妊娠検査薬を使用すると、自宅で手軽に検査ができます。
当たり前のように思えますが、妊娠検査薬はこの30年で
進化を遂げてきたまだ新しい発明品なのです！
妊娠検査薬の仕組みと
おすすめの妊娠検査薬をご紹介します。
妊娠の成立について
まずは、妊娠の成立からおさらいしてみます。
月経周期が28日で、規則的な場合
最終月経開始日は妊娠0週0日となります。
排卵日は妊娠2週（14日頃）となります。
排卵日に精子と出会うことができると
卵子は受精卵となります。
受精してから5～7日かけて受精卵は子宮へ運ばれ
着床がはじまります。（19～22日頃）
着床が始まってから、完全に着床が完了するまでには
さらに2～3日を要すると言われています。
着床した時点が妊娠の成立だと考えられており
妊娠2週の終わりか、妊娠3週頃になります。
妊娠が成立すると、絨毛と呼ばれる器官が形成され
そこからhCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）という
ホルモンが分泌されるようになります。
hCGは妊娠以外で分泌されることはないため
妊娠の判定に用いられています。
妊娠検査薬の仕組み
妊娠検査薬は、尿中のhCGを検出する検査キットです。
医療機関で使用されるものや
早期妊娠検査薬と呼ばれるものは
尿中hCGが25IU/Lから検出できるようになっています。
hCGは着床開始時から分泌されているため、
生理予定日である妊娠4週（28日頃）には20～500 IU/Lに
達していると考えられます。
そのため、早期妊娠検査薬であれば
生理予定日頃であっても妊娠の判定を行うことができます。
しかし、一般的な妊娠検査薬は
尿中hCGが50IU/Lから検出されるものです。
生理予定日1週間を経過した妊娠5週頃には、
500～5000 IU/LのhCGが尿中から検出されます。
妊娠していた場合、確実にhCGが50 IU/L検出されるのは
妊娠5週となるため、この時期の検査が
望ましいとされています。
フライングチェックはしていい？
生理予定日頃になると、妊娠しているか気になり
フライングチェックをしたくなってしまいますよね。
生理予定日頃の尿中hCGは
20～500 IU/Lと個人差が大きいため
50 IU/L以上分泌されている場合には、
妊娠検査薬は陽性となります。
生理予定日前に検査薬が陽性となった方は、
喜んでもらって大丈夫です！
しかしながら、妊娠が成立していてもhCG分泌が50IU/Lに
満たない場合には、もちろん陽性反応は出ません。
さらに検査薬が陰性であっても、
「まだhCG分泌が少なかったのかな」と思い
結局モヤモヤした経験はありませんか？
妊娠検査薬の精度はとても高いため、
陽性反応が出て妊娠していない
ということはほぼあり得ません。
市販の妊娠検査薬でのフライング検査は控え、
生理予定日1週間を過ぎてから適切な時期に
使用することをおすすめします！
妊娠検査薬はどれがいい？
妊娠検査薬はたくさんありますが、
どれがいいか迷ってしまいますよね。
生理予定日から検査できる早期妊娠検査薬は
第1類医薬品に指定されているため
薬剤師さんがいる薬局でしか購入することができません。
お値段も一般的な妊娠検査薬の2～3倍となっているため
ネットで買う方がお手軽で、お財布にも優しそうです。
初めての妊娠検査薬には
ロート製薬のドゥ―テストがおすすめです。
採尿部は大きめに設計されており、
たった2秒間尿をかけるだけで、判定することができます！
待ち時間も1分なので、簡単に素早く検査ができます。
オムロンのクリアブルーも
待ち時間は1分で、簡単に判定できます。
判定が大きくて見やすいのが特徴です！
1日のどの時間帯の尿でも検査できますが、
朝一番の尿が推奨されています！
チェックワンは、尿を3秒かけると
1分で判定結果がわかります。
採尿部分がむき出しになっているので、
尿をかけやすいです。
結果が消えてしまわないので、
時間が経ってからも確認することができます！
こちらの妊娠検査薬はAmazon限定にはなりますが、
とにかくコスパが良いです！
5秒以上尿をかけ、1～3分待たなければなりませんが
4本入りで、とにかくお安いです！
妊娠検査薬はたくさんの種類があり、迷ってしまいますが
どれも生理予定日1週間後からの使用が推奨されています。
適切な時期を守って検査をするようにしてくださいね。
【この記事を読んだあなたにオススメ】
緊急避妊薬が薬局で買える？よくわかるメリット・デメリット解説
【参照】
週数別妊婦健診マニュアル
病気がみえる vol.9
病気がみえる Vol.10
