糖尿病の症状を和らげる3つの漢方薬

漢方薬

糖尿病になると、血糖値が上がるだけでなく、

からだのさまざまな部位に症状が出ることをご存じですか?

 

代表的な糖尿病の合併症は、神経障害・視力障害・腎臓の機能低下です。

 

今回は、糖尿病に関連して生じるさまざまな不快な症状や、

それらを和らげる作用のある漢方薬をご紹介します。

 

漢方は糖尿病の症状緩和や合併症予防に使われる

 

気血水の相関図・陰陽五行

 

漢方薬は、糖尿病の症状緩和や合併症予防にも使われることがあります。

 

東洋医学では、糖尿病は「消渇(しょうかつ)」と呼ばれ、

食欲が増し、喉が渇いて、尿がたくさん出て、倦怠感のあるような状態です。

 

「水」の不足や熱がこもった状態、

「血(けつ)」のめぐりが悪い「瘀血(おけつ)」の状態などと考えます。

こうした状態を改善するような漢方薬を用いることで、症状の緩和が期待されるのです。

 

糖尿病の治療に使われる漢方薬

 

漢方薬

 

それでは、実際に糖尿病に関連した症状に対してよく使われる漢方薬をご紹介します。

症状を和らげるために、使ってみてはいかがでしょうか。

 

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

 

牛車腎気丸は、糖尿病の合併症である「手足の痺れ」や、

神経障害に伴う「頻尿」などに使われる漢方薬です。

 

「気」「血」のめぐりをよくして冷えを改善するほか、

利尿作用のある生薬が含まれており、「水」の滞りを解消します。

 

白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)

 

白虎加人参湯は、からだのほてりを取り除き、潤す作用があります。

糖尿病の初期で口の渇きが気になる場合に使われることがある漢方薬です。

 

血糖値が高い「高血糖」の状態が続くと、

口が渇き、水分をたくさん飲みたくなります。

 

こうした症状は、血糖値が正常範囲におさまるようになれば改善しますが、

それまでの間、口が渇く症状を緩和するのに白虎加人参湯が有効なのです。

 

白虎加人参湯で糖尿病や高血糖が改善するわけではないので、

糖尿病の治療を並行しておこなうようにしてください。

 

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

 

糖尿病の方や、なりかけ(境界型)の方は、

ダイエットするように言われることがあるかもしれません。

体重を減らすことで、体内で作られたインスリンの「血糖値を下げる効果」が高まるためです。


防風通聖散は、肥満に伴う高血圧やのぼせ、便秘に効果があるほか、

皮下脂肪を減らす働きもわかっています。

 

ただし、5年以上継続して服用していると「腸管膜静脈硬化症」という病気のリスクが高まりますので、

ある程度減量の目的を達成したら、飲むのをやめた方がいいかもしれません。

 

糖尿病の症状緩和には生活習慣の改善も大切

 

お医者さん

 

糖尿病の症状を緩和するためには、

医師から処方されている糖尿病の治療薬をしっかり使用することや、

生活習慣を改善することが大切です。

 

糖尿病が悪化して生じる合併症は、

いったん生じるとどんどん悪化していくことが少なくありません。

 

高血糖が続くことで血管がダメージを受け、腎臓が悪くなったり、視力が低下したりします。

神経がダメージを受けて、痺れや感覚麻痺を起こすことも多いでしょう。

 

こうした症状は、今よりもよくなることが難しく、

「合併症を起こさない」「悪化させない」ことが重要となります。

 

そのためには、薬による治療だけでなく、生活習慣の見直しも必要です。

食事内容を改善したり、体重を落としたり、

運動を取り入れたりすることが糖尿病の改善に有効だとわかっています。

 

漢方は体質に合ったものを選ぶのが重要

 

スマホを使っている女性

 

漢方薬は、からだの状態や体質に合わせて、個人に合うものを使う必要があります。

合っていないと効果が得られないだけでなく、かえって症状が悪くなったように感じたり、

副作用が強く出たりする可能性もあるためです。

 

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漢方薬は、糖尿病の治療ではあくまでもサポートの位置付けです。

漢方薬をうまく取り入れて、不快な症状をやわらげていきましょう。

 

漢方薬のサポートで糖尿病の不快な症状をやわらげよう

 

今回は、漢方薬が糖尿病にアプローチするメカニズムや、

実際に糖尿病にまつわる症状によく使われる漢方薬をご紹介しました。

 

糖尿病は、薬による治療のほか生活習慣の見直しが重要です。

薬・食事・運動の3つが糖尿病の改善につながります。

 

それでもなかなか改善しないつらい症状には、

漢方薬を使ったサポートを検討してみるのもいいでしょう。

 

【参考文献】

糖尿病治療ガイド2022-2023 日本糖尿病学会 編・著 / 文光堂

中国医学と糖尿病 糖尿病ネットワーク

 

<この記事を書いた人>

 

ライター

 

薬剤師 中山 歩実

大学病院、市立病院での勤務を経て、長期療養型の病院へ転職。

なかなか改善しない症状に対し漢方を使ったサポートを実施している。

さまざまな病気の段階の方と接する中で、

正しい医療情報を得ることの難しさを痛感し、ライター活動を開始。

がんや感染症、生活習慣病など幅広い疾患や薬についての記事制作を担当。

「誰もが自分のからだを労れる社会」を目指し、

漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、

お手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」で情報発信をしている。

 

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