ワクチン

    特定感染症保険

     

    ワクチン接種が本格化してからもう数か月。

    この間、予約ができなかったり、来なかった予約者の分を職員が接種して話題になったり。。。。

    様々な話題を提供しているコロナワクチンですが、その効果については未知数といったところ。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

    ほんとに効くの?

     

    国内で承認されているファイザー社のワクチンでは、ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。

    (発症予防効果は約95%と報告されています。)

     

    また、海外で接種の始まっているモデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンでも、開発中のワクチンを投与した人の方が、投与していない人よりも、新型コロナウイルス感染症に発症した人が少ないとの結果が得られたと発表されています。

     

    ただ、臨床試験や接種が始まってから時間があまりにも短く、まだ、評価中であることを含め、効果の持続期間や本当に効果がどれくらいあるかについては明らかになっていません。

    今後の情報が明らかになるのを待つ必要があります。

     

     

     

     

    変異株のコロナウイルスにも効くの?

     

    一般論として、ウイルスは絶えず変異を起こしていくもので、小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。

     

    また、ファイザー社のワクチンでは、変異株の新型コロナウイルスにも作用する抗体がつくられた、といった実験結果も発表されています。

     

    承認申請がなされた新型コロナワクチンの審査に当たっては、変異株に関する情報も含め、引き続き様々な情報を収集しつつ、適切に有効性、安全性等を確認して今後も発表されていくことでしょう。

     

    こちらもあまりにも経過時間が短く、ウイルス自体も未知数であるためはっきりとした回答は不明ですが、

    「小さな変異でワクチンの効果がなくなるというわけではありません。」という言葉をそのまま信じたい気持ちです。

     

     

     

     

    変異株に対するワクチンの効果がそれぞれ違う

     

    2021年4月20日には国内患者から初めてB.1.617系という変異株が検出されました。

    2020年12月初旬に最初の配列がGISAID(鳥インフルエンザ情報共有の国際推進機構)にインドから登録され、

    英国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、米国、ドイツ、カナダなどでも確認されています。

     

    それ以前に検出された501Y.V2という変異株は、モデリング上、二次感染が50%以上増加すると推定されます。また、アストラゼネカ社のワクチンが有効性を示さないという報告があり、心配されています。

     

    また、大阪府、兵庫県ではVOC-202012/01の占める割合が急激に上昇しており、周辺県においても感染者が見つかりつつあります。このVOC-202012/01は現在、世界の主流となっています。

    世界の主流となっています。

     

    モデルナ社のワクチンでは中和効果がみられたものの、ファイザー社・アストラゼネカ社のワクチンでは、中和能力が2,3割落ちたとの報告があります。

     

    ウイルスは、絶えず変異を起こしていくものであり、その変化に追いついていないのが現状です。

    感染拡大防止には、ワクチンだけでなく、一人一人の予防活動がとても重要なのです。

     

     

    出典

    厚生労働省 新型コロナワクチンについて 新型コロナワクチンQ&A

    国立感染症研究所ホームページ SARS-CoV-2の変異株B.1.617系統の検出について

    国立感染症研究所ホームページ 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第8報)