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保育園と幼稚園の違い|時間や費用、対象年齢を比較

子どもを産んで少し落ち着いたら

「そろそろ幼稚園を探そうかな?」

「子どもを預けて働き始めようかな?」などと、

考える人も多いのではないでしょうか?

 

そこで気になるのが保育園と幼稚園の違いです。

最近では、認定こども園の普及や預かり保育の拡充により、

施設のあり方も多様化しています。

 

この記事では、保育園と幼稚園の違いについて

詳しく解説します。

保育園への入園を検討している人には、

0歳児入園のメリットも紹介しますので

参考にしてくださいね。

 

 

はじめに

 

「保育園は働く人が子どもを預ける場所」

「幼稚園は専業主婦が子どもを預ける場所」

というイメージを持っている人も

多いのではないでしょうか?

 

実際に、保育園に入園する際は就労など

「保育の必要性」を認めてもらう必要があります。

しかし、最近では保育園と幼稚園の要素を合わせた

認定こども園の普及により、選択肢が増えています。

 

3歳以上の子どもが認定こども園に通う場合は、

就労していなくても問題ありません。

育休復帰など、早々に働くことが決まっている場合は

保育園か認定こども園へ、

短時間でのパート勤務や働くことを考えていない場合は

幼稚園か認定こども園へなど、

 

保育園と幼稚園以外の選択肢があることも

認識しておきましょう。

 

 

保育園と幼稚園を選ぶ基準は?

 

保育園と幼稚園、どちらに通わせようか迷ったときは

「就労の有無」「勤務時間」「子どもを預ける年齢」

を基準に選びましょう。

 

たとえば、子どもが1歳で育休復帰となれば、

必然的に保育園または認定こども園への入園となります。

子どもが3歳で5時間程度のパート勤務となれば、

預かり保育を利用しながら幼稚園に通えます。

 

先述したように、認定こども園を利用する方法もあるため

「保育園か幼稚園か?」ではなく

「どこの施設にするか?」を基準にしましょう。

 

施設を選ぶときは、主に以下のような項目を

重視すると良いでしょう。

 

  • 勤務時間と預かり時間が合っているか
  • 自宅や勤務先から通いやすいか
  • 子どもの性格と園の方針が合っているか
  • お弁当やバス送迎など生活に支障がないか
  • 園内の雰囲気は明るく清潔か
  • 施設設備や人数配置に危険がないか
  • 制服や行事にかかる費用が高すぎないか
  • 行事や保護者参加の集まりがどれくらいあるか

 

要件を満たしている園があれば、

ホームページや見学にて雰囲気の確認をおすすめします。

 

ジャングルジムで遊ぶ子ども

 

 

保育園と幼稚園の違い

 

保育園と幼稚園には、以下のような違いがあります。

合わせて、新しく普及した認定こども園の特徴も

紹介しますので参考にしてください。

 

保育園 幼稚園 認定こども園
対象年齢 0歳~
小学校就学前
3歳~
小学校就学前
0歳~
小学校就学前
標準的な
保育時間
7~19時
(原則8時間)
9~14時
(標準4時間)
7~19時
(4時/8時間)
かかる
費用
・幼児無償化対象
・乳児の保育料は所得により異なる
・幼児無償化対象
(従来型の私立幼稚園は上限あり)
・バス代や行事費
・幼児無償化対象
・乳児の保育料は所得により異なる
給食の
有無
あり
※施設による
あり/なし
※施設による
あり
※施設による
保育内容 保育所保育指針に沿っておこなう 幼稚園教育要領に沿っておこなう 両方を取り入れる
先生の
取得免許
保育士免許 幼稚園教諭免許 両方の免許
園の所管 厚生労働省 文部科学省 内閣府

【出典】内閣府「認定こども園概要」
【出典】内閣府「幼児教育・保育の無償化について

 

以下、それぞれの違いを詳しく解説します。

 

