胸を押さえる男性

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    急に寒くなってきましたね。

    寒くなると心疾患・脳血管疾患による死亡者数が増加します。

    原因は、ドロドロ血による血管の「つまり」血栓症という症状です。

    今回は、血栓症を予防しようという話題です。

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

     

    1月20日から2月19日は、血栓予防月間です。

     

    日本ナットウキナーゼ協会では、1月20日を「血栓予防の日」と制定しています。

    血栓症で亡くなる方の最も多い1月(厚生労働省 人口動態調査より)に、血管が「詰まる」と「20=ツマル」の語呂合わせからきています。

    この日から1ヶ月間を「血栓予防月間」として掲げ、血栓予防を積極的に啓蒙しています。

     

     

     

     

    血栓症とは?

     

    血栓症とは、血管が血栓で詰まることにより臓器に血流が流れなくなる病気のことです。

    その結果、末梢臓器の細胞が死ぬことを梗塞と言い、血栓が詰まる場所により、脳梗塞や心筋梗塞と分類されます。

    飛行機に乗っている際、狭い機内で長時間同じ姿勢でいることによって起こる深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)も血栓症の一つです。

     

    健康な血管と不健康な血管

     

    ドロドロ血と言われる中性脂肪が高い場合や、血中水分量が不足している脱水状態の場合には起こりやすいとされています。

     

     

    血栓症には予防

     

    食生活や生活習慣の変化により、現代人は血液成分のバランスが崩れ、コレステロールや中性脂肪濃度の高いドロドロ血が増えています。

    不健康な血液では、血栓ができやすく、血栓を溶かす働きも弱まります。

    つまり、現代人は血栓ができやすく、しかもできてしまった血栓が溶けにくい体質になっているのです。

     

    心筋梗塞や脳梗塞などの血栓症は、血液中にできた血栓が血管を詰まらせることにより引き起こされる病気です。

    血栓症は、多くの場合、自覚症状の無いまま突然発症し、発症にともない症状は急速に悪化。

    たとえ命を取り留めたとしても再発の恐れや重大な障害をもたらします。

     

    ある日突然襲ってくる血栓症に対し、何よりも大切なのが「予防」です。

    血栓を作らず、できてしまった血栓を溶かす体質になるためには、運動や食事による生活習慣の改善が必要です。

     

     

    ナットウキナーゼで予防

     

    長年、わが国の健康を支えてきた伝統食品である「納豆」。

     

    この納豆のネバネバ部分に含まれるタンパク質分解酵素がナットウキナーゼです。ナットウキナーゼには、

     

    ① 血栓の主成分であるフィブリンに直接働きかけ分解(溶解)する作用

    ② 身体の中の血栓溶解酵素であるウロキナーゼの前駆体プロウロキナーゼを活性化する作用

    ③ 血栓溶解酵素プラスミンを作り出す組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)量を増大させる作用があります。

     

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    注意すること

     

    食品としての納豆には、血栓溶解を促す成分「ナットウキナーゼ」が含まれている反面、血液凝固を促進する「ビタミンK2」も含まれています。

    そのため、血栓症患者などに処方される血液を固まりにくくする医薬品、「ワルファリン(商品名:ワーファリン等)」を服用されている方は注意が必要です。

    「ビタミンK2の拮抗作用」により効果が減弱されるため、納豆などのビタミンK2を多く含む食品の摂取は医師により制限されています。

     

    摂取するのであれば、納豆という食品ではなく、ナットウキナーゼ成分になっているサプリメントにしましょう。

     

     

    参考

    ナットウキナーゼ協会HP

    血栓症予防月間HP