マタニティライフの過ごし方

マタニティフォト

はじめに

 

妊娠中は、ホルモンバランスの変化などから

体調や気持ちが不安定になることが

多い時期でもあります。

だからこそ、穏やかな気持ちで過ごせることは、

ママやお腹の赤ちゃんにとってとても良いことです。

 

この時期だからこそ出来ることや

楽しめることもたくさんあります。

 

ここでは、マタニティライフを充実して過ごすための

楽しみ方や、やっておくと良いことなどを

ご紹介したいと思います。

参考にしていただき、

ご自身にあった楽しみ方を見つけられると良いですね。

 

 

 

マタニティライフとは

 

エコー写真

 

妊娠し出産するまでの期間における生活や暮らしを

マタニティライフと呼びます。

 

妊娠期間は「十月十日」といわれていますが、

多くの妊婦さんが自分の妊娠に気付くのは

おおよそ妊娠6〜7週頃が多く

出産するまでお腹の赤ちゃんと一緒に過ごす日々は、

約8ヶ月間くらいです。

 

8ヶ月と聞くと長いように感じるかもしれませんが、

我が子が自立するまでの子育て期間に比べたら、

お腹の中で我が子を感じることができる8ヶ月間は

意外に短く、思ったよりもあっという間に過ぎてしまう

貴重な期間とも言えます。

 

 

マタニティライフの楽しみ方

 

美味しい空気を吸う妊婦

日々の様子を記録にのこす

「マタニティダイアリー」とは、

妊娠中の経過やママの体調、赤ちゃんの成長を

記録して残せる日記のようなものです。

 

アプリを利用したり、

母子健康手帳に記入したりも良いでしょう。

 

赤ちゃんのことだけでなく、ママの感じたことや

体調・食事の変化、健診の記録などを

書き留めておくこともおすすめです。

妊娠中の記録をつけることで、

ささいな身体の変化に気付きやすくなり、

赤ちゃんが生まれてからも大切な宝物になるでしょう。

 

マタニティフォト、家族写真、エコー写真などを残す

この特別な瞬間を記念に残すために、

マタニティフォトや家族写真を撮影するのは

素敵なアイデアです。

 

また、健診のときにもらうエコー写真を

アルバムのようにして保存する方もいます。

 

産後しばらく経ってから見返したり、

子どもが大きくなったときに写真を見せて

この時期の様子を教えてあげるのも素敵ですね。

きっと懐かしい思い出になるはずです。

 

夫婦二人の時間を楽しむ

赤ちゃんが生まれたら、夫婦二人で過ごす時間は

どうしても短くなってしまいます。

今のうちに赤ちゃんや小さなお子さんを連れていくのが

難しい場所に行っておくのもお勧めです。

 

今だからこそ、ぜひ二人で過ごす時間を楽しみ、

そして、上の子がいらっしゃる方は、

今の家族での時間も大切に過ごしましょう。

 

一人時間を楽しむ(趣味、おしゃれなど)

産後は赤ちゃんの授乳やお世話、さらに家事をしたりと

一人でゆっくりする時間がなかなか作れなくなります。

 

なので、出産前に趣味の時間に没頭したり、

読書・映画・ショッピングや美容を楽しむなど

自分がリラックスできる時間を

思う存分作っておきましょう。

 

また、大切な人と会ったり、

子どもがいる友人と会うのも良いでしょう。

良い気分転換になりますし、

子育ての情報収集もできるかもしれません。

 

産前教室や準備クラスに参加する

産院や行政、産後ケアを行う施設などで行う

妊婦教室や産後ケアのクラスに参加することで、

出産に向けてのイメージ作りや

産後のママケア、赤ちゃんのお世話についての

知識を得ることができます。

 

また、同じ期間を共有できるママ同士の仲間を

見つけることもできるかもしれません。

この時期に出会う仲間は、苦楽を分かち合う

素敵な仲間になることも少なくありません。

 

 

マタニティライフ中にやっておくと良いこと

 

手で丸

 

保温や保湿

妊娠中はホルモンバランスの変化や

つわりなどの体調の変化で皮膚が乾燥しやすく、

自律神経が乱れることなどから

体温調整が不安定になる傾向があります。

 

また、腹部が増大し、

姿勢の変化によって血行が悪くなり、

普段冷え性でない方でも身体が冷えやすくなります。

 

体を温める根菜(大根・ごぼう・にんじんなど土の中にできる野菜)

をとるように心がけたり、半身浴をしたり、

首・手首・足首と言われる三つの首を温める

と効果的です。

特に靴下やレックウォーマーを活用したり

ひざ掛けを使ったりして

下半身を冷やさないようにしましょう。

 

また、乾燥しやすく皮膚が伸びやすい

お腹やおしりには、妊娠線の予防もかねて

保湿クリームを塗ることをお勧めします。

 

ママの好きな香りが入っているものを選ぶことで、

ママ自身の気持ちがリラックスできる効果も期待できます。

 

