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    カルシウムの働き

     

    カルシウムには脳神経の興奮を抑える働きがあります。そのため“カルシウム不足=脳神経の興奮=イライラ”と考えられがちです。

     

    しかし、カルシウムは厳密にシステム管理されています。

    つまりカルシウム不足になると、貯蔵庫である骨から血液中に出庫され、逆に過剰状態では骨に入庫されたり、尿中に廃棄されたりと常に一定の供給量になるように管理されています。

    つまりカルシウムを含んだ物を食べないからといって、即イライラ人間となることはありません。

     

     

     

     

    それではなぜイライラするの?

     

    ストレス

     

    イライラするのは急性のストレスがかかっている場合です。急性ストレスでは交感神経が活性化し、脳が興奮しているときです。

     

    交感神経は私たちの身体を戦闘状態にします。

    「心臓はドキドキ、顔は紅潮、手に汗をかく。のどはカラカラ、胃がキュッとなる」のは交感神経の影響です。

    このような戦闘状態では、ちょっとしたことでも気になりますし、脳が興奮しているので言葉や行動もカリカリ、イライラしてしまいます。

    場所・姿勢・作業内容などを変えて思考を切替ましょう。ストレッチもおすすめです。

     

     

    イライラはどうしたらいいの?

     

    イライラしている時は、まず自覚が必要です。

    「今、イライラしているな」「交感神経が働いてるな」という自分を客観的に見る力です。

    そうした気づきが、副交感神経のスイッチをON!にすることにもつながります。

     

    副交感神経は、身体や心をリラックスさせる神経です。自分の中で思考を切り替えることで落ち着きを取り戻し、戦闘状態からリラックス状態へといざなわれます。

     

     

     

     

    とはいえ、カルシウム不足な現代人

     

    骨からカルシウムが出庫されてばかりでは、在庫なしという緊急事態に陥ってしまいます。

    そのような事態にならないためのリスクマネジメントとしては、カルシウムを多く含んだ食べ物(牛乳・小魚・大豆製品など)と、カルシウムの吸収を良くするために必要なビタミンD(魚介類・卵類・きのこ類など)、そしてカルシウムを骨にするビタミンA(緑黄色野菜など)を含んだ食べ物を摂ることを日頃から心がけておくことが必要でしょう。

     

    カルシウムに関する食品

    カルシウムの吸収をよくする食べ物とカルシウムを多く含む食べ物

     

     

    参考

    厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト e-ヘルスネット 北岡 和代 「ストレスと食生活」

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

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