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子ども用市販薬の活用時の注意点

子どもを看病する親

子どものちょっとした体調不良に市販薬を使ってもいいのか

悩んだことはありませんか?

 

発熱や、咳、鼻水、転倒による擦り傷などの場合は、

市販薬でのケアが十分可能です。

しかし、子どもの月齢や症状によって、

病院を受診したほうがいいケースもあります。

 

どのように判断すればいいか、

どのような場合に受診を検討すればいいのか、

上手な市販薬の使い方とともに解説します。

 

 

子どもに市販薬を使ってもいいの?

 

溢れる錠剤

 

子どもにも市販薬を使用して大丈夫です。

しかし、子どもは大人のミニチュアではないことを

覚えておきましょう。

 

大人と同じ症状でも、薬の量を減らせばいいと

安易に考えてはいけません。

子どもは抵抗力も弱く、大人の臓器よりも機能が未熟です。

そのため、市販薬を使うときは説明書に従い、

適切に使用することが重要です。

 

ただし、アレルギー体質の子ども、3か月未満の乳児、

ひどい症状のある場合は病院を受診してください。

 

子どもが元気で食欲もある場合、

ちょっとした風邪症状や、軽い擦り傷、

切り傷程度なら市販薬でセルフケアをするとよいでしょう。

 

 

子どもの市販薬の選び方のポイント

 

提案する看護師

 

子どもの市販薬を選ぶ際には、

症状に合っているものを探すのはもちろん、

剤型や味、服用回数や適応年齢、

有効成分などにも注意しましょう。

 

適用年齢を確認する

市販薬を選ぶ際は、飲ませたい子どもに

服用させてもいいかをしっかりと確認しましょう。

大人には使用できる成分が、

子どもには使用できないケースもあります。

 

それは、子どもの消化管は未成熟なこともあり、

薬剤の吸収・分布・代謝・排泄が

大人と異なる薬物動態をもつからです。

 

薬剤師や登録販売者に相談する

持病やアレルギーがある場合は、

薬剤師や登録販売者に相談しましょう

 

アレルギーが関係する病気は、気管支喘息やアトピー、

アレルギー性鼻炎などがありますが、

疾患によっては使用できない成分もあります。

 

また、食物アレルギーがある場合はさらに要注意です。

薬剤の成分がアレルゲンとなる卵や乳製品などと

関連している場合もあるため、

必ず体質の詳細を専門科に伝えてください。

 

 

子どもの市販薬の活用時の注意点

 

薬と疑問

 

子どもに市販薬を活用する場合、年齢に注意してください。

3か月未満の乳児の場合、市販薬での対応はできません。

 

また、原則として1歳未満の場合も

基本は病院を受診して医師の判断を仰いでください。

 

乳幼児には使用しない

生後3か月未満の子どもが発熱した場合は、

すぐに大きな病院へかかってください。

 

それは、生後間もない時期は予備力が低く、

感染症なども重症化しやすいからです。

哺乳力が弱く、呼吸が苦しそうなときも

すぐに受診する必要があります。

 

逆に、2歳を過ぎ、熱があっても活気があり、

水分も栄養も摂れていれば、

まずは市販薬で対応し経過をみてもよいでしょう。

 

ただし、けいれんや重篤な基礎疾患がある場合は

受診が必要です。

 

2〜3日で効果が出なければ、病院に行く

子どもの体調は変わりやすく、

急激に悪化することもあります。

そのため、市販薬を使用しても効果が見られない場合や、

症状が悪化した場合は病院を受診してください。

 

大人用の市販薬は使用しない

子どもは大人と比較すると体内の水分量も多く、

薬剤の吸収率や代謝は大人と異なります。

 

そのため、たとえ量を少なくしたとしても、

大人用の市販薬を飲ませてはいけません。

 

間違った使い方をすると、

薬剤の効果が強く出過すぎてしまったり、

副作用をまねくことにもなります。

 

 

子どもでも安心!受診できないときは漢方薬もおすすめ

 

漢方薬

 

漢方薬は医薬品として認められており、

小児科で自然由来の治療薬として

子どもに処方されています。

 

市販の漢方薬には、風邪の咳や鼻水、頭痛、下痢などに

効果があるものもあります。

 

対症療法として一時的に使う場合は、

薬局やドラッグクストアで購入することができるので、

夜間や休日などの病院が閉まっている時間や、

旅行先などで急な体調変化を起こした場合に

役立つでしょう。

 

漢方薬は一般的に副作用も少ないといわれているので、

安心して服用できます。

 

子どもの風邪におすすめの漢方薬

・麻黄湯(まおうとう)

古くから、風邪の初期に使われてきた漢方薬です。

悪寒、発熱、関節痛、頭痛などの症状があるけれど

汗は出ていないときに使われます。

 

・小建中湯(しょうけんちゅうとう)

虚弱な子どもの胃腸の不良や

虚弱体質改善に使われる漢方薬です。

「中」とは胃腸のことであり、それを立て直す働きがあります。

風邪からくる腹痛などのお腹の不調に向いています。

 

・五苓散(ごれいさん)

「水」の滞りを改善し、水分代謝を整える漢方薬です。

応用範囲の広い漢方薬で、急性胃腸炎や嘔吐、

下痢、頭痛などさまざまな症状に効果があります。

 

 

子どもの風邪症状などに用いられる漢方薬は

いくつもありますが、飲み方や味、症状などによって

うまく効果を引き出せるかどうかが異なります。

 

とくに、子どもは自分の症状をうまく伝えられないため、

その子どもに適した漢方薬を見つけるのは大変です。

 

また、漢方薬は、

自分の状態や体質にうまく合っていないと、

効果を感じられないだけでなく、

場合によっては副作用が生じることもあります。

 

また、産前産後のからだがデリケートな時期には

服用できない種類のものもあります。

 

そのため、「あんしん漢方」などの

オンライン漢方サービスに、

一度相談してみるのがおすすめです。

 

漢方に精通した薬剤師とAIが、

あなたに効く漢方薬を見極めて、

お手頃価格で自宅に郵送してくれます。

 

●あんしん漢方
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まとめ

 

子どもに市販薬を飲ませた後は、

体調に変化がないか気にかけて観察しましょう。

副作用のあらわれ方は人それぞれです。

 

そのため、自分の不調を

うまく伝えられない子どもにとって、

体調の変化に気づいてあげることが大切です。

 

もし、ぐったりしている、嘔吐した、蕁麻疹や黄疸、

呼吸の変化などがあれば

すぐに医療機関に相談してください。

その際には、使用した市販薬の情報を必ず伝えましょう。

 

 

参考URL

漢方製剤 ツムラ麻黄湯エキス顆粒(医療用)

漢方製剤 ツムラ小建中湯エキス顆粒(医療用)

漢方製剤 ツムラ五苓散エキス顆粒(医療用)

 

<この記事を書いた人>

ライター

あんしん漢方薬剤師
相田 彩(あいだ あや)

昭和薬科大学薬学科卒業。

総合リハビリテーション病院・精神科専門病院・調剤薬局の現場で
漢方薬が使用される症例を多く経験。

医薬品での治療だけではなく、体質や症状に適した漢方薬を活用し
根本改善を目指すことの重要性を実感する。

現在は、症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、
症状緩和と根本改善を目指す
オンラインAI漢方「あんしん漢方」でサポートを行っている。

 

●あんしん漢方(オンラインAI漢方)
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