身体に負担がかからないような姿勢や動作の工夫

妊娠するとホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯や筋肉が緩くなっていきます。

また、徐々にお腹も大きくなっていくことから身体のバランスがとりづらくなり、腰や背中に負担がかかることで腰痛や骨盤周りの痛みが生じることもあります。

妊娠中の痛みは、活動が制限され体力の低下を招き、産後の身体にも影響してしまいます。

日々の姿勢や日常動作を少し工夫し意識することで、ご自身の身体はもちもん、お腹の赤ちゃんにとっても心地よい胎内環境を作ってあげることに繋がるでしょう。

下記の記事でも身体の使い方など紹介していますのでご参照ください。

床に座る妊婦妊娠中の身体の変化と日常生活での身体の使い方

 

マタニティでもできる軽い運動

妊娠中も身体に負担がかからない程度の運動は、

ストレス解消や体重管理にも役立ちます。

 

マタニティヨガや軽いストレッチや散歩は、

妊娠中でもおすすめです。

リラックス効果も期待でき、身体の柔軟性を保ったり、

深呼吸の練習にもなり出産に役立つことも多いです。

 

また、産後は睡眠不足や

ストレスが増えることが多いため、

この時期からリラックスの習慣をつけ

心身の健康を保っておくとよいでしょう。

無理せず、できる範囲から始めることをおすすめします。

下記の記事も参考にして下さい。

マタニティ妊娠中にできるおすすめセルフケア6選

 

赤ちゃんの環境の準備

産後は、落ち着いた環境が必要です。赤ちゃんが昼間・夜間どこで過ごすのかなどをイメージして事前に整理し、必要なアイテムを揃えておくことで生活をイメージしやすくなります。

生まれてから慌てて準備するよりも事前に準備しておきましょう。

 

家事の効率化

産後は、赤ちゃんのお世話に付きっきりで

忙しい日々が続くため、

家事などは後回しになってしまいます。

 

特に、産後まもない時期は安静が必要なので

買い物や食事を作ることは中々難しいです。

冷凍庫に食事をストックしておく方法や、

食材の配達サービス、配達お弁当を頼む、

産後すぐは家族や友人に手伝ってもらうプランなどを

考えておくと便利です。

 

協力体制について

家族や友人、近隣のママ友と連絡をとり合い、

助け合いのネットワークを構築しておくことで

安心感が得られるでしょう。

 

時間に余裕があるこの時期に、パパや家族と話し合い

役割分担を決めるなど家族全体で

産後について話し合ってみましょう。

妊娠中の夫婦出産前に夫婦で産後のサポート体制を考えよう!

 

その他にこんなこともお勧め

赤ちゃんは、いつ熱を出したり

体調を崩すかわかりませんので、

その時に慌てないよう近所の小児科がどこにあるのか

実際に見ておきましょう。

 

さらに、子どもの保険についても

夫婦の考えをすり合わせ

イメージしておくといいでしょう。

 

また、産後すぐに入園を考えているときは、

保育園の場所の把握や入園の際の手続きは

どうするのかなどリサーチしておくと

産後に慌てなくていいと思います。

 

 

ストレスを感じることもある

 

実際、マタニティライフは、楽しいことや

うれしいことばかりとは限りません。

妊娠中は、ホルモンバランスなどの影響で

体調不良や気持ちが不安定になりやすいです。

 

徐々にお腹が大きくなることで

制限のある生活に変わったり、

気を付けなければいけないこともあり、

ストレスを感じることもあります。

人によっては、胎動を感じることが嫌だったり、

大きくなるお腹や胸などの体の変化が

受け入れられないなど、

自分が自分じゃないような感覚になり

辛さが増してしまうこともあるかもしれません。

 

楽しく過ごしたいのに、「楽しくない」「辛い」と

感じることに対して

自分を責めてしまうこともあるかもしれません。

 

心身や生活など色々なことが一変する時期だからこそ、

漠然とした不安が大きくなったり、

辛さを感じたりすることは当たり前のことでもあります。

 

そんな時は、一人で悩まずパートナーや両親や友人など

身近な人に気持ちを打ち明けてみましょう。

身近な人に中々相談できない場合は、

市役所や保健センターなどにも相談窓口があります。

 

まずは、一人で我慢せずまわりの助けを借りましょう。

そしてご自身を労ってあげてください。

少しでも落ち着ける環境で、

リラックスして過ごすことを心がけてみましょう。

 

まとめ

 

妊娠は、ママの心と身体に大きな変化をもたらします。

そして、出産後はどうしても赤ちゃんのお世話に

かかりきりになり慌ただしい時期が続きます。

 

だからこそ、マタニティライフは、

ママにとっても貴重な時期でもあります。

ご自身の体調と相談しながら

自分らしいマタニティライフの楽しみ方を見つけ、

お腹の赤ちゃんとご家族とともに

かけがえのない時間を過ごせるとよいですね。

 

 


■プロフィール

NPO法人はっぴぃmama応援団-ロゴ

認定NPO法人はっぴぃmama応援団
「ママの笑顔を応援したい!」という思いを持って、助産師・看護師などの専門職や保育士・アロマやヨガの講師・先輩ママなどと供に、親とよいこのサポートステーション『はっぴぃmamaはうす』を運営しています。

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