今日は、夏に食べたい野菜ランキングでトップ。
とうもろこしについてです。
とうもろこしの歴史
とうもろこしの名は、唐から来たもろこし(きび)が由来です。
もともとメキシコやアメリカを中心に栽培されている野菜です。
栽培の歴史は古く、古代文明にまでさかのぼります。
日本にわたってきたのは16世紀ごろ、ポルトガル人によって長崎に伝えられたといわれています。
食用のスイートコーン種はみずみずしく甘みが強いタイプです。
栄養価が高く主食がわりにもなる野菜です。
日本での主な産地は北海道です。
とうもろこし栄養のポイント
とうもろこしの旬は7月から8月です。
とうもろこしは、米、麦に並ぶ世界三大穀物で、野菜の中ではカロリーは高めで糖質が主成分で、エネルギーの補給源となります。
胚芽部分にはビタミンB群を豊富に含み、ビタミンEやカリウム、カルシウム、マグネシウムなどをバランスよく含む栄養価の高い野菜です。
また粒の皮は、セルロースという不溶性の食物繊維でできています。
とうもろこしにはアミノ酸含有量が多いのも特徴のひとつ。
疲労回復に即効性のあるアスパラギン酸、うまみ成分のグルタミン酸、脂肪燃焼を助けるアラニンなどが含まれています。
夏バテ解消にもオススメできる野菜です。
おいしいとうもろこしの選び方
「ひげ」の多いものは粒も多い。実が先端まで詰まったものを選びましょう。
皮付きの場合、皮は緑が濃く、先端のひげは褐色あるいは黒褐色のものが完熟しています。
また、ひげは1本1本粒とつながっているので、ひげが多いものほど粒が多いものにあたります。
実が先までぎっしりと詰まっておりすき間のないもの、粒が大きくふっくらしていてそろっているものが良品です。
皮の上からそっと触ってみて、粒がそろっているもの、ぷっくりとして少し重みがあるものがみずみずしくオススメです。
おいしいとうもろこしの茹で方
たっぷりのお湯で茹でると自然にクルクル回ります。
とうもろこしを茹でる時、水から茹でますか?それとも、お湯から茹でますか?
北海道の農家さんに多いのは、「水から茹でる」。
しゃっきりとした食感が楽しめます。
かえって、お湯から茹でる場合には、しっとりとしたおいしさが味わえます。
塩の有り無しでも味が変わりますので、お好みで茹でてもよいでしょう。
どちらも、一気に大量の湯量で茹でることが重要ですので、火力には十分注意してください。
また、茹で時間は10分~12分ほどが良いでしょう。
夏に欠かせない野菜のとうもろこし。
子供も大人も大好きです。
食欲がない夏バテ時にも、スイーツのように甘いとうもろこしで十分な栄養補給ができそうですね。
出典
監修者情報 名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
カラダにいいものはココロにもいい。
毎日の食事を大切に。食べたら、運動。歩数確認はヘルスライフで。