りんごと酢

    特定感染症保険

     

    健康志向派には、シブイ人気を誇るお酢。

    つーんとするそのニオイが苦手な人もいらっしゃいますが、さっぱりとしたその味はこれからの季節にぴったり。

    調味料としても、飲み物としても利用できるお酢。

    今回は、お酢のパワーを紹介します。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

    お酢は何からできているの?

     

    お酢は、糖分を含む原料を酵母菌で発酵させ作ります。

    まず、米などの原料を発酵させ、アルコールにし、そのアルコールを酢酸菌で発酵させるとお酢が完成。

     

    お酢ができるまでの図

     

    アルコールの種類だけ、お酢もあるというわけです。

    お酢の成分の約90%は水分です。残りの成分の約八割は酢酸です。

    酢酸は酢酸菌によって作られる酸の一種で、食欲増進や疲労回復、はたまた防腐、静菌効果もある(ミツカン調べ)お酢の主成分です。

     

     

     

     

    たくさんあるよ。お酢のパワー

     

    生活習慣病を予防する

    酢酸には、血管を拡張させる働きがあり、血流が良くなるので血圧降下が期待できます。

    また、血清中性脂肪を低下させ、食後血糖値の急上昇を予防することも実験で明らかになりました。

     

    抗酸化力に注目

    ポリフェノールやメノライジンを含む黒酢や、ぶどうやリンゴを原料にする果実酢には、老化を防ぐ抗酸化作用があります。

    しかもお酢は抗酸化力が強いため、熱に弱いビタミンCを調理の際の熱破壊から守ります。

     

    減塩のミカタ

    お酢には、塩味を強く感じさせる効果があるので、減塩食の強いミカタです。

    また、お酢は、味がしっかりとしているので、お酢をかけると薄味の減塩食もおいしくいただけます。

     

    カルシウムの摂取量がアップ

    カルシウムが含まれる貝殻や鶏肉の骨。

    お酢を少量加えて調理をすると食材からカルシウムが煮汁に溶け出し、より多くのカルシウムを摂取できます。

    また、お肉も柔らかくなり、一石二鳥。

     

    食欲がないときにはお酢のパワーで。

     

    ピクルスは簡単手軽にできる酢の物
    ピクルスは簡単手軽にできる酢の物です。

     

    お酢のさっぱりとした酸味は、味覚や嗅覚を刺激。

    さらに食欲をコントロールする脳の摂食中枢を刺激して唾液の分泌を促すので、胃液の分泌が高まり、空腹を感じて食欲が増します。

     

    疲れたときもお酢のパワーが良く効きます。

    お酢に含まれる酢酸は、疲労のシグナルである血中乳酸濃度を低下させます。

    同時に、エネルギー源のひとつであるグリコーゲンを筋肉や肝臓に効率よく補充するので、疲労回復に役立ちます。

     

    まだまだあるお酢の知られざるパワー。

    次回は、お酢の摂取方法をご紹介します。

    手軽にお酢をたくさん取れる方法などをお伝えしますので、お楽しみに。

     

     

    出典

    classA Life 6月号