていても、マスクの中はムシムシ高湿地帯のよう。
でも、まだまだ新型コロナウイルスの影響で手放せない・・・
そんな中で、通販や店頭では、「ひんやり」「冷感」と銘打ったマスクが登場し始めました。
まずは、どんなものがあるか見てみましょう。
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
素材にはこんな機能がほしい
ガーゼの特性であるムシムシ、高湿度から夏用マスク素材を考えると、こういった機能が素材についているといいですね。
・ 速乾性
・ 通気性がいい
・ つけた時にひやっとする接触冷感
・ UV加工
特に、女性にはUV加工は嬉しいですね。
手作り派注目の素材
手作り派には見逃せない「冷感」素材。
一時は、「ダブルガーゼ」が手芸店の店頭から売り切れる、購入制限がかかる、などガーゼ神話が一世を風靡していました。
ただ、ステイホーム週間にはいり、気温上昇とともに「ダブルガーゼ」のムシムシ、熱気のこもり等が不評となり、とたんに人気が下降してきました。
それでは、「ガーゼ以外のマスクって?」 ということになりますね。
今、手作り派が注目しているのは「リネン」です。
リネン素材は、肌にやさしく、サラッとして、爽やかな涼感があるのが大きな特性です。
そして、コットンやシルクに比べ、吸水・発散性に優れているため、水分や汗をすばやく吸い取り、かつ発散させます。
次に注目されているのは、「クールマックス」「エアリズム」などの化学繊維です。
ユニクロ 公式オンラインショップ エアリズムインナー「Airism」
下着として利用されているので、その機能は折り紙つき。
ちょっと勿体ないと思われるかもしれませんが、Tシャツ等からマスクを作製します。
大き目のTシャツを購入すれば、何枚も作れるので、外は、UV生地、中はエアリズム等の冷感素材で作ることもできますね。
Amazon新着ランキングでは・・・
洗えるマスク 夏用 涼しい 接触冷感 冷たい 日本製 UVカット 紫外線対策 大きめ、というキーワードで皆さん検索しているようですね。
2020年6月2日時点の新着ランキングの1,2位は、接触冷感タイプのマスクでした。
皆さん、そろそろ購入を始めているんですね。
UV99%カット / 吸汗速乾 / 抗菌・防臭 / 安心の日本製 / SEKマーク取得 / 日焼け防止と機能が記載されていました。
嬉しいのは、「99%UVカットに加え、日中のマスクの部分焼けを防ぐ為、なるべく顔を覆う面積を広くとっています。夏用としてもオススメのマスクです。」
とあるので、日焼けを気にする女性にはいいですね。
暑い季節は、髪を結んだり、アップにしたりすることが多いので、顔の露出面積が大きくなるのが気がかりでしたが、マスクでUVカットも今後増えるかもしれません。
心配なのは、ポリエステル 88%、ポリウレタン 12%とあり、アトピーなどの皮膚疾患がある方には、あまりお勧めできないかな~という点です。
中に、ガーゼ等を1枚入れると皮膚疾患の悪化は予防できますが、接触冷感が感じられなくなってしまうので、ちょっともったいない気もします。
ユニクロは、オンラインストアで、エアリズム製マスクを販売するということで、ますます、マスク市場がにぎやかになります。
買う側としては、選択の幅が広がり、とても良いことだと思います。
厚生労働省からは「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントとして、
【マスクの着用について】
マスクは飛沫の拡散予防に有効で、「新しい生活様式」でも一人ひとりの方の基本的な感染対策として、着用をお願いしています。
ただし、マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。
したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあります。
屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。
また、気温・湿度の高い中でのマスク着用は、要注意としているので、ますます、通気性がよく、涼しいマスクの需要は高まりそうですね。
参考
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました 厚生労働省HP