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    特定感染症保険

     

    前回、加湿器の効果についてご紹介しました。

    それから

    「加湿器の正しい使い方って?」

    「どんな種類があるの?」

    など、いろいろご質問があったので、今回は、加湿器あれこれについてお話します。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

    今年は少し早めに対策を

     

    毎年冬になるとインフルエンザ対策として室内では加湿器などが活躍する時期ですが、今年はそれに加えて花粉症や新しい感染症対策もしなければならない事態となっています。

    ようやく涼しくなってきたところで、まだ冬には少し気が早いと思われるかもしれませんが、今年はこれまでと違う冬になることを想定して、少し早めに対策を講じることをおすすめします。

     

     

     

     

    意外な空気清浄機の性質

     

    インフルエンザウイルス等の微粒子を室外に排出するためには、こまめに換気を行い、空気清浄機を使用している部屋の空気を入れ換えることが必要です。

    室内温度が大きく下がらないよう注意しながら、定期的な換気を行いましょう。

    理想は1時間に2~3回とあるのですが、そんなにマメに換気をするのは難しいでしょう。

    しかも、オフィスピルなど職場ではもっと難しいかもしれませんね。

     

    そんなときには、「空気清浄機がある!」と思ってしまうのですが、意外なことに市販の空気清浄機は窓の開放による換気に加え、補助的に使用するものとして捉える必要があります。

     

    空機清浄機は本体を通過する空気にのみ効果を及ぼすので、空中に浮遊しているウイルスなどを除去または低減できても健康上のリスクを完全に防ぐことはできません。

     

    様々な空気清浄機の説明書に「ウイルスが減った」と記載されていることがありますが、これは閉鎖された空間でテストされたものであり、気流があったり、人の出入りがあったり、空気が流動する開放空間では空気清浄機は補助的な役割として利用するのが正しいようです。

     

     

    加湿器の正しい使い方

     

    空気清浄機と同様に加湿器もインフルエンザ予防には人気のあるアイテムですね。

    ただ、加湿器は、非常に有効なツールである反面、種類が多くてどれがいいのか迷ってしまうのと、正しい利用方法があることに注意したいですね。

     

    加湿方式の特徴

     

    ※1 加湿方式:水噴霧式(超音波式)と蒸気式を合わせたハイブリッドタイプや、空気清浄機に加湿機能を付加したタイプのものもあります。

    ※2 スケール:水道水を加熱して蒸気を発生させる際にできる残留物(カルシウム、シリカ、鉄など)のこと。スケールを放置すると石のように固く、とれにくくなり、故障の原因になります。

     

    加湿器は適切に維持管理を行わないと、タンク内に繁殖した細菌やカビが水滴とともに室内に飛び散り、過敏性肺炎の原因になることがあります。

    水やタンクの管理を怠りなく行いましょう。

     

    加湿器の水やタンクに繁殖した細菌やカビ等が室内にまき散らされると、カゼに似た症状が出ることがあります。

    使用をやめると症状が改善されるような場合には、加湿器の汚染を疑ってみてください。

    加湿器の水は毎日取り替え、タンク内やフィルターなどを定期的に清掃するようにしましょう。

     

     

    加湿しすぎも注意

     

    過度な加湿、除湿は禁物です。

    40~60%の範囲内に収めるようにしましょう。

    湿度が高いと肌は暖かく感じます。

    同じ温度でも、湿度や気流の流れによって、空気の快適さが変わります。

    適度な湿度に調節するため、温湿度計で定期的に確認する習慣をつけましょう。

     

    湿度が60%を超えると、カビやダニが発生しやすくなります。

    特に冬場は、窓ガラスや北側の壁、押入れ等が結露しやすく、結露した水が原因でカビが生えることがあります。

    カビやダニは気管支ぜん息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の原因となりますので、室内の湿度は60%以下に保つようにしましょう。

     

    室内を浮遊するカビの胞子や菌糸の断片を吸い込むと、体質によってはぜん息などを引き起こすことがあります。

    また、体の抵抗力が弱まっている時には、カンジダ症、アスペルギルス症、ムコール症、クリプトコッカス症などの内臓にカビが生える深在性真菌症や、皮膚に外傷のある場合には傷口からカビが侵入しておこる黒色真菌症という疾病を起こすことがあります。

    トリコスポロンは、日本の過敏性肺炎の70%を占める夏型肺炎の原因となるカビの仲間です。

    カビが好む環境はダニの好む温・湿度とほぼ一致しています。

    また、ケナガコナダニやぜん息の主要なアレルゲンとなるヒョウヒダニなどは、カビを好んで食べますので、カビが生えることはダニを増やすことにもなります。

    普段からカビの発生しにくい環境づくりを心掛けましょう。

     

     

     

     

    おすすめ加湿器はこちら

     

    個人的な意見ですが、医療機関で見かける空気清浄機ってシャープのプラズマクラスターがついているものが多いように思います。

    そう思ってみているからかな?

     

     

    薄型ですっきりとしたフォルムがマンションなどにピッタリですね。

    インフルエンザシーズン突入時、出産祝いに贈ったことがありましたが、とても喜んでいただきました。

     

     

    出典

    公益社団法人全国水利用設備環境衛生協会  この冬に向けた新型コロナ・インフル対策の注意点~加湿器・空気清浄機等は適切な使用を~

    東京都福祉保健局 健康・快適居住環境の指針