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イヤイヤ期はなぜやってくる?年齢別の原因、接し方のコツを紹介!

アイキャッチ

「魔の2歳児」と呼ばれることもある

「イヤイヤ期」は、

子育てで避けては通れない壁といえます。

 

子どもがイヤイヤ期に入って

なかなか言うことを聞いてくれない、

泣き始めたら手が付けられないと

悩んでいる人も多いでしょう。

 

そこでこの記事では、子どもがイヤイヤ期を迎える

原因や対処方法を解説します。

 

また、イヤイヤ期と上手に付き合うコツも

ご紹介しますので参考にしてくださいね。

 

 

はじめに

 

イヤイヤ期には個人差があります。

ママやパパの受け取り方によっても異なり、

感じる大変さは人それぞれです。

 

また、「これをしたらイヤイヤが終わる」という

魔法のような対処法もありません。

周りと比べず、悩みすぎず、

肩の力を抜いて対応していきましょう。

 

 

イヤイヤ期とは

 

イヤイヤ期とは、乳幼児期にみられる癇癪(かんしゃく)期

に対する名称です。

なんでも「イヤ」と答える子どもの様子から、

イヤイヤ期と呼ばれるようになりました。

 

まずは、イヤイヤ期の時期や原因を確認していきましょう。

 

イヤイヤ期はいつ頃から始まる?

 

イヤイヤ期は、2歳前後から始まることが

多いとされています。

 

個人差は大きく「1歳になってすぐイヤイヤ期が始まった」

「5歳になってもずっとイヤイヤ期」など、

子どもによってイヤイヤ期の期間は異なります。

なかには、イヤイヤ期はなかったという子どもも。

 

捉え方は人それぞれのため、

始まりを明確に言い表すことはできませんが

「これはイヤイヤ期だ!」と感じたその日が

イヤイヤデビューといえるでしょう。

 

癇癪をおこす幼児

 

イヤイヤする原因は何?

 

子どもが何でも「イヤ」と答えるのは、

自我の芽生えや言葉の未熟さが関係していると

考えられます。

 

脳の発達に伴い、自分と他人の区別が

できるようになる2歳前後。

自分で決めたい、自分だけのものといった

自己主張がイヤイヤとして態度や行動に表れます。

 

しかし、その気持ちを言葉にできるほど

言語が発達していないため

「イヤ」「ヤダ」「ダメ」など、単純な言葉を使います。

うまく気持ちを伝えられず、

思い通りにいかない葛藤から

イヤイヤにつながっているのです。

 

参考:NHK すくすく子育て「どう乗り切る? イヤイヤ期 ~なぜイヤイヤをするの?~」

 

 

年齢による子どもの行動と言い方の違い

 

イヤイヤ期として表れる行動や言葉は、

年齢によって異なります。

 

ここからは、年齢別によくある行動や言葉をご紹介します。

「もしかしてイヤイヤ期が始まったかも?」と

不安を感じているママやパパは、

当てはまる姿がないかチェックしてみましょう。

 

1歳頃

1歳頃の子どもは、歩き始めるようになることで

行動範囲が広くなります。

そのため「中断」により

イヤイヤを引き起こすことが多くなります。

 

例として、以下のような様子が見られます。

  •  触ってみたいのに「汚いから」と取り上げられる
  • 行ってみたいのに「危ないから」と止められる
  • まだ遊びたいのに「時間だから」と切り上げられる

 

1歳前後であれば、まだ「マンマ」「ワンワン」などの

一語文しか話せないため、

中断されてイヤだと感じた気持ちは

泣くことでしかアピールできません。

もしくは、指をさして「あっち!」と伝えるくらいです。

 

この時期のイヤイヤであれば、

興味をすり替えることで対応できます。

 

参考:大阪ユニットセンター「幼児期のことばの発達」

 

2歳頃

イヤイヤ期が本格的になる2歳前後は、

自我が芽生えて自己主張が始まります。

そのため「強要」により

イヤイヤを引き起こすことが多くなります。

 

例として、以下のような様子が見られます。

  • まだ絵本を読みたいのに「着替えなさい」といわれる
  • 自分で靴を履きたいのに「急いでいるから」と履かされる
  • 一人で歩きたいのに「危ないでしょ」と手をつながれる

 

生活をしていくうえで、上記のような場面では

仕方のない対応です。

2歳前後の子どもは「絵本読みたい」

「お茶ちょうだい」などの

二語文を話せるようになります。

しかし、まだ気持ちを伝えるには不十分です。

 

この時期は、とにかくイヤイヤのスイッチとなる場面を

避けながら生活する対応が無難といえるでしょう。

 

参考:大阪ユニットセンター「幼児期のことばの発達」

 

3歳頃

3歳頃には、文章で言葉を伝えられるようになるため

少しイヤイヤが落ち着きます。

しかし「秩序」が乱れることにより

イヤイヤを引き起こすことが多くなります。

 

例として、以下のような様子が見られます。

  •  お気に入りの靴下を履きたいのに今日は違う
  •  お風呂のあとに歯磨きしたいのに順番が違う
  •  大切なおもちゃをここに置いたのに場所が違う

 

子どもにとって「いつもと同じ」は、

安心できるこだわりのルーティンでもあります。

大人の都合で順番や場所が変わることにより

癇癪につながります。

 

3歳頃であれば言葉で気持ちを伝えられますが、

すぐに気持ちを切り替えられません。

 

