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    特定感染症保険

     

    テレワークが変えた通勤に対する価値観

     

    新型コロナウイルスの第二波が心配される毎日ですが、通勤電車もほぼビフォーコロナと同様の混み具合となり、ランチタイムも激戦となってきました。

     

    改めて、テレワークって色々大変なことはあったけど、「良かったことも多かった」と思うのです。

     

    株式会社ワークポートが行った「新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化についての調査」では、約80%が価値観に「変化あり」。多くが価値観の変化は「良いもの」と回答。外出自粛や働き方の変化は、「自身の仕事観や生活を見つめ直すきっかけになった」と回答しています。

     

    その数はなんと約80%が自身の価値観に「変化あり」と回答し、しかも「好影響」と回答する人はなんと約80%でした。

     

    例を挙げると

    ・テレワークでも仕事ができることがわかり、毎日同じ時間に出社する意味がなくなったと思う。

    ・通勤によるストレスや時間の浪費がなくなったことにより、体が健康になったと明確に感じる。

    など、通勤や時間の使い方に関するポイントアップが見られています。

    今までの通勤時間っていったい何だったんだろう。

    往復何時間もかけて出勤する意味がわからないという、自問自答のような回答ですね。

     

    さらにエスカレートして、住む場所についても考えた人がいたようです。

    ・在宅勤務でも仕事に支障はなく、他地域よりも高い家賃を払って都心に住む意味はないと感じる

    ・地元に帰りたくなった。東京に住む意味がないと感じる。

     

    6月の引っ越し件数が増えて、すでに予約がいっぱいの業者もあるようです。

    4、5月の引っ越しを6月に延期された方、都心に住む必要がないと考えて、家賃の安い郊外に引っ越す方。

    様々な引っ越しがありますが、実家に帰るなどテレワークの影響もありそうです。

     

    職住不近接という言葉がありますが、地方居住・生活地選択の自由拡大、労働市場のグローバル化などによる「新たな日常」への移行が急速にすすみそうですね。

     

     

     

     

    新しいことを始めるきっかけに

     

    Kirin Well-being Design Labが行った「~あなたの暮らしアンケート~家から出ない生活」2020年6月23日では「新型コロナウイルス」の拡大を機に、新しく始めた生活習慣を紹介しています。

    なかでも「手洗い」「筋肉トレーニング」「心と体を整える」は継続傾向が7割と高く、また「免疫を上げるといわれる食品・飲料の摂取」は女性の継続傾向が高いと報告しています。

     

    特に注目するのは、男性の「食・健康」への意識の向上です。

    「筋肉を使うトレーニングやストレッチをする」という質問に対して女性は20.4%が始めたと回答しているのに対し、男性は23.6%が始めたと回答しています。

     

    トレーニング

     

    さらに、継続したいと考えている人の割合も、74.3%と高確率になっていました。

    体と心を整えるトレーニング(8.8%)よりも人気があり、継続したいと思う人も高率だった筋肉トレーニング。

    最近では、「リングフィットアドベンチャー」などのゲームが人気で入手が困難な状況も続いています。

     

     

    男性の食への進出も好調です。

     

    「おつまみを作るようになった」「栄養を意識した食事をとるようになった」などちょっとした料理から、本格的な料理まで食事に関する意識改革があったようです。

    栄養バランスを意識した食事をとる(16.7%)と回答した人は、60.1%の人が継続したいと思っています。

    健康に対する関心が高まるのはとても良いことです。

    今後は、マスクをつける、手洗いをする等のセルフケアも継続して行うとの事なので、医療費削減、健康寿命延伸につながっていくといいですね。

     

     

     

     

    新型コロナウイルスの自粛を超えて

     

    前述のワークポートの調査では、約80%が自身の価値観に「変化あり」、「好影響」と回答する人はなんと約80%でした。

    具体的にどんな変化があったのか聞いたところ、仕事から生活、日常の考え方まで、さまざまな面で価値観に変化が生じていることがわかりました。

     

    中でも、変化を感じたことから価値観が変わったことが多いようです。

    通勤の時間の意味、在宅時間の上手な利用の仕方、苦手なビデオ通話が普通に利用されることで苦手意識がなくなったなど、自分の変化、環境の変化をそれぞれ受入ながら、価値観が変わっていくようです。

     

    さらに、アフターコロナは、新型コロナウイルスが流行する前のような生活が戻ってくると思うか聞いたところ、「戻ってくると思う」と回答した人が19.2%、「戻ってこないと思う」が56.4%、「どちらともいえない」が24.4%となりました。

     

    今回の自粛でテレワークを行った中で、在宅時間が長くなり、家族と過ごす時間が増え、家族との対話をゆっくり楽しんだ方もいらっしゃいます。

    その中で、「身近な人の大切さ」や「コミュニテイーの在り方」等を考えた人もいます。

     

    食事や健康への関心が高まり、食事や健康を自身が手作りするサイクルが、今回の自粛の中で生まれた一つの産物だと思います。

    家を楽しむ生活もその中に含まれていて、「おうち居酒屋」メニューの検索が1650件になったことも、「オンライン飲み会」が市民権を得たことも、コロナによる自粛がなければなかった価値観ではないでしょうか。

    家で楽しみつつ、周囲とつながる。そんな、贅沢な生活ができることに気が付いたのも、新型コロナウイルスのおかげです。

     

    この自粛による体験は、今後の日本にどのように影響するのでしょうか。

    ネットがあれば、日本のどこに暮らしていても格差はそれほど感じられなくなり、日本が狭くなったようにも思います。

    同様に、ソーシャルディスタンスで「人と人との距離」も、「心の距離」も離れてしまうように思われていましたが、実は、「離れてわかる良さ」もあり、身近な人を大切に思うことも、当たり前のようになっています。

     

    学校に行くこと、通勤すること、これらは当たり前だと思っていたのですが、当たり前も容赦なく奪われてしまうと、とても寂しい気持ちになります。

    自粛によって気づきが生まれ、変わってきた価値観。

    今後はどのように進化していくのでしょうか。

     

     

    出典

    <働くみんなのホンネ調査> 「新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化」について調査を実施 ㈱ワークポート

    Kirin Well-being Design Lab ~あなたの暮らしアンケート~家~出ない生活

    FoodClip 家庭料理のニューノーマル探索。ニーズが高まる食カテゴリーは?

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。