スイカの栄養
スイカに多く含まれるのは、カリウム、βカロテン、リコピン、シトルリンです。
血圧上昇を抑えるカリウムが多く含まれるので、高血圧予防効果が期待できます。
また、アミノ酸の一種であるシトルリンには、利尿効果があるので、むくみや水分の摂り過ぎに効果があります。
スイカの赤い果肉に含まれるβカロテンとリコピンには抗酸化作用があるといわれ、老化予防が期待できます。
ちなみに果肉が黄色いスイカはカロテンのみでリコピンは含まれていません。
おいしいスイカを選ぶには
縞模様がはっきりしているのがおいしいスイカのサイン。
【おいしいスイカの見分け方3ステップ】
①ヘタの部分をチェックしましょう。
ヘタの部分がへこんでいて、周りが盛り上がっているものがおいしいです。
②軽くたたいてみて、ポンポンという音がすると食べごろです。
③縞目の模様で判断しましょう。
縞模様が少なく、色が薄いものは甘みが弱く、縞模様が多くて、色が濃く、はっきりとしているものは甘さが強いとされています。
おいしくいただくには
スイカの甘みは、中心に集中しています。
そのため、スイカをカットするときには、中央のところが均等にいきわたるように三角形にカットするとみんながおいしくいただけます。
また、利尿効果があるとされるシトルリンは、皮と果肉の間の白い部分に豊富に含まれています。
そのため、この部分を浅漬けや金平にしていただくと良いでしょう。
最近は、四角いスイカや黒いスイカなど、見た目もちょっぴり変わったスイカが登場しています。
熱中症予防にも効果的なスイカ。今年の夏は今までよりも、たくさん召し上がってくださいね。
出典
農林水産省HP aff 2018.8
監修者情報 名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
子供の頃、わからなかった味がある。そんなアナタにヘルスライフ。