お盆のお供え物の定番「桃」。
しっとりとした外観とみずみずしい果肉はベストマッチ!
店頭でも思わず頬ずりしてしまいたくなります。
今回は、桃の栄養やおいしい食べ方などをお伝えします。
桃の旬は夏から初秋
「桃」は詩の世界では秋の季語となっていますが、美味しい食べ頃の旬は夏から初夏の時期で、お盆の時には必ずと言っていいくらいお供え物に入っているのではないでしょうか。
桃の栄養
桃の主成分は果糖(フルクトース)です。
砂糖の1.5倍甘味を感じる単糖類で、体内ですぐにエネルギーとなるので、 疲労回復には即効性のある有効な栄養源と言えます。
ただ、食べすぎると中性脂肪が高くなる可能性があるので適量にしましょう。
果物の一日の適量は200グラムほど。
桃は1個になります。
また、桃はカリウムというミネラル成分を多く含んでいます。
カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。
利尿効果も高く、夏の冷えてむくんだ体にはとても優しい食べ物です。
桃の名前(品種名)
桃といっても、それを品種であげると数え切れないくらいの種類があります。
それぞれ、微妙に違いがありますが、桃の名前は、その外観にあわせて可愛らしいものが多いようです。
たとえば「まなみ」と「暁星」を掛け合わせた「恋みらい」。
新進気鋭の最新品種「陽だまりの詩」。
6月から出回る桃の極早生品種「はなよめ」。
皮の赤みがとても濃く、果肉が真っ白な山形の「玉うさぎ」。
名前だけを聞いていると桃とはわからないネーミングです。
かわった名前がたくさんあるので、色々と楽しんでみるのもいいですね。
おいしく桃をいただく
全体にはっきりした紅色に色づいたもので、色付いている部分に白い斑点が表れている物は美味しい印です。
そして、枝についていた側の色を見て、綺麗な白い色のものを選びます。
黄桃ではない品種で、黄色くなりはじめているものは鮮度が落ちてきています。
また、良い香りがたっているのも選ぶポイントです。
熟している桃は、冷やしすぎると味が落ちるので、食べる前1~2時間程度冷蔵庫で冷やしましょう。
冷蔵庫で保管する場合には、日持ちがしないため早めに食べてしまうのもポイントです。
今年の夏は、どれくらいの種類の桃に出会えるでしょう。まだまだ、桃の旬は続きます。とても楽しみですね。
出典
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
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