突然の雨や夏日の出現で、「体調が悪い」「だるい」といった夏バテ症状も辛くなりがちですね。
そこで「夏バテ危険度チェックリスト」で、ご自身の状態を見てみませんか?
監修者情報 名古屋大学名誉教授・健康評価施設査定理事長
夏バテ危険度チェック
□ 夏は毎年食欲がなくなる。
□ あっさりしたもの、冷たいものばかり食べる。
□ 食事は炭水化物が多く、肉・魚・野菜が少ない。
□ 気がつくと、一時間以上水分をとってない。
□ 酒・コーヒー・ジュースが大好きだ。
□ 夏はいつもシャワーだ。
□ 運動の習慣がない。
□ 毎年、夏に風邪を引く。
□ 寝るとき、暑くても冷房はつけない。
□ 夏は睡眠不足が続く。
当てはまる項目が多いほど夏バテしやすくなります。まずは生活習慣を見直してみましょう。
注意したい食事の仕方
暑い日が続くと、そうめん、ゼリー、アイスクリームなど口当たりがよく、のど越しの良いものばかりを食べてしまいますね。
ただこれでは、炭水化物と糖分ばかりで必要な栄養素がとれず、胃腸を冷やしてしまい消化不良を起こします。
そうめん・ひやむぎ等は口当たりもよいのですが、カロリーも意外に高く、胃腸を冷やします。食べすぎに注意しましょう。
特に、そうめん・ひやむぎなどは冷たくてのど越しが良いため、ツルツルとどれだけでも入ってしまい、つい「食べ過ぎた~」と後で気づくことも多いはず。
実はそうめんは1把で200kcalあり、ご飯茶碗一杯とほぼ同じカロリーです。
コレを三把、四把と食べてしまうと、アッという間にカロリーオーバー。
うどんや冷やしラーメンなども汁あり、汁なしでは麺量が異なるお店もあるといいます。
炭水化物に偏ることなく、栄養素の種類が多くなるようにお召し上がり下さい。
不足しがちなミネラル
ミネラルは体の調子を整える成分で、少量あれば大丈夫なので、不足することはまずありません。
ただ要注意なのが「生命維持に欠かせないのに、体内で生成できない」うえに、汗をかくと失われてしまう、という性質があります。
夏には十分配慮をしてほしい栄養素ですので、食事でうまく補充しましょう。
毎日の食事から摂取する必要があります。
ミネラル・ビタミンは脂肪のように貯蔵ができません。
そのため、必要な量を毎日補充する必要があります。
必要なミネラルは全部で16種類ありますが、中でもナトリウム、カリウム、マグネシウムなどはお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
不足すると足がつったり、痙攣したり,筋無力症などさまざまな症状が現れます。
積極的にとりたい食品と栄養素
夏風邪にかかりやすい人は、たんぱく質を意識して摂取してみましょう。
たんぱく質の摂取を促進する、にんにくや唐辛子などと一緒に食べると効率よく吸収されます。
焼肉のキムチやガーリックステーキなどは、理にかなったメニューですね。
旬の食べ物を摂取する
夏野菜は、体を冷やす機能があり夏にぴったりです。 旬の野菜を食べて夏を乗り切りましょう!
旬を迎える夏野菜は、体を冷やすものが多いのでおすすめです。
ナス、きゅうり、とまと、スイカなどのウリ科の食物は、体の熱を放散してくれるので暑い夏を乗り切るにはオススメの食物です。
旬の野菜をしっかり食べて今年の夏を乗り切りましょう!
出典
中央労働災害防止協会「心とからだのオアシス」2017夏「夏を乗り切るために」より
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