先日ランチを食べたところ、とても彩鮮やかなお料理が出てきました。
夏には鮮やかな色合いの野菜が多くなります。
そして色鮮やかな夏野菜は、夏を乗り切る為に最適な栄養を含んでいます。
今回は夏に役立つ「夏野菜」のお話です。
監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
夏野菜はお役立ち
夏野菜は、「きゅうり」「トマト」「なす」「ピーマン」「にがうり(ゴーヤ)」など表面の色が鮮やかな物が多く、
紫外線による酸化作用をはねのけるポリフェノール類やカロチノイド、ビタミンCやEなどが多く含まれています。
夏の暑さによる脱水や紫外線によるダメージを軽減するために、植物自身が行っている自主防衛策のようです。
そんな野菜の働きを利用させてもらいましょう。
夏野菜に含まれる「カリウム」
暑さに対応するためには、上昇する体温を調節することが大切です。
日本の夏は湿度が高いために食欲が落ち、体からは何となくじわっとした嫌な汗が湧き出て、体がむくんだようなだるさを感じることもあるでしょう。
このような場合はカリウムを補い、余分なナトリウムを排泄し、便秘を解消して代謝を助けることが大切です。
カリウムは体の水分を排泄し、むくみ予防、塩分排泄にも役立ちます。
夏野菜には、たっぷりと入っているので毎回の食事で補いましょう。
人間の体は、食べたもので出来ている。
人間の体は、食べたものから出来ています。
もし「調子が悪いな」と感じたら、日常の食事内容を振り返って見ましょう。
① 毎食 野菜を片手に一杯ぐらいは食べている
② 調味料はあまりかけない
③ 炭水化物は全体量の半分くらい
④ 一回の食事の中でたんぱく質が重なっていない
⑤ 一日に握りこぶし1個くらいの果物を摂取している
皆さん「YES」がいくつありましたか?上の質問は、食事の量と質を整えるための質問です。
「YES」は多いほどよく、1つもなかった人は、今日から食生活習慣を見直しましょう。
出典
農畜産業振興機構HP「夏野菜の効能について~夏場の体調管理に夏野菜を!」
女子栄養大学 栄養クリニック 准教授 蒲池 桂子
一駅手前で歩いてみよう!歩数管理はヘルスライフで!