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【災害時の場面別】今すぐできる子育て世代向けの防災対策

防災の日

毎年9月1日は「防災の日」です。

さらに、この防災の日を含む1週間(8月30日~9月5日)

「防災週間」として設けられています。

 

「防災」とは、災害対策基本法では


災害を未然に防止し、災害が発生した場合における

被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ること


と定義されています。

 

2021年上半期も、大雨や豪雪、暴風などが牙をむき、

日本各地に甚大な被害を与えました。

 

特に今年(2021年時点)

東日本大震災から10年の節目の年でもあります。

 

この記事では、お母さん向けの防災対策について

紹介します!

  • 今すぐにおうちでできる対策
  • 会社でできる対策
  • 子どもと一緒にできる対策

 

を「防災ブック 『東京防災』」

「女性視点の防災ブック『東京くらし防災』」

などを参考にまとめてみました。

 

「もしも今、災害が起こったら?」

「子どもと避難するならどうする?」

防災週間に合わせて、

今すぐにできる対策を考えてみましょう!

 

 

「家」でできる防災対策

 

寝室を安全にする

寝ているときは、一番無防備な状態と言っても

過言ではありません。

 

地震対策であれば、寝室に寝転んで

倒れてきそうな家具家電がないかチェックしてみましょう。

 

土砂災害や水害対策であれば、

おうちの間取り上、寝室が危なくないのか?

という観点からチェックします。

 

このようなチェックを行って

  • 配置を変える
  • 固定する
  • 割れにくい素材に代える
  • 寝る場所を変える検討を行う

 

といった次の行動を取ってみましょう。

 

また有事の際には、夜間に避難するかもしれませんよね。

暗闇で不安を抱えて、すぐに避難!という行動を取ることは

なかなか難しいものだと思います。

 

被害が起こることが想定される場合は、暗くなる前に

早めに避難しましょう。

 

地震のように、災害そのものが想定できない場合は

夜間であってもスムーズに避難できるように、

  • 枕元にスマホや眼鏡、抱っこ紐などの必需品を置いておく
  • 足元をケガしないために、枕元にスリッパや履いていない靴、厚手の靴下を置いておく
  • 窓ガラスの飛散対策として、寝るときにはカーテンを閉める

 

などの対策を取ることが出来ます。

 

「日常備蓄」をやってみる

これまでは、備蓄=災害のためのものを用意しておく

でしたが、被災された方の経験談から、

いつも使っているものを備える=日常備蓄

へと変わっているようです。

 

食べ物だけでなく、衛生用品など

普段より少し多めに買っておくだけで十分な防災対策です。

 

特に「これが良い!」と気に入っているものや

薬や肌質にあう化粧品など、「これしかダメ」なものは

ストックしておきましょう。

 

また、飲料水や野菜ジュースやシリアルといった食品や

オムツなどの衛生用品は、定期購入のサービスを使って

日常備蓄を簡単に取り入れることが出来そうですね!

 

液体ミルクや離乳食が必要なお子さんがいる家庭では

日常的には使用していなくても、

非日常のためにストックしておくこともおすすめします。

 

 

住んでいる地域の災害リスクを知る

これまでの防災対策に加えて、忘れてはならないことが

住んでいる地域では「どんな災害が起こりえるのか?」

を知ることです!

 

自治体では、その地域で起こるかもしれない災害リスクを

記した「ハザードマップ」(名称はばらつきがあります)

作成しています。

 

内閣府が運営している「TEAM 防災ジャパン」では

自治体ごとの防災対策情報を調べることが出来ます。

 

お住まいの地域では、どんな災害のリスクが

考えられるのか確認してみましょう!

 

 

「会社」でできる防災対策

 

安全性の高い服装を心がける

外出時の防災対策として

  • 肌の露出が少ない服装
  • 歩きやすい靴
  • 両手が塞がらないバック

 

が、取り入れやすいのではないでしょうか?

 

例えば、大判ストールがあれば

避難した際に粉塵から汚れを防いだり、

寒さをしのぐブランケットにもなったり、

マスクや包帯の代わりにもなります。

 

また、避難所でプライバシーの確保のための

空間の仕切りや着替えの目隠しとしても使えます!

