糖尿病予備軍が気をつけたいむくみはコレ。【専門家監修】

むくみ

 

最近、脚のむくみが気になったことはありませんか?

 

「よく脚がパンパンに膨れ上がる」
「病院で診察してもらったことがない」

という方は要注意です。

 

むくみの原因はさまざまですが、

なかには糖尿病のような

厄介な病気が関係している場合も。

 

大きな病気の兆候を見逃さないためにも、

今回の記事をぜひご覧ください。

 

脚がむくむ原因とは?

 

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脚のむくみの原因は大きく分けて、

「一過性のもの」と「慢性的なもの」の

2つがあります。

 

一過性のものの原因は、

立ち仕事やデスクワークによる負荷、

運動不足、過度なダイエットといった生活習慣、

塩分過多やアルコールの過剰摂取、

ミネラル不足などの栄養面の問題など、

さまざまです。

 

また、女性は冷えやホルモン分泌の低下も

むくみの原因になりやすいといわれています。

 

慢性的なものは、主に心臓、肝臓、腎臓の障害、

リンパ浮腫、下肢静脈瘤、エコノミークラス症候群

などの病気が関わっています(※1)

 

そして、糖尿病も脚のむくみの原因のひとつです。

 

糖尿病予備軍の人のむくみは腎機能の低下にも注意

 

腎臓

 

糖尿病は初期症状がほとんどなく、

病気が進行するにしたがって

少しずつ脚のむくみやのどの乾き、

疲労感などの自覚症状があらわれます。

 

また、糖尿病は腎機能の低下にも注意が必要です。

腎臓の機能が低下した状態の「糖尿病性腎症」は、

糖尿病の合併症であり、

腎臓のはたらきの低下により

体内に水分がたまりやすくなり、

むくみがあらわれます(※2)

 

糖尿病性腎症は、糖尿病予備軍の段階で

リスクが高まるので、

早期発見、早期治療が重要です(※3)(※4)

 

脚のむくみを軽減するためにできること

 

運動

 

続いては、脚のむくみを軽減する

3つのセルフケアを解説します。

 

適度なマッサージ

 

脚のむくみが気になるときは、

ふくらはぎや太ももを重点的にマッサージしましょう。

リンパの流れを改善し、

余分な水分や血液を流します(※5)

 

ふくらはぎは、ひざから足首は優しく撫でるように、

足首からふくらはぎは持ち上げるように

意識してマッサージします。

 

ふくらはぎのマッサージが終わったら、

太もも、脚の付け根の鼠径部(そけいぶ)に向けて

擦り、リンパを流しましょう(※1)

 

習慣的な運動

 

日常的にウォーキングや階段の上り下りをして、

脚のふくらはぎの筋肉のポンプ機能を鍛えましょう。

 

家の中では、足首を円を描くように回したり、

太もも上げやつま先立ちなどを行ったり、

スクワットもおすすめです。

 

積極的に運動不足を解消しましょう。

 

冷えの解消

 

冷えはむくみの原因になります。

夏場の水分補給は大事ですが、

冷たい飲み物を飲みすぎると、

からだが冷えてしまいます。

 

また、利尿作用のあるお茶やアルコールは、

血管内の水分を排出してしまい、

むくみにつながることも。

 

部屋の温度の下げすぎにも注意しましょう。

エアコンは28度を目安にして、

部屋の温度を下げすぎないようにしてください。

 

脚のむくみには漢方薬を試してみて

 

漢方薬

 

むくみの緩和には、漢方薬もおすすめです。

 

漢方薬は水分の循環をよくするとともに、

老廃物や塩分を排出し、むくみに

根本からアプローチします。

 

からだに必要な水分は保ちつつ、

余分な水分だけを排出してくれる優れものです。

 

漢方薬は、植物や鉱物といった

自然由来の生薬で構成されていて、

一般的には西洋薬より副作用リスクが低い

といわれています。

 

また、不調に根本からアプローチするので、

むくみにくい体質へと導いてくれます。

 

脚のむくみへの対処には、

「下半身の水分代謝をよくする」
「水分の循環を促し、老廃物や塩分の排出をサポートする」
「からだを温めて、末梢の血液循環を改善する」

といった漢方薬を使用しましょう。

 

<脚のむくみにおすすめの漢方薬>

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

水分代謝を促し、からだの余分な水分を排出して、

むくみや水太りにはたらきかけます。

 

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

滞ったからだの水分の巡りをよくすることで、

むくみ、冷えやめまいにはたらきかけます。

 

 

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むくみの原因を知り、正しい対処を

 

むくみの原因には、

一過性のものと慢性的なものがあります。

 

一過性のものの場合は、

長時間同じ姿勢をとっていることや、

ミネラル不足などが原因です。

 

慢性的なむくみの場合は、

心臓を始めとする臓器の障害など、

さまざまな病気が可能性として挙げられます。

 

とくに、糖尿病と腎機能障害の合併症によるむくみは

早期治療が重要なので、異常を感じた場合は

すみやかに医療機関を受診してください。

 

 

【参考】
(※1)横浜血管クリニック「足のむくみ」
(※2)サントリーウエルネスオンライン「糖尿病を発症すると足のむくみがあらわれる?解消法を詳しく解説 – 健康情報コラム」
(※3)e-ヘルスネット(厚生労働省)「糖尿病性腎症」
(※4)糖尿病ネットワーク「『糖尿病腎症』リスクは『予備群』の段階で上昇 検査で早期発見を」
(※5)鳥取大学医学部附属病院 広報誌 カニジル「簡単むくみケア」

 

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)

 

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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