対象年齢

保育園は、0歳から預けられます。

労働基準法により、産後休業8週間の取得が

定められているため、

正確には生後57日以上から入園可能です。

 

保育園によって異なるため、

出産後すぐに預ける場合はチェックしておきましょう。

 

幼稚園は主に3歳から入園可能で、

なかには2歳児クラスを設けている園もあります。

また、4歳からの2年保育を基本としている幼稚園も

多いため、希望する幼稚園に問い合わせてみましょう。

【出典】厚生労働省「労働基準法における母性保護規定」

 

標準的な保育時間

保育園の保育時間は、園によってさまざまです。

夜間に預けられるような保育園もたくさんあるため、

仕事の都合に合う園を選びましょう。

 

保育園の利用時間は、

保護者の就労時間によって定められます。

月120時間以上の就労であれば

「保育標準時間大11時間利用可能です。

保育短時間」に認定された場合は、

最大8時間の利用になります。

 

一方、幼稚園は4時間程度の利用が基本です。

なかには、夕方まで預かり保育を実施している園も多く、

勤務時間によっては働きながら

幼稚園に通わせることも可能といえます。

 

かかる費用

「幼児教育・保育の無償化」により、

幼稚園、保育園、認定こども園などを利用する

3歳~5歳児までの利用料が無料となっています。

満3歳になってから迎える

4月1日~小学校入学までの3年間が対象です。

 

とはいえ、どの施設も給食費や行事にかかる費用は

必要なので注意しましょう。

保育園や認定こども園に通う0~2歳児の保育料は、

保護者の所得によって決められ、

住民税非課税世帯は無料です。

 

給食の有無

給食の有無は、施設によって異なります。

 

給食が基本の保育園や認定こども園でも、

週に1日だけお弁当の日を設けているケースも

少なくありません。

 

幼稚園はお弁当持参が多いため、

負担に感じる場合は給食提供のある園を選びましょう。

 

お弁当

 

保育内容

基本的に保育園は、児童福祉法により

「保育に欠ける乳児または幼児を保育する」

ことを基本としています。

生活面を中心とした指導により、

食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱など、

基本的生活習慣を身に付けます。

 

一方、幼稚園は学校教育法により

幼児を教育し適当な環境を与えてその心身の発達を助長する

ことが基本です。

 

認定こども園は、保育が必要な子どもと、

教育を求める幼児が混在しているため、

どちらの要素も取り入れているという特徴があります。

 

先生の所得免許と園の所管

保育園は保育士が、

幼稚園は幼稚園教諭が指導にあたります。

認定こども園に勤める先生は、

どちらの免許も取得しています。

 

保育園は厚生労働省の管轄で、就労など

保育の必要性を認められなければ入園できません。

入園希望は、各自治体に問い合わせます。

 

幼稚園は、文部科学省の管轄で、

各自で入園基準や募集人数を決定しています。

 

認定こども園は内閣府管轄で、保育園と幼稚園の

どちらの要素も取り入れているため少し複雑です。

以下のような認定区分に分けられ、入園方法が決定します。

 


  • 1号認定
    満3歳以上/保育の必要性がない/教育標準4時間
  • 2号認定
    満3歳以上/保育の必要性がある/最大8時間または11時間
  • 3号認定
    0歳~2歳/保育の必要性がある/最大8時間または11時間

 

幼稚園的利用を希望する1号認定は各施設へ問い合わせ、

保育園的利用の2・3号認定は

お住まいの自治体に申込をおこないます。

 

 

保育園と幼稚園、それぞれの良さ

 

保育園と幼稚園には、それぞれの良さがあります。

特徴を紹介しますので、入園先検討の参考にしてください。

 

保育園の良さ

保育園の良さは、なんといっても保育時間の長さです。

フルタイムで働く予定の人や、残業がある人でも、

柔軟に対応してくれます。

そのほか、保育園には以下のような良さがあります。

 