 

毎日持ち歩くのは難しいので、

会社に歩きやすい靴と一緒に置いておけば、

いざ!というときに役に立つアイテムになります!

 

避難ルートを確認しておく

いつも通勤している会社だけど、

非常口や避難経路って

普段あまり意識していなかったりしませんか?

 

有事の際には、防火扉が閉まるといった

建物側の防災対策によって

普段の経路では出口にたどり着けない可能性も

考えられます。

 

屋内では、

  • 非常口や避難経路を確認する
  • オフィスの家具が倒れてこないか
  • 出口がふさがれないか

 

など、少し意識するだけでも違います。

 

屋外であれば、ガラスや看板などの落下物の危険性も

考慮に入れることも大事ですよね。

 

また交通機関が止まった時のことを考えて、

家までの帰宅経路を考えることも大事な防災対策です!

自分がどれだけ歩けるのか

知っておくことも必要かもしれませんね。

 

お薬手帳や母子手帳をデータ化する

災害時に、かかりつけ医に診察してもらえないときにも

データがあれば、正確な医療情報を

スムーズに伝えることが出来ます。

 

記入してあるページをコピーして

持ち歩くこともできますが、

量によってはかさばりますよね。

 

最近ではスマートフォン用のアプリも登場しているので、

データ化しておくことをお勧めします。

 

「ママケリー」は、お薬情報や母子手帳を

データ化して保存しておくことが出来ます🐼

ぜひこの機会にダウンロードしてみませんか?

 

デスクでも「日常備蓄」を取り入れる

大きな災害ではインフラが寸断し、

物流が止まってしまうことも考えられます。

 

ちょっとしたお菓子や常温でも飲めるパックジュース、

生理用品や使い捨てカイロなどを

ちょっと多めに置いておくだけで日常備蓄になります!

 

賞味期限や使用期限があるものは、

定期的に点検して

期限が近いものから消費するようにしましょう!

 

 

「子どもと一緒」にできる防災対策

 

避難先・連絡手段を具体的に話し合う

もしもバラバラの場所で被災したときのために、

家からの避難先だけではなく、

勤務先や学校からの避難先を

話し合っておくことが一緒にできる防災対策です!

 

このとき、連絡先や連絡する順番も

併せて話し合いましょう。

 

「私が被災したら…」と考えることは、

なかなか難しいものかもしれませんが、

詳細にもしもの時のルールを決めておくことで、

本当に被災し、家族とバラバラに避難したとしても

会える確率は上がります!!

 

特に被災状況によっては、

家族と会えるのが被災して数日後

というケースもありますので、

具体的にルールを話し合うことが重要です。

 

加えて、普段から出かけるときは

家族に行先を知らせる習慣をつけることも

大事な防災対策です。

 

被災のシュミレーションをしてみる

災害時には、普段使ったことが無いものを

利用せざるを得ないケースも考えられます。

 

たとえば、和式のトイレや公衆電話などは

普段使わないけど、非常時には使うかもしれない物の例

ではないでしょうか。

 

どちらも街から少なくなっているものではありますが、

非常時には使うことがありますよね。

 

実際、筆者もはじめて公衆電話を使わないといけない時に

使い方が分からず、とても困った記憶があります。

(ちなみに黒電話のような、ダイヤル式の電話でした)

 

何かあったときに困らないために

命を守るために

普段は使わないものの練習をしておくことも

防災対策の念頭に入れておきましょう!

 

 

自分の身を守る「自助」の考え方

 

この記事では、お母さん向けに

すぐに出来る防災対策を紹介しました。

 

災害時は、特に周りの人と助け合う「共助」が必要です。

しかし、まずは自分の身を守る「自助」を行わないと、

周りの人を守ることは難しくなってくるのでは

ないでしょうか?

 

まずは、自分自身や一番身近な人たちを守るために

出来る対策を行いましょう!

 

 

【この記事を読んだあなたにおすすめ】

勉強する子どもコロナ禍の子どもの気持ちは?子育てのヒント

水害から守る家子どもと一緒にできる!防災意識を高める方法

 

【参考資料】

災害対策基本法(e-Gov法令検索)

防災ブック『東京防災』

女性視点の防災ブック『東京くらし防災』

TEAM防災ジャパン

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