汗を拭く女性

    特定感染症保険

     

    伸びるフィットネス業界 落ち込むボウリング

     

    全国のどこでも見かけるフィットネスやスポーツ施設。これらの施設をどの世代が一番利用していると思いますか?

    恐らく、若い世代が、筋肉つけたり、ダンスをしたり・・・というように想像するのではないでしょうか?

     

    実は、これらの施設利用者のトップは「60代」なんです。

    フィットネスクラブなどのスポーツ施設使用料の支出金額についてみると、60代の世帯の支出が最も多く、最も少ない30代の世帯の約5.5倍になっています。

    また、消費支出に占めるスポーツ施設使用料の割合も60代の世帯が最も高くなっています。

     

    スポーツ施設使用料のグラフ
    世帯主の年齢階級別1世帯当たり年間のスポーツ施設使用料(二人以上の世帯)(2020年)

    出典:総務省統計局ホームページ

     

     

     

     

    新たに運動する人が増えている

     

    実は60代では他の世代と違った動きを見せています。「器具を使ったトレーニングを行った者」の人数で確認してみましょう。

     

    こちらも20代、30代こそ10年前と比べ減少していますが、それ以外では増加しています。

    これは、各年代とも10年前にはやっていなかった人がこの行動を始めているということです。

    特に高齢者になるほど新たに始める人の割合が増加しています。60、70代の伸び率が高いことが特徴です。

    新たにトレーニングを行う人がこの年代では増加しています。

     

    器具を使ったトレーニング行動者の推移

     

     

     

     

    スポーツのあり方に変化

     

    ランニングをする夫婦

     

    シニア層のスポーツ志向、健康志向は引き続き高まりを見せています。

    運動するシニア層の増加によって、実際に60〜74歳の女性を中心に体力・運動能力も上昇しています。

    スポーツは「競技、ゲーム」から「健康増進」ツールへ変容を続けています。

    文部科学省の「2013年度体力・運動能力調査」の結果によれば、65~69歳、70~74歳の女性の成績が、いずれも過去最高水準となっています。

    また、女性の体力・運動能力の成績が男性を上回る成績へと上昇を遂げました。

    これは、スポーツを競技、ゲームとした「競い合うもの」ではなく「健康のために継続するもの」としての価値が付加されたからではないでしょうか。

     

    ともあれ、今後は元気なシニアがどんどん増える構造になっているのはいいことですね。

     

     

    出典

    総務省統計局HP 家計簿からみたファミリーライフ(平成30年)

    経済産業省経済解析室 シニア層の健康志向の高まり、そして地域別人口に影響されているフィットネスクラブ

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

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