  • 0歳児から入園可能なため産後すぐに仕事を始められる
  • 離乳食やトイレトレーニングを保育園で進めてもらえる
  • 給食やおやつの提供がありバランス良く栄養を摂れる
  • 早いうちから生活リズムが整う

 

また、保育園によっては行事に力を入れていたり、

英語やスイミングなど教育面が充実していたり、

幼稚園に劣らない教育が期待できることも。

 

さまざまなメリットがありますが、

0~2歳児入園の高収入家庭は、保育料が高くなるデメリット

があります。

家庭の状況を考慮して、入園時期を検討しましょう。

 

幼稚園の良さ

幼稚園の良さは、やはり小学校に上がる前の

教育的準備にあります。

体育・英語・読み書きなど、小学校入学を意識した

プログラムが組まれている点が特徴です。

そのほか、幼稚園には以下のような良さがあります。

 


  •  3歳からの入園なので乳児期に子どもとゆっくり関われる
  • 幼稚園によってはバス通園があり送迎が負担にならない
  •  保護者参加の行事が多くコミュニティを作りやすい
  • 長期休みがあり家族との時間をしっかり確保できる

 

選ぶ幼稚園によっては、音楽や習字など習い事の要素を

組み込んでいることも少なくありません。

 

さまざまなメリットがありますが、

やはり預かり時間が短いため

仕事を始めようと考えている人は、

預かり保育などの調整が必要です。

 

 

子どもを預ける基準

 

保育園や幼稚園への入園を考えるにあたって

「子育てが大変なので早く預けたい」と思う人もいれば

「子どもと一緒にいたいから仕事復帰したくない」と、

考える人もいるでしょう。

 

仕事復帰の都合など、子どもを預ける基準や

考え方はそれぞれです。

ここからは、子どもを預ける時期によって

異なるメリットを紹介します。

 

0歳で保育園に入れるメリット

0歳から保育園に預けようとすると、周囲から

「かわいそう」「もっとゆっくりしたら」などと

言われることも多いでしょう。

しかし、0歳入園には以下のようなメリットがあります。

 


  • 待機児童が少なく入園しやすい
  • 人見知りが始まる前で保育士に慣れやすい
  • 子どもの生活リズムが整いやすい
  • 保育士と一緒に子どもの成長を見守れる
  • 家ではできない遊びを体験させてあげられる
  • 異年齢と触れ合うことで子どもの刺激になる

 

また、早くから職場復帰することで、

経済的余裕が生まれるのも

メリットのひとつといえるでしょう。

 

0歳以降で預けはじめるメリット

0歳以降、ある程度成長してから預ける場合には、

以下のようなメリットがあります。

 


  • 子どもの「はじめて」を家でしっかり見られる
  •  集団生活による感染症など重症化するリスクが少なくなる
  •  個性が見えてくるので子どもに合った園を選べる
  •  オムツやミルクなどが不要で持ち物が少ない

 

2~3歳くらいになれば

「のんびり過ごすのが好き」

「活発で体を動かす遊びが大好き」など、

子どもの性格がみえてきます。

子どもに合った園を選ぶことで、

長所を伸ばしてあげられるのもポイントのひとつです。

 

子ども4人

 

 

まとめ:ライフスタイルや子どもに合わせて選びましょう

 

認定こども園の普及や、預かり保育の拡充により

「兼業主婦は保育園」「専業主婦は幼稚園」という

縛りはなくなりつつあります。

 

保育園か幼稚園か、入園に迷った際は

家族のライフスタイルや子どもの特徴に合わせて

選択することをおすすめします。

 

入園の時期に明確な基準はありませんが、

0歳児入園がかわいそうということはありません。

集団生活は子どもの成長に良い影響を与えます。

 

どの年齢でも、最初は新しい環境に

泣いてしまうかもしれませんが、

子どもの順応力はとても高いので安心してくださいね。

 

 

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