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    1.がんについて

     

    皆さんは、「がん」と言われるとどのような病気である、と答えますか?

    がんとは、以下のような病気と考えられています。

     

    1)誰でもなる可能性がある

    現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかのがんに罹るといわれています。

    がんは、すべての人にとって身近な病気です。

     

    がんになる確率、がんで死亡する確率

     

    2)予防できるが、完全には防げない

    がんは、禁煙や食生活の見直し、運動不足の解消などによって、「なりにくくする(予防する)」ことができる病気です。

    しかし、それらを心がけていても、がんに「ならないようにする」ことはできません。

     

    3)うつる病気ではない

    がんは、遺伝子が傷つくことによって起こる病気です。

    がんという病気自体が、人から人へ感染することはありません。

    一部のがんでは、ウイルス感染が背景にある場合がありますが、がんになるまでには、それ以外にもさまざまな要因が、長い年月にわたって関係しています。

     

     

     

     

    2.がん(悪性腫瘍)と良性腫瘍の違い

     

    がん(悪性腫瘍)の特徴に以下の3つがあげられています。

     

    自律性増殖:がん細胞はヒトの正常な新陳代謝の都合を考えず、自律的に勝手に増殖を続け、止まることがない。

    浸潤と転移:周囲にしみ出るように広がる(浸潤)とともに、体のあちこちに飛び火(転移)し、次から次へと新しいがん組織をつくってしまう。

    悪液質(あくえきしつ):がん組織は、他の正常組織が摂取しようとする栄養をどんどん奪ってしまい、体が衰弱する。

     

    良性の腫瘍は上記の「自律性増殖」をしますが、「浸潤と転移」「悪液質」を起こすことはありません。

    増殖のスピードも、悪性腫瘍に比べるとゆっくりしています。

    腫瘍の大きさや発生した場所によっては、症状が起こることもありますが、外科的に完全に切除すれば再発することはありません。

     

    代表的な良性腫瘍として、子宮筋腫があります。

    その他、卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)、皮様嚢腫(ひようのうしゅ)等があります。

    ただし、良性腫瘍の中でも脳腫瘍のように発生部位によっては重篤な臨床経過を来すものもあります。

     

    がんのメカニズム

     

    今回は、がんについての説明でした。

    がんはさまざまな原因から発生、長い年月をかけてゆっくりと体の中で成長します。

    また、がんによく似た良性腫瘍もあることをお話しました。

     

    次回は、より詳細に「がんの種類と名称」について説明します。

    がんの名称はいったい何を基準につけられているのでしょうか?

    また「がん」と「癌」の違いは? というお話をしていきます。

     

     

    出典

    国立がん研究センター がん情報サービス 一般向けのサイト 知っておきたいがんの基礎知識

     

    監修者情報

    佐藤祐造 []

    名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長

    内科医、医学博士。名古屋大学大学院医学研究科修了。専門は内科・糖尿病学・スポーツ医学など。日本糖尿病学会理事、日本臨床スポーツ医学会会長、日本肥満学会会長などを歴任。著書に『糖尿病教室』(新興医学出版)ほか。

     

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