監修者情報
名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
秋と言えば・・・
秋といえばきのこ、その需要は10月がピークだそうです。
そこで、日本特用林産振興会が1995(平成7)年に10月の真ん中である15日を記念日にしました。
椎茸をはじめ、今が旬のキノコを宣伝し、おいしいうちにどんどん賞味してもらおうというのが狙いです。
10月はきのこが最も多く取り扱われる月であり、天然のきのこも多く採れる月で、きのこ狩り、紅葉狩りなど山の幸を実感できる月でもあります。
日本特用林産振興会ポスター
キノコの栄養
食物繊維、ビタミンB類、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、抗酸化性成分など、きのこ類にはたくさんの健康成分が含まれています。
例えば、シイタケに含まれるレンチオニンとグアニル酸には、血液に含まれる成分の一つである血小板の凝集(血小板どうしが集まって塊になること)を抑える作用があり、血液をサラサラにする効果が期待されています。
また、食用きのこ類にはβ-グルカンと呼ばれる多糖類が含まれています。
β-グルカンは食物繊維の一種ですが、免疫力を高め、アレルギーの予防や改善効果があると考えられています。
(きのこ百科 日本きのこセンターHP より引用)
おいしいきのこの選び方と保存の仕方
冬に育成した風味や食感の優れたしいたけを原料とする「冬菇(どんこ)」。良質な乾しいたけは肉厚でカサの裏が鮮やかなやまぶき色です。
きのこは、全体的にハリがあり、湿り気が少ないものがよいでしょう。石づきをおとし、汚れを払っていったん冷凍するとうまみがアップします。
調理にそのまま利用できるので、安いときに購入し、冷凍するのがよいでしょう。
おいしい召し上がり方
キノコの特徴は、香りと食感です。加熱をすると香りが強くなるため、単純にグリルするのが一番。
ホイル焼きかトースターの加熱皿に並べてグリルしましょう。
コツは焼きすぎないこと。香りがでてきたら食べごろです。色々な種類のキノコを一緒に焼いて「利きキノコ」も楽しいでしょう。
味付けは、シンプルに、カボスなどのかんきつ系がさっぱりとしてオススメです。
付け合わせは、消化酵素たっぷりの大根おろしをあわせて。
出典
毎日が記念日。
今日は何の日?ヘルス×ライフは、保健師だよりで心の栄養もお届けします。