新型コロナウイルスによる新しい生活様式になってから
もう1年が経とうとしています。
コロナ禍の子どもの気持ちや生活について
お伝えしましたが、
子育て中の保護者はどのような気持ちでいるのでしょうか。
コロナ禍の子どもの生活や気持ちは?
国立成育医療研究センターが子どもと保護者1万人に対して
行ったアンケートによると
- ほぼ通常通りに通園・通学したという子どもは90%
- まわりでコロナにかかった人はいない子どもは87%
- 2020年1月よりもテレビやスマホ、ゲームをする時間が
1~2時間・2時間以上増えた子どもは全体の41% - 何かしらのストレス反応がある子どもは73%
だったそうです。
半数近くの子どもの生活リズムは変化し、
7割以上の子どもがストレスを抱えているという状況です。
保護者もストレスを感じていることが容易に想像されます。
コロナ禍の保護者の行動は?
アンケートの結果をまとめると、
- 「感情的にどなった」と回答した保護者は49%
- 「たたいた」と回答した保護者は10%
- 「罵ったり、脅したりした」と回答した保護者は9%
- 「どなられた」と回答した子どもは20%
- 「たたかれた」と回答した子どもは8%
ということでした。
約半数の保護者は、感情的に怒鳴った経験があるようです。
コロナ禍で大人も子どもも
いっぱいいっぱいになっていることがわかります。
また、保護者のこころの状態を尋ねると
- 「こころに何らかの負担がある状態」の保護者は30%
- 「気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている状態」は10%
- 「深刻なこころの状態のおそれがある」は12%
という結果でした。
こちらからも、保護者のストレスが大きくなっている
ことがよくわかります。
半数以上の方はこころの負担を感じており、
悩んでいるのはきっとあなただけではありません。
保護者のストレス発散法は?
では、保護者のみなさんは
どのようにストレスを発散しているのでしょうか?
- 「気晴らしする(趣味・運動・仕事など)」が57%
- 「誰かに話して理解や慰め、励ましを得ようとする」が53%
- 「嫌なことそのものを解決しようとする」が35%
- 「別の視点から見ようとする(他の考え方を探す)」が40%
- 「気持ちを吐き出す(紙に書く、叫ぶ、泣くなど)」が32%
という結果でした。
大半の方が何らかの気晴らしや、
誰かとコミュニケーションを取ることで
ストレスに対処しているようです。
身体を動かすとリフレッシュになる
という声はよく耳にします。
お家で簡単にできる運動を探してみると
いいかもしれませんね。
また、積極的に問題解決を行う方や
別の考え方を探そうとしている方も
半数近くいらっしゃるようです。
子どもやご家族と話し合う時間を持つことも大切ですよね。
子どもの健康のためには、保護者のみなさんの
心と身体の健康が何よりも大切です。
ご自身のライフスタイルに合ったストレス発散法を見つけ、
コロナ禍を乗り越えていきましょう!
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