ポテトチップスやフライドポテトなど、一度口にしたらなかなかとまらないのが、この「塩」+「油」の最強コンビ。
若者は、ポテトチップスやフライドポテトを「野菜」と勘違いしている人もいるほど、世の中に流通している食品です。
しかし、この最強コンビには要注意です。
監修者情報 名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
塩分の適正摂取量とは
糖質の摂り過ぎとともに、塩分(塩化ナトリウム)の過剰摂取も中年太りの原因になります。
通常体が必要とする塩分量は「一日3g」。
魚介類、海草、野菜など天然の食材にはナトリウムが含まれていますので、塩分などを追加して調理しなくても十分に必要量を摂取できます。
欧米では、塩分の目標摂取量は一日6gが望ましいとされています。
日本人は塩分を過剰摂取している
日本人は塩分を取りすぎている傾向があり、一日の平均摂取量は9.9gです(男性10.8g、女性9.1g)。
しょうゆやソース、ドレッシング、マヨネーズなどの調味料を習慣的に利用していることが原因です。
家庭のテーブルの上、飲食店のテーブルにあるものは気軽に利用しやすく、塩分過剰摂取の原因になると言われています。
過剰な塩分は、世界一の健康食である「和食」の唯一の欠点といえるかもしれません。
塩分の過剰摂取による健康への影響は?
塩分の過剰摂取による代表的な病気は、「ガン」と「脳卒中」です。
塩分は動物性脂肪とあわせることで血圧を上げ、脳卒中のリスクを高めます。
そのため、カルビなど油の多い肉がお好きな方は要注意です。
また、過剰な塩分は細胞内のミネラルバランスを崩してしまうので、すべてのガンの発症を促します。
余分な塩分を排出するには?
体内のナトリウムを排泄してくれる頼もしい栄養素があります。
それが「カリウム」です。
カリウムは、ウリ系の野菜や果物に多く含まれます。
野菜ならジャガイモ、大根、きゅうり、サトイモなど、果物ならスイカ、メロン、バナナなどに多く含まれます。
塩分を取りすぎたなと思ったら水分をたくさん取る、カリウムの入った野菜を食べるなどをして、体内から早期にナトリウムを排泄してしまいましょう。
40代からは体重、内臓脂肪が増えれば増えるほど、健康寿命が縮まってしまうリスクがあります。
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今日の歩数は、明日の筋肉に変わるかもしれない。