子どもの秩序を大切にすることで、

気持ちを落ち着かせられます。

 

ルーティーン

 

 

「イヤ」という理由

 

イヤイヤには、さまざまな理由があります。

大人からすると「そんなことで?」

「それの何がイヤなの?」と思うことばかり…。

しかし、そんな些細な気持ちを受け止めてあげることで、

イヤイヤの癇癪を減らせるかもしれません。

 

そこでここからは、

イヤイヤにつながる代表的な理由を紹介します。

 

やりたくない

よくあるイヤイヤの理由は「やりたくない」です。

 

「お風呂に入る」「歯磨きをする」「電気を消して寝る」など、

生活には行動の切り替えポイントがたくさんあります。

子どもが違うことに夢中になっている場合は、

「中断」と「強要」により

イヤイヤにつながってしまいます。

 

上手に伝えられない

言葉が未熟な子どもにとって、

気持ちをうまく伝えられないことは

大きなストレスになります。

 

大人が「これでしょ?」と差し出した物が違うとき、

何が違うのか伝えられません。

伝わらない悔しさや思い通りにいかないイライラが、

泣きわめく行動につながります。

 

甘えたい

甘えたい気持ちがあまのじゃくとなって、

イヤイヤにつながることも少なくありません。

 

たとえば、家事や仕事が忙しくて

子どもの相手ができないとき。

子どもは、周囲を困らせるような行動で

注目を集めようとします。

 

甘えたい気持ちの表れと考えられ、

新しく兄弟が生まれたときにもよく見られる行動です。

 

自分でやりたい

自分でできることが増える時期には

「自分でできないこと」が

イヤイヤの理由につながります。

 

「服のチャックを自分で上げたい」

「エレベーターのボタンを自分で押したい」など、

その理由はさまざまです。

 

先に大人が済ませた、自分ではどうしてもできなかった

という場合に、イヤイヤにつながってしまいます。

 

指示されたくない

「今やろうとしていたのに」

「これが終わってからやりたかったのに」という

不満につながるのが、大人からの指示です。

 

こちらは良かれと思って声をかけても、

タイミングによっては自分でやりたい気持ちを

削いでしまう可能性があります。

 

 

上手に付き合うコツ

 

イヤイヤ期を迎えた子どもは、

いつ何がきっかけで癇癪を起こすか予想ができません。

しかし、対応次第でイヤイヤを

軽く済ませることは可能です。

 

そこでここからは、

イヤイヤと上手に付き合うコツをご紹介します。

 

選択肢を与えて子どもに選んでもらう

あとから「違う!」「自分で!」と言われないよう、

はじめから選択肢を与えると上手くいくかもしれません。

自分で選ぶ機会を与えることで、満足感を与えられます。

 

しかし、「どちらも違う」と言われたら

イヤイヤが長引く危険信号です。

選択肢を増やすなど試行錯誤してみましょう。

 

色を選ぶ

 

子どもの気持ちに共感して代弁する

いつまでも癇癪を続けられると、

呆れてため息をつきたくなりますよね。

 

そこで、グッと我慢して「いやだったね」

「〇〇したかったんだね」と気持ちを代弁してみましょう。

 

気持ちを分かってくれたことにより、

少し癇癪が落ち着くかもしれません。

 

遊びを取り入れる

「いつもこのタイミングでイヤイヤが始まるな…」

という場合は、うまく遊びを取り入れてみましょう。

 

お片付けなら「おもちゃ入れ競争」、

ご飯ならぬいぐるみを使って「おままごと」、

お散歩なら「〇〇探しゲーム」など…。

 

興味をすり替えることで、

うまく乗り越えられるはずですよ。

 

できる範囲で付き合う

時間や気持ちに余裕があるときは、

イヤイヤに付き合ってあげるのもおすすめです。

 

子どもが「自分でやりたい」と考えているのであれば、

そっと見守り手も口も出さない。

どうしても無理なときは

「〇〇のところだけママがしても良い?」と

声をかけてあげましょう。

ボタンなど手先を使う作業は、

ゆっくり見本を見せてあげるのも良いですね。

 

すべて自分でできなくても「前はここまでだったのに!」

「今日は〇〇までできたね」と褒めてあげると、

子どもの自己肯定感アップにつながります。

 

落ち着くまで待つ

気持ちに共感してもダメ、

優しく声をかけてもダメならお手上げですよね。

 

あまりに酷い癇癪が続けば、

つい「もう知らない!」なんて声をかけたくなるものです。

そんなときは、安全な場所まで移動して

落ち着くまで待ってみましょう。

 

もちろん、気持ちに余裕のあるときだけでOK!

時間が経つと、何で泣いていたか

自分でも分からなくなっているはずですよ。

 

 

まとめ:親子でイヤイヤ期を乗り越えよう!

 

魔の2歳と恐れられるイヤイヤ期の原因は、

自我の芽生えや言語の未熟さが関係しています。

 

子どもの気持ちに共感したり、

選択肢を与えて自分でしたい欲求を満たしたりすることで

乗り越えたいですね。

 

とはいえ、あまりに酷い癇癪が続くと

泣き声に滅入ってしまいます。

そんなときは、とびきり甘い物を食べたり、

趣味の時間を作ったり、

自分の心を労わってあげましょう。

 

個人差はありますが、イヤイヤ期には必ず終わりがきます。

「辛いのは今だけ」と考えて、

イヤイヤ期を乗り越えましょう!

 